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JR指宿枕崎線 乗り鉄旅『指宿のたまて箱』と本土最南端の始発・終着「枕崎」駅|2024年「推し活」旅 第一弾in鹿児島⑤

鹿児島旅3日目。

この日は、ひたすら列車に乗って移動と車窓を楽しむ「乗り鉄」旅。

列車についての知識はない「にわか」ではありますが、鉄道旅を楽しみました。

鹿児島駅から、観光列車『指宿のたまて箱』に乗車

ライブ翌日の朝は、ゆっくりめの出発。

2泊した鹿児島市内を離れ、薩摩半島を南下していきます。

鹿児島中央駅から乗車するのは、9時56分発の観光列車『指宿のたまて箱』

こちらに乗車し、終点の指宿駅を目指します。

黒と白の2色に塗られたボディ。

JR九州のHPには

玉手箱を開ける前後の浦島太郎の髪の毛を 白と黒の車体で表現

とありました。

・・・髪の毛の色がデザインコンセプトの列車、初めて見たわ。

指宿は、龍宮伝説発祥の地とも言われています。

ただ「龍宮伝説 場所」で検索したら、日本各地色んな所がヒットしました。

いいんですよ、真実はいつも一つじゃないこともあります。

個人的には、顔面2色使いはキカイダーを思い出します。子供の頃、再放送で見ていて大好きだったんですよね。(特撮ヒーローが好きな少女でした。)

略称「いぶたま」

ちょっと、美味しそう。

ホームの椅子も、いぶたまカラー。

今回の私のお席はこちら。

列車は2両編成で、予約したのは2号車のカウンター席。

こういう観光列車は、カウンター席が設けられているものが多く、一人旅でも予約しやすいのがありがたい。

そして、カウンター席は正面が窓なので、向かい合わせの2人掛け席よりも、景色を楽しむのに適しています。

車内の内装・設備

テーブルの上には、木のドリンクホルダー。

ペットボトルがジャストサイズ。(大体、ドリンクホルダーってそういうもんでしょ。)

手書きの可愛いパンフレット。

2号車はカウンター席の他に、2人掛け座席とソファ席があります。

そして、キッズ向けの特等席とベビーサークル(こちらは、フリースペース。)

1号車へ移動。

1号車のフリースペースのソファ席。

観光列車に乗ったら必ずもらう、乗車証(スタンプ押印)

カニと共に、記念撮影。

こういう日付パネルも必ずあって、記念撮影できます。

一度も撮ったことないけど。(友達と行った時以外、旅行で自分の写真はほぼ撮らない。)

車内のあちらこちらに、玉手箱が描かれています。昨日の島津の家紋探しに次いで、本日は玉手箱探し。

車内の玉手箱を10個見つけたら、その瞬間煙に包まれ、顔が5歳ほど老け込むとか。(リアルな老化現象)

信じるか、信じないかは、あなた次第です。(今思いついた大ウソなので、絶対に信じないでください。)

車窓からの景色

『指宿のたまて箱』が走るのは、JR指宿枕崎線。

薩摩半島の沿岸部をそうように走っていきます。

車窓の景色は、錦江湾。

残念ながら、超曇天で景色がほぼ水墨画。

雨予報だったんですが、ホテルに付くまで降らなかったので良しとします。

向こうに見えているのは、大隅半島・・・だったような。(既に記憶なし。)

観光列車では、景色のいいところなどで撮影できるよう、減速することも多いのですが、いぶたまさんは、通常スピードで颯爽と走り抜けて行きました。

なので、乗車時間もあっという間。約1時間後の10時47分、指宿駅に到着。

指宿駅で時間つぶし

指宿と言えば、温泉。中でも砂風呂が有名。

ですが、今回の私の目的は砂風呂ではありません。

ここから更に列車に乗り継いで、JRの南端の始発・終着駅である「枕崎」駅を目指します。

端っこを攻めたい!というのが一番の理由ですが、もう一つはJR九州の株主優待でもらった1日乗車券をまだ使えていなくて。今年の6月末までが有効期限なので、使っておこうと思った次第です。

指宿駅から枕崎駅に向かう列車まで、約40分待ち時間があるので、一旦駅を出てみました。

指宿駅、ホームから改札までの道。

いぶたまさんは、10周年を迎えたそうです。

よく見たら「2011年3月12日」運行と書いているので、10周年は3年前。

この日付、日本人ならすぐに思い出すのが、あの大地震。

イベントは全て中止の看板が、全てを物語っています。

しかし、この写真と比べたら、だいぶ黄ばんだね・・・いぶたまさん。

今は白というか、ほぼクリーム色やわ。でも柔らかみがあって、いい色やと思うよ。

温泉で有名な指宿駅。もっと観光客で賑わっているかと思いきや、正直あんまりでした・・・(行ったの、日曜日だったんですけどね。)

人混み嫌いなので、閑散としている観光地は個人的に嬉しいんですけど。

駅の外のポストも、いぶたまカラー。

さすが、温泉の街・指宿。
駅前に足湯がありました。列車まで時間あるので、ここでひとっ風呂あびることに。

足首下のみ入浴。

外反母趾とか、内反小趾とか、足ふってぇなーとか、色々目につくと思いますが、スルーしてください。

しばし足湯でリラックスした後、ホームに戻って枕崎駅行きの列車の到着を待ちます。

JR「最南端」の駅・西大山駅

指宿駅から乗車するのは、11時30分発 枕崎駅行きの普通列車。

終点枕崎駅までは約1時間半です。

明らかな鉄オタさんらしき方も数名。何ででしょうね、雰囲気で分かるよね、鉄オタさんって。

にわかも一緒に乗り鉄させて頂きます。

終点の枕崎駅は「最南端の始発・終着」駅ではありますが、JR最南端の駅は枕崎駅ではありません。

最南端のJR駅は、同線の西大山駅になります。

加えて、西大山駅は100名山の一つ、開聞岳を望むビューポイントでもあります。

そんな西大山駅で、写真が撮りたい。でも、途中下車して次の列車を待つのもなぁ・・・と思っていたら、駅で停車時間が2分ありました。

しかも発車30秒前には、ベルを鳴らして合図をしてくれます。

列車に乗車している大半の人が(そもそも、それほど乗客乗ってないんですけど。)ホームに降りて記念撮影。

驚いたのは、列車の到着を沢山の人がホームで待っていたこと。

改札もない駅なので、乗車券なしで入れちゃうんですよね。多分。

そんな訳で、狭いホームに記念撮影する人がわちゃわちゃ。

悠長に撮影する余裕はありません。そもそも2分しかないし。

列車が止まっている状態だと「最南端の駅」の碑と、開聞岳がもろ被り・・・

ささっと撮影して、座席に戻ります。

ちなみに「JR」最南端の駅は西大山駅ですが、日本最南端の駅は沖縄県を走るゆいレールの「赤嶺」駅みたいです。

沖縄に駅できちゃね。本州はかなわないよね。

f:id:iechiko:20240617122308j:image列車の窓から見た開聞岳。
f:id:iechiko:20240617122305j:image西大山駅を出てから数分後、車窓全面に開聞岳。

標高924メートルとそれほど高い山でもないんですけど、周囲に他の山がない分、存在感が凄い。「薩摩富士」とも呼ばれ、円錐形の美しい形をしています。

物凄い噴煙噴きだしてるように見えてますけど、雲です。

枕崎行きの場合、進行方向左側の席からよく見えました。

日本最南端の「始発・終着」駅 枕崎駅

指宿駅から1時間半、車窓を眺めていたら退屈知らずで枕崎駅に到着。

北の始発・終着駅は、北海道の稚内駅。

そこからずーっと延びた線路も、ここ枕崎駅で終着です。

これ以上先に線路はありません。

南端攻めたから、いずれ北端も行きたいものです。

枕崎駅の駅舎は、こじんまりとしていましたが綺麗でした。

中には駅ノートが置いてあり、ここを訪れた旅人の方たちの色んな思いが綴られていました。

中でも目を引いたのが、私も好きでチャンネル登録している鉄道系YouTuber・西園寺さんのメッセージと、その西園寺さんの動画を見て来ました!という多くの視聴者さんの書き込み。

駅周辺には、沢山の「最南端始発・終着駅」の碑。

ここから、稚内駅を目指して乗り鉄旅をした人(または、稚内駅から枕崎駅目指して南下してきた人)、沢山いるんだろうなー

私もちょっと、やってみたい・・・

駅前の観光案内所にも「最南端終着駅」

その横の灯台でも「最南端」推し。

枕崎駅に来た目的は、駅に降り立つことが目的だったので、特に観光はしません。

駅前のスーパーでちょっと買い物して、30分後の折り返し列車に乗って、指宿駅に戻ります。

さっきも乗ってきた車両に、再び乗車。

何故か乗客の皆さん、先頭車両にしか乗っていなくて、2両目貸し切り。

・・・え?枕崎駅出発時に、先頭車両から切り離されて置いていかれるとかないよね?って一瞬だけ不安なったわ。絶対そんなことないけど。

結局、西大山駅まで、ずーっと貸し切りでした。

再び、車窓には開聞岳。

開聞岳の登山口は、開門駅から徒歩20分程度で着くそう。

駅標には、山じゃなくて謎の未確認生物みたいな(多分)鳥が描かれていました。

推し活から一転、乗り鉄と化して、ひたすら車窓を眺めて過ごした1日。

今夜は、指宿の温泉宿に宿泊です。