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花手水発祥のお寺「柳谷観音 楊谷寺」あじさいウィーク2024 後編

あじさいウィーク開催中の柳谷観音 楊谷寺への参拝記。

前回の続きです。

iechiko.hatenablog.com

境内にあるハートを探せ!

境内を歩いていると、色々な所にハート型を見つけることができます。

全部でどれぐらいあるのか分からないですが、見つけた物をご紹介。

奥の院前の池に浮かべられたアジサイ。

これは正直、ハートをモチーフとしているのか分からないんですが、隣で写真撮ってる方が

ほら、これハート型になってんちゃう!?

って言ってたので、そのように見える人がいるのなら、もうそれはハート型の池アート(?)と言っても過言ではないでしょう。多分。知らんけど。

奥の院の横にあったベンチ。

奥の院と、その裏手にある愛染堂の間にあった敷石。

アジサイロードの地面。

お空のハートを探してみる。

この、足元ハートが目印のようです。

ここに立って上を見上げてみると・・・

いびつではありますが、横向きのハートが見られます。

ちょっと、あれやね。写真の頃より木々の葉が茂ってもうて、ハートと言うには苦しくなってきてますけどね。

弘法大師の霊水「独鈷水(おこうずい)堂」

弘法大師には、数々の水にまつわる伝説が残っています。

ここ柳谷観音にもありました。お大師さんの霊水伝説。

お遍路結願してから早5年が経ちますが、お大師像を見つける度に毎回「ご無沙汰しております」とご挨拶しています。

お大師さんは、全国色んな所にいらっしゃる。

弘法大師像の下には、足型があり、そこに四国八十八か所霊場のお砂が敷いてあります。

公式HPによると

足形の上に履物を脱いで上がり、「南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)」と21回唱えれば足腰が丈夫になる健脚のご利益をいただけます。

とのことです。

この像の奥に、独鈷水堂があります。

お大師さんが祈祷を施し、眼病平癒の霊水になったという独鈷水。

江戸時代に、霊元天皇が眼病を治癒したことをきっかけに、明治時代まで天皇家に独鈷水を献上していたと伝わっています。

自由に汲んで持ち帰ることができます。

お持ち帰りのボトルも、境内で販売されているようです。

上書院

あじさいウィークの期間中、特別公開されている上書院。

上書院を含む拝観料は1,500円です。(通常拝観料は700円)

入場時に、時間指定が書かれたチケットを渡されます。(あじさいウィーク期間中の上書院拝観は15時まで。)

上書院には本堂の中を通って行くので、一回拝観した本堂内へ再び。

上書院に上がる階段から見た浄土苑。

まずこの「足香」というお清めのけむりをまたいで、上書院の室内へ。

上書院は、特別な方をお通しするための茶室として、明治時代後期に建立されました。

最近までは公開されていなかったようですが、映画『日本のいちばん長い日』の撮影に使われたことをきっかけに、室内が整備され、現在では毎月の縁日(17日)の午前中と、今回のような「〇〇ウィーク」開催時に特別公開されています。

(「あじさいウィーク」の他に、春の「新緑ウィーク」と秋の「もみじウィーク」も開催されています。)

あと、出光興産のCMでも使われているみたいです。

映画も見てないし、地上波のテレビを全く見なくなってしまったので、CMも見たことないから、正直全然ピンと来ていませんが。

ま、メディアで使われるほど、素敵な景観だということです。

1階では、机のリフレクションを使った写真が撮影できます。

2階に上がると、窓から見る庭園が素敵です。

私は紅葉シーズンよりも、春の青紅葉が好きなので、床の赤絨毯とお庭の青紅葉の景観が、凄く気に入りました。

花階段

弁天堂横にある階段には、アジサイが並べられた花階段があります。

撮影スポットなので、常に行列ができています。写真撮りたい方は、並んで待ちましょう。

待ってる間、龍発見。

あじさい階段の上には、ぼんぼり飾り。

御朱印

あじさいウィーク期間中の特別御朱印を含み、多数の御朱印がありました。

御朱印帳に直書きの御朱印を頂きたい場合は、申込用紙に希望する御朱印を記入して、御朱印帳と一緒にお渡しします。

私は、限定御朱印の⑤龍スタンプ朱印を頂きました。辰年ですしね、今年。

それほど広くない境内にも関わらず、気づけば2時間近く境内で過ごしていました。

今回初めて柳谷観音に行って思ったことは、歴史があるお寺であることはもちろん、プロデュース力のあるお寺だなーというのが一番の感想です。

長岡京市の山の中の「わざわざ」行かないといけない場所にあるお寺だからこそ、話題作りが必要やと思うんです。

お寺の経営って、素人が思っている以上に大変やろうし。(知らんけど。)

なので、花手水を始め、SNSやメディア受けする景観を作り出して、これだけ沢山の人を集める手腕は素晴らしいなーと妙に感心してしまったのです。

そして、対照的な存在として思い出したのが、境内が一切撮影禁止だった坂東三十三所の佐竹寺・・・

iechiko.hatenablog.com

ま、お寺ごとに考え方があるでしょうから、何がいいとか悪いとかもないですけどね。

帰りはバスの時間が中途半端だったので、ひたすら坂を下って駅まで1時間かけて歩きました。

関西もようやく梅雨入りし、あじさいの季節もそろそろ終わり。

柳谷観音のあじさいウィークも、残り1週間程度となります。

雨の中、傘を差して境内を歩くのはちょっと大変でしょうけど、雨に濡れたアジサイの景色も趣がありそうですね。

(徒歩で行く場合、雨の中は結構キツイと思われますが…)

利用案内(あじさいウィーク開催時)

  • 拝観料:700円(上書院除く) 1500円(上書院含む) 
  • 開館時間:9:00~17:00

yanagidani.jp