お城と坂東札所を巡った茨城旅。3日目は鉄印参加社の鹿島臨海鉄道に乗って、大洗へ。
今回は鉄印旅で訪れた大洗をご紹介します。
「鹿島臨海鉄道」に乗車し、水戸から大洗へ
鹿島臨海鉄道の大洗鹿島線は、水戸駅から鹿島サッカースタジアム駅を結ぶ全線非電化の路線です。
なお、この他にも、貨物輸送の鹿島臨港線も運営されています。
改札はJR水戸駅と同一。ただし、鹿島臨海鉄道はIC対応していないので、切符の購入が必要です。
水戸から大洗までは330円。乗車時間は14分。
平日の9時過ぎ。車内はかなり空いていました。
鹿島サッカースタジアム駅は、その名の通り鹿島アントラーズのホーム「カシマサッカースタジアム」の最寄り駅。恐らく試合がある時は混雑するのでしょう。
また沿線上にある「長者ヶ浜潮騒はまなす公園前」駅は東日本で一番長い駅名だそう。
天井には年季の入った扇風機。ただ、ちゃんと冷房も効いています。
なかなか味のある車両。
大洗駅はアニメ『ガールズ&パンツァー』の舞台ということで、駅にはキャラクターが沢山。
通称『ガルパン』
一度も見たことがないので「戦車がどーたらこーたらのアニメよね、確か・・・」程度の知識しかありません。(でも思わず写真撮っちゃう)
鉄印は、改札ではなく改札前にある売店で購入します。
駅の売店というよりは、味のある商店街にありそうな店構え。
桃鉄バージョンの鉄印を購入しました。
桃鉄バージョンは、桃鉄のキャラクター以外にも、このようにご当地にゆかりのある人物の絵柄の鉄道会社さんもあります。
水戸と言えば、やはり黄門様。ほがらかな笑顔で癒されます。
日本一のサメ飼育数を誇る水族館「アクアワールド」
鉄印旅の場合、①鉄印を貰う為だけに乗車 ②目的地へ行くための交通手段として使用し、ついでに鉄印ゲット ③鉄印をもらった上で、周辺観光もする
この3パターンに分かれますが、今回は③の周辺観光付き鉄印旅。
大洗駅周辺の観光地を2か所訪れます。まずは水族館「アクアワールド」
駅から少し離れているため、水族館までは大洗町循環バス「海遊号」で移動。
バスを利用して大洗を観光する場合、こちらの1日フリー乗車券が便利でお得です。
乗車時に運転手さんから購入することができます。
循環バスの1回の運賃は100円と激安。フリー乗車券は200円なので、往復すればプラマイゼロ。
加えて、チケットを見せれば各施設で割引も受けることができます。
水族館の入館料が200円お安くなるので、実質バス代無料で水族館に行けます。
水族館へ行くには緑色の「アクアワールド・大洗ルート」に乗車。もう一つ「大洗サンビーチルート」もあり、フリー乗車券なら1日何度でも乗り降り自由。
ただし、バスの運行時間は1時間に1本程度と非常に少ないので、効率の良さはあまりよくないです。(地方のバス移動あるある。)
海遊号で大洗駅からアクアワールドまでは15分。果たして今年に入って水族館何か所行ったかしら。
どうも、水族館大好きおばさんです
入館したタイミングで、ちょうどショーが始まる時間だったので、まずはオーシャンシアターへ。
オーシャンシアターでは、1日数回イルカとアシカのショーが開催されています。
水槽近くの席は「水濡れ」と注意書きがありました。最初「大した事ないっしょ」と気にせず座っていたんですが、常連のような親子連れがカッパを着出したので
え?マジで?(ユニバの)ウォーターワールドレベル?
と慌てて席移動。
これ、正解でした。水濡れゾーン全てでずぶ濡れになる訳ではないですが、場所によっては、相当な水をイルカちゃんからプレゼントされます。(前に写っている親子連れの方は、レジャーシートを盾に防いでいました。・・・慣れていらっしゃる。)
大きな窓から入り込む太陽光が逆光で、写真の露出が定まらない・・・
イルカとアシカ、仲良くチュッ。色んな生き物が共存して成り立つ世界。それが地球。(急にどうした。)
このでっかいイルカに水ぶっかけられます。イルカから大量に水を浴びせかけられるのが夢という方、ぜひ最前列へ。
アクアワールドは海に面した水族館。施設越しに太平洋が見えます。
シアター横にある屋外エリアには、オットセイ・カリフォルニアアシカ・フンボルトペンギン。意外と暑さに強いんだね、この子達。
水族館で割と定番のイワシトルネードや、クラゲもいいですが、この「アクアワールド」の一番の特徴は、サメ!日本一の飼育数を誇り、現在60種ものサメがいるそうです。まず、サメにそんなに沢山の種類がいることに、サメ素人としては驚きです。
マンボウもいます。何度見ても不思議なフォルム。
でかすぎ大ウナギ。180センチで31キロだそう。果たして、大ウナギからはうな重何人分できるんだろう・・・?
利用案内
- 入館料:大人2,300円 小中学生1,100円 幼児(3歳以上)400円
- 開館時間:9:00~17:00(最終入場は16:00)
- 休館日:6月と12月に休館日あり
海上鳥居が有名な「大洗磯前(おおあらいいそさき)神社」
水族館を2時間ほど見学した後、再び水族館前から循環バスに乗車し「大洗磯前神社」バス停で下車。「アクアワールド」から「大洗磯前神社」までは5分。
到着したのが12:06。そして次に大洗駅に向かうバスは、13:41発と1時間半以上あります。お昼休憩の都合でしょうかね。
神社を参拝するだけでは1時間半もかからないので、バス停近くにあった『磯料理 日野治 お食事処』でランチタイム。
やっぱり海の近くに来たら海鮮丼食べなきゃね。
お腹を満たした後、神社へ参拝。
道路に面して立つ、大きな白鳥居。こちらは二の鳥居。
境内までは、長めの階段が続きます。食後の運動、運動。
随神門
随神門・本殿・拝殿は、江戸時代に水戸藩2代藩主・徳川光圀公によって造営されました。黄門様の功績がここにも。
門の両脇を守る狛犬は備前焼。
拝殿
大洗磯前神社の御祭神は、大己貴命(オオナムチノミコト)と少彦名命(スクナヒコナノミコト)
大己貴命は、大国主命と同一視されている神様で、この2柱の神様は日本を回って、医療や農業などの知識を人々に教えてまわったと言われています。
平安時代の「文徳天皇実録」によれば、856年12月29日に、突如海が輝き、この2柱の神様が大洗の地に降臨されたということです。
その際、里人の一人に神憑きをし「昔、この国を造り常世の国に去ったが、人々の難儀を救うために再び戻ってきた」と言ったため、創建されたのがこの大洗磯前神社とのこと。
本殿
拝殿の後ろに位置する本殿。
塀越しにしか見えませんが、特徴的な茅葺の屋根は綺麗に見ることができました。
社務所で御朱印を頂き、一旦階段を下りて海辺へ。
神磯の鳥居
大洗磯前神社のシンボルとも言えるのが、海上の岩場に立つ「神磯の鳥居」
ちょうど上の写真の鳥居越しに見える建物の間に、細い歩道があり、そこを抜けると海辺に出ます。
御祭神の神々がご降臨したとされる岩礁に、現在鳥居が建てられています。
鳥居の近くまで行くことはできず、手前の歩道から見学するのみ。
日の出の時刻には、太陽と鳥居の絶景写真が撮影できると人気のスポットでもあります。特に元旦の朝は、神職の方が海岸に降り、初日の出をお参りする儀式が執り行われるんだそう。
波の高さや海の満潮・干潮によって、様々な景観を見せてくれそうな場所でした。
利用案内
- 拝観料:無料
- 開門時間:4月~8月 5:30~18:00 9月~3月 6:00~17:00
おまけ
生き物、正面から捉えてみたシリーズ。
うー!マンボウ!!