11月5日に行われた「東北・みやぎ復興マラソン」の翌日は、仙台市内を観光。
仙台と言えば、伊達政宗公!
まずは伊達政宗公の霊廟・瑞鳳殿へ。
瑞鳳殿へのアクセス
・JR仙台駅より「るーぷるバス」で約15分。「瑞鳳殿前」下車徒歩7分
・地下鉄東西線「大町西公園」駅下車 徒歩約20分
るーぷるバスは、仙台市内を走るループバス。瑞鳳殿や仙台城などの観光スポットを巡るのに便利です。
注意点は、一方方向でしか運行していないこと。1日乗車券もあるので、周遊しながら仙台市内を観光するのも良しです。
マラソンの翌日とは言え、平日なのでそれほど人も多くないだろうと思ったら、仙台駅のるーぷるバス乗り場は長蛇の列。臨時バスも出るほどでした。
仙台は台湾、中国、韓国との直行便が飛んでいるので、海外観光客の方がとても多かったです。まぁ、もはやどこでも海外観光客の方は多いんですけど。
瑞鳳殿について
瑞鳳殿は、仙石藩の藩祖・伊達政宗公を祀る霊廟です。
1636年、政宗公の死後、2代藩主の伊達忠宗公によって造営されました。
桃山文化の遺風を伝える豪華絢爛な建築物で、1931年には国宝に指定されましたが、1945年戦災により焼失してしまいました。
現在の建物は、1979年に再建されたもの。2001年に改修が行われ、創建当時の極彩色が再現されています。
また、敷地内には2代藩主以降の伊達家藩主の廟も造営されています。
境内のみどころ
瑞鳳殿境内図がこちら。
現在地となっている所から、廟所へ上がる階段が左右に分かれています。
順路は、左側の階段を上がって、時計回りにぐるっとまわります。
ちなみに、ここまで来るのにも、このような階段を上がって来ています。
前日にフルマラソンを走った身には、結構堪えます・・・左おケツの坐骨神経痛がつらい・・・
右足薬指の水ぶくれも痛い・・・
この碑より奥が有料エリア。手前の受付でチケットを購入します。大人570円。るーぷるバスの1日乗車券を持っていれば、団体料金460円が適用されます。
涅槃門
瑞鳳殿の正面門。
樹齢数百年の青森ヒバが使われ、焼失前と同様の飾り彫刻がなされています。
瑞鳳殿
こちらの拝殿をくぐると、伊達政宗公の廟所・瑞鳳殿があります。
政宗公は、生前ホトトギスの初音を聞くために、ここ経ヶ峯に登り、家臣に死後はこの場所に墓所を造るよう命じたそうです。
亡くなったのは江戸ですが、その後仙台に運ばれ、この地に葬られました。
本殿の扉は通常閉められていますが、政宗公の命日である5月24日や、新年など特別な日に御開帳されているそうです。
柱には獅子頭、欄間に飛天、花頭窓に鳳凰などが施されています。
改修されて20年超。まだまだ色彩の鮮やかさは健在です。
屋根の竜頭瓦も改修時に復元されたものです。
このあと、瑞鳳殿近くにある資料館へ。
副葬品や初代政宗公、二代忠宗公、三代綱宗公の復元容貌像などがありました。
8分間の「瑞鳳殿の見所を紹介する映像」があり、これがなかなかに勉強になりました。この映像見たあと、もう一度瑞鳳殿に行って、映像で説明されていたものを確認しに行きました。
上の瓦もその一つ。
弔魂碑
幕末に起こった戊辰戦争、函館戦争で殉職した仙台藩士や旧幕臣・米沢藩の仙台応援隊士の方たち、及び民間で犠牲になった方たちを弔うために、明治10年に建てられた碑。
こちらの目印に従って、続いてのエリアへ。
・・・階段多い。足、痛い・・・。
感仙殿
二代藩主・伊達忠宗公の廟所。
忠宗公は政宗公の死後、38歳で藩主となりました。法治体制の確立や、新田開発の治水、港湾の整備などを行い、仙台藩の基礎固めを行いました。
私が勉強不足という事もありますが、伊達家って伊達政宗はめっちゃ有名な戦国武将の一人ですが、二代目、三代目って今回初めて名前知りました・・・
基礎固めを行った偉大な人物。忠宗公。しっかり覚えておこう。(多分、明日になったら忘れてる。)
瑞鳳殿同様、1931年に国宝に指定されましたが、1945年の戦災で焼失。
その後、1985年に再建されました。
善応殿
三代藩主・伊達綱宗公の廟所。
綱宗公は、芸術的な才能に長けたお方だったそう。
こちらも同じく1945年に焼失したのち、1985年に再建。
妙雲界廟(みょううんかいびょう)
初代~三代までは、豪華な彫刻が施された廟所が建てられていますが、その後は廟建築が廃され、板石塔婆に雨屋のみとなります。
妙雲界廟は、九代藩主周宗公、十一代藩主斉義公夫妻の墓所。
・・・一気に普通のお墓。
利用案内
- 観覧料:大人570円 高校生410円 小・中学生210円
- 開館時間:2月1日~11月30日 9:00~16:50(最終入館16:30)
12月1日~1月31日 9:00~16:20(最終入館16:00)
- 休館日:12月31日(1月1日は瑞鳳殿本殿のみ無料開館)