福島旅行最終日は、会津若松からひたすら鉄道に乗って大阪に帰ります。
途中下車した駅で観光することもなく、完全に「にわか乗り鉄」の1日。
- 会津若松駅から会津鉄道の「お座トロ展望列車」に乗車
- 車内の様子
- 猫駅長がいる「芦ノ牧温泉」駅
- トンネル時間もエンタメ要素たっぷり
- 鉄橋上から見る紅葉の絶景
- 終点「会津田島」駅に到着
- 会津田島駅からは「リバティ会津」で一気に東京へ!
- おまけ
会津若松駅から会津鉄道の「お座トロ展望列車」に乗車
会津若松駅からは観光列車「お座トロ展望列車」に乗車し、終点兼鉄印記帳駅の会津田島駅を目指します。
「お座トロ展望」とは、「お座敷席」「トロッコ席」「展望席」の3つに分かれていることから付けられた名前。
運行は基本的に4月~11月の土日。私が大阪へ帰る日は平日だったので、運行はないものと思っていましたが、恐らく紅葉シーズンだからでしょう。10月21日(土)~11月9日(木)までは、平日も含め毎日運行されていました。(2023年の場合)
全席指定となっており、通常の乗車券に加え、座席指定券(大人400円・小人200円)が別途必要。
座席の指定はインターネットからできました。しかも、平日だったからか、前日でも予約可能でした。実際乗車しても、空席は多く、乗っている側からしたら混雑していなくてかなり快適でした。
なお、支払いはネット予約時に行うのではなく、乗車してから車掌さんに直接払いました。
乗車券見せると(予約画面も見せたかも、忘れたわ・・・)座席指定券を発行してくれます。あと、それ以外にもアテンドさんが乗車証明書もくれました。
JR会津若松駅の一駅となりの「西若松」駅からが会津鉄道の路線となりますが、お座トロ展望列車はJR会津若松駅に乗り入れており、ここが始発駅。
なお、会津若松駅から西若松駅までの一駅区間は、座席指定券不要で乗車券のみで乗車可能です。
車内の様子
大きな窓がある展望席。ですが、会津若松駅から会津田島駅方面へ向かう場合、一番後ろの車両になるので、窓に背を向ける形となります。
お座敷席。掘りごたつでテーブルが大きい座席。グループで乗車するにはいいかも。
トロッコ席。
6~9月の期間は、窓を外して運行されますが、10月の時点で最低気温10度を下回っていた福島。乗車した時はちゃんと窓がはめられていました。
私はこのトロッコ席を予約。お隣が空席だったので、途中車窓の景色などは隣の席に移ったりしつつ、自由自在に動いて撮影することができました。
ちょっと窓枠が視界を遮りますが、まぁ、しゃーない。
あと、背面がおもいっきり直角ですが、それは自分でうまいこと体を傾けて最適な態勢を見つけてください。
内装はシンプルです。
観光列車ならではの、オリジナルグッズの販売もあり。
ポスト、車内で初めて見た。
「臨時列車では投函できません」と記載がありました。私が乗車していたのは平日運行が臨時便?それ以外の土日便ならちゃんと投函できるって事なんかな。
9:48 会津若松駅を出発!最終の会津田島駅到着まで約1時間40分の鉄道旅です。
猫駅長がいる「芦ノ牧温泉」駅
出発してからほどなくして、前日に歩いた向羽黒山城跡がある山々が見えました。
出発から約20分。芦ノ牧温泉駅に到着。こちらの駅で10分ちょっと停車します。
鉄道と言えば、美少女キャラ。
こちらの駅は、猫駅長がいることで有名。
猫駅長(ぬいぐるみ)と写真が撮れるスポットもあります。
色んなところにいる猫駅長。
駅舎内にも猫・猫・猫。
初代ばす駅長は、18歳と長寿の猫さんでしたが、2代目らぶ駅長は昨年、8歳の若さでお亡くなりになってしまったようです。
現在の駅長は一番右側の「さくら」ちゃん。写真ではアテンダントとなっていますが、らぶ駅長の跡を継いで3代目駅長に就任されたそう。
ネットで調べていたら、初代ばす駅長の社葬動画が見つかりました。一緒に働く仲間として、社員の皆さんや地域の方たちに愛されていたことが分かる映像で、ジーンときました。
駅舎内にお花も供えられていました。
そして、肝心の猫駅長「さくら」さんですが・・・
私が行ったの月曜日。すなわちお休みの日でした。
・・・がっくしにゃん。
なお、出勤していたとしてもねこさんは撮影禁止。不特定多数の人間が入れ替わり立ち代わり撮影したら、ストレスになるんでしょうね。
ということで、周囲に貼ってあった先代「らぶ」駅長と、現「さくら」駅長の写真を眺めて萌えておく。
・・・何て可愛いんだ。
(どちらかと言えば犬派ですが、でも猫も好き。てか、モフモフしているもの何でも好き。)
沢山の猫駅長グッズ売ってます。
駅舎を出ると、外にも駅職員の猫さんたちの写真がずらり。
本物には会えませんでしたが、沢山の猫さん写真で癒されました。
ホームにあったハートのフォトスポット。
何で?って思ったんですが、もしや先代の「らぶ」駅長と掛けてるんか・・・?
再び列車に乗り込み、芦ノ牧温泉駅を出発。
トンネル時間もエンタメ要素たっぷり
芦ノ牧温泉駅から湯野上温泉駅間はトンネルが数か所あります。車窓が楽しめなくなる時間ではありますが、その間も乗客を飽きさせません。
列車からトンネルの壁に映し出された映像を見ることができます。
このアニメーション以外にも、「にゃん旅鉄道」という猫駅長が主人公の映画の予告編も流れていました。(昨年公開されたドキュメンタリー映画みたい。)
鉄橋上から見る紅葉の絶景
車窓から見る景色は鉄道旅の醍醐味の一つ。
少し色づいた山々が車窓を流れていきます。
湯野上温泉駅と塔のへつり駅の途中、橋梁の上で一旦車両が停車してくれます。
その間、右へ左へ移動しながら車内で撮影タイム。ただし、ガラスが間にあるので、反射してしまいあまり上手く撮影できませんでした。
車窓の景色を撮影するには、窓ガラスがない方がいいでしょうが、紅葉シーズンに窓ガラスなかったら凍死する。(そこまでは寒くないやろ。)
景勝地「塔のへつり」の最寄り駅。その名もそのまま「塔のへつり」駅。
「へつり」とは断崖の意味。川沿いに塔の形が並んでおり、国の天然記念物にもなっている観光スポット。
この駅で降りていかれる方も多かったです。
どこの駅か忘れましたが、会津鉄道普通列車に遭遇。あかべことお揃いの真っ赤な車両。
田んぼ!山!空!
終点「会津田島」駅に到着
11:20 会津田島駅到着。
お座トロ展望列車の運行は、ここまで。ここが鉄印の記帳駅で、どのみちこの駅で降りる予定にしていたので、ちょうど良かったです。
乗車券にたった400円で、この列車に乗れるのはかなりお得感ありでした。途中下車したり、車窓ゆっくり眺めたり、とても楽しい鉄道時間を過ごすことができました。
次は13:03発のリバティ会津に乗車。1時間40分もあります。
とりあえず鉄印を頂きます。
複数種類がありましたが、既に売り切れのものもあり。
あかべこの絵が可愛いこちらの鉄印を頂きました。
駅構内に、日本酒の自販機。
そして外には立ち飲みスペース。お酒好きならここでチビチビやりながら時間つぶしもできますが、私アルコール飲めないので、そんな楽しみ方もできず。
会津田島駅は結構大きな駅。お土産屋さんや飲食店も併設されています。
鉄道グッズとか
地元のお野菜とかも売ってた。
外にはSLの展示。
駅のすぐ近くに「キチパン」というパン屋さんがあったので、そちらでランチタイム。
会津田島駅からは「リバティ会津」で一気に東京へ!
会津鉄道は、野岩鉄道・東武鉄道と相互乗りいれをしており、ここから一気に東京まで乗り換えなしで行くことができます。
ちなみに、会津鉄道も鉄印参加社の一つで、既に昨年栃木旅の際に鉄印はゲット済。
会津田島駅から乗車するのは特急「リバティ会津」
会津田島駅から乗車した方は少なく、しばらく車内はガラガラでしたが、鬼怒川温泉駅や下今市駅から大勢の方が乗車し、車内はほぼ満席。
やっぱり日光は人気だ。
約3時間かけて北千住駅到着。列車の3時間、音楽聞きながら車窓眺めてるだけであっという間に感じるので、全く苦痛ではありません。
北千住駅から東京駅へ。そして、東京駅から新幹線で新大阪駅へ。
この日、線路脇で火事?が起こったとかで東海道新幹線が運休していたので、大阪に帰れるかちょっと心配していたのですが、夕方には運行再開されていました。(遅延はしていたけど。)
基本、新幹線は自由席派なので、遅延していようが関係なし。駅のみどりの窓口は大混雑していたけれど、自由席車両は驚くほどガラガラでした。
ということで、1日中ひたすら鉄道に乗り続ける鉄道系Youtuberさんのような過ごし方をしてみましたが、思いのほか楽しかったです。
にわか乗り鉄も板について来たな。
おまけ
お座トロ展望列車車内で、北塩原村の方たちによるお土産販売がありました。
3日前に行ってきたばかりですが、そこで何も買っていなかった&試食させてもらって美味しかったのでワカサギ甘露煮(小)を購入。
帰ってからご飯のお供として、一瞬でなくなりました。この甘辛い味って、ほんと罪。