日本の夏を彩るお祭りは沢山あり、しかもどれも大体同時期に開催されるのでどこに行くか悩んだ結果、2023年に訪れたのは青森ねぶた祭!
ホテルの予約の都合で、青森に訪れたのはねぶた祭り最終日。
昼はねぶた運行、夜はお祭りのフィナーレを飾るねぶた海上運行と花火大会。
今回は、ねぶた祭り最終日・夜の部の模様をご紹介します。
昼のねぶた運行の記事はこちら。
花火大会、公園で見るか、埠頭で見るか
昼のねぶた運行を見終えた後、夜の部までしばらく時間があるので「青函連絡船・八甲田丸」を見学したり、海辺周辺をぶらぶら散策するなどしたのち、一旦ホテルへ。
夜の部のスケジュールは、19:00~海上運行 19:15~花火大会。
海上運行・花火大会を見学するにあたり、有料エリアのチケット購入も考えていたんですが、気づいたら売り切れていました。そして、当日券も10時から発売されていたんですが、その時間私は絶賛青森に向かって飛行中。
ということで、有料エリアチケットを手にできず。
結局、ネットでねぶた祭りの花火が見やすい無料エリア情報を調べて、何か所か候補を見つけ、実際に始まったら移動しながら見やすい場所を見つける作戦に出ました。
花火大会始まってから、そんなにウロウロできるのか分からないけれど、まぁ何とかなるでしょう。(結果、余裕でウロウロできた。)
青森駅は青森湾にほど近く、海沿いに様々な施設が並んでいます。
海に描かれている花火をまさにこれから見ようとしているところ。
一時期、毎年大阪で有名な「淀川花火大会」に行っていたのですが、その時のイメージで花火大会=激混み。最寄り駅の十三駅でマジで圧死するかと思った事あります。
初めてゆえ、ねぶたの花火大会の混雑具合がイマイチ分からなかったのですが、昼の運行を見る限り、それほど人は多くない印象。最終日は月曜日。週末の夜のねぶた運行を目当ての人の方が多かったのではないでしょうか。現場におらんかったから知らんけど。
ひとまず17時半過ぎにホテルを出て、A-FACTORY前の広場で屋台などが数軒出ていたので、そちらで軽く腹ごしらえ。
こちらがA-FACTORY。お土産屋さんや飲食店が入っている施設です。
ほたてコロッケ購入。適当な場所に座って食べる。A-FACTORY前が浜辺になっていて、その周辺にも花火の場所取りをしている人がちらほら。
このAOMORIモニュメントのある周辺。
ここにそのままいるのもいいけれど、まだ時間もあるし、ひとまずの定位置探しでブラブラしてみる。
観光物産館・アスパム。段々と人も多くなってきました。
その後、このアスパムから更に東側にある「青い海公園」へ行くも、既にシートを敷いて場所取りをしている人が多数。座って待てるような場所がなかったため、その更に東にある「聖徳公園」へ。
周囲には結構人がいたので、ここも花火鑑賞スポットの一つだろう、と公園内の階段に腰を据えて、開始時間を待つことにしました。
とっても遠目のねぶた海上運行
この時期、19時過ぎはまだうっすら明るい。スマホいじったり、隣でワイワイしている子供たちの会話に気を取られていると、海の方が徐々に騒がしくなってきた。
(海側に背を向けて座っていた。)
振り向いて海沿いを覗くも、前に数列人だかりができていてよく見えない・・・
そして、地元の人は花火が目当てなのか、ねぶたを見ようともせず座ったままの人多数。まぁ、地元だとそんな感じかもしれませんね。私も大阪市内で行われている「天神祭り」今年も行きませんでしたし・・・
少し移動して、人が途切れた隙間から覗いた先に見えたねぶたがこちら。
・・・もはや海に浮かぶ光る物体でしかない。
ここは駄目だと早々に聖徳公園から青い海公園へ移動。
先ほどよりは近くに見えた光るねぶたらしいもの。(ねぶたです。)
場所探しをしていた時から薄々気づいていたのですが、この時私は確信しました。
旅行費用をかけて見に行くお祭りは、きちんとお金を払って有料席で見るのがベスト。
有料席以外でも、割と近場で海上運行のねぶたが見られると期待していたのですが、そんな事はなかったです。(私が見えるスポットを見つけられなかっただけかもしれませんが。)
そして青い海公園は木々が乱立していて、結構見にくい。
見やすい場所には既に人がいるし、そもそも私は低身長なので視線が低い。
木々の隙間から見えたねぶたらしい光るもの。(間違いなく正体はねぶたです。)
肉眼だともう少し綺麗に見えたのですが、写真(スマホ)だとこれが限界。
遠くでねぶた通ってるなー程度の見え方でした。そして、ねぶたの運行開始15分ほどで花火も打ちあがり始めます。
が、またもや公園の木に被って見えんがな・・・
公園内を移動して、花火が見える場所を探す。
おぉ!見えた!
公園の少し高台になったところ。距離感はこんな感じ。
ただ、もう少し見やすい場所があるかもしれない・・・と数分ここで立ち止まったあと、またまた移動を開始。移動が自由自在にできることはソロの特典。
海側は人が沢山いますが、どこもかしこも足の踏み場がないほどに人が場所取りをしている訳ではないので、反対側の道路に出るのは結構容易でした。
アスパム&ベイブリッジ周辺から見る花火
アスパムの外側に、海上運行されていないねぶたが展示されていました。
お目当ての光るねぶた鑑賞できました。動いてないけど。
花火はずーっと上がり続けている訳ではなく、数発上がって数分休み。また数発上がって、数分休み。という感じ。
アスパム(左側に見切れている建物)の駐車場から見えた花火。公園よりは見やすい。
でも、もう少し移動してみる。
結局、最初にコロッケ食べていたA-FACTORY方面へ戻りながら更なるベスポジ探し。
青森ベイブリッジ付近。こうなったら、一通り海沿い全部歩いて見てみよう。
幸い、道路はどこもそれほど混んでないから余裕で歩ける。
花火、橋にもろ被る。違う、違う、ここじゃない。
またまた登場AOMORIモニュメント。
個人的ベスポジは、八甲田丸横
そして、このまま更に青函連絡船・八甲田丸の付近まで歩いてみました。
昼の運行と夜の部の間に、八甲田丸を見学しに行ったのですが、その際、船の中から花火の場所取りをしている人たちが見えたんです。
左側に複数の場所取りブルーシート。
ということで、その辺りまで行ってみると・・・
え!ここ今まで一番近くで花火見えるじゃないか!
ここがベスポジじゃないか!
しかも、前の方はシートを敷いて座っている方が多数いますが、その後ろはガラガラ。
立ったままにはなりますが、一切人混みにまみれる事なく花火鑑賞が可能。
ということで、花火開始から約1時間。複数箇所で鑑賞した結果、この場所を定位置として花火鑑賞することに決定!
数発上がって、数分休みのリズムがあるので、休みの間はぼーっと海風に吹かれて佇む待ち時間。
海風をじーっと立って浴びていたら段々と冷えてきました。
8月なのに寒い!さすが青森!
と思いながら途中で長袖を羽織りながら鑑賞。(しかし、この後は毎日最高35~6度の暑さで、二度とこの長袖のアウターが登場することはありませんでした。)
風が割と吹いている割には、煙が被ってしまっていることが多かったのは何でだろう?
まぁ、それでも十分綺麗ではあったんですが。
最後はこれでもか!!とばかりにどでかい花火が打ちあがり、周囲からも大歓声。
動画でお届けできないので、降り注いだ一発を最後にご紹介。
た~まや~
大きな拍手で花火大会は幕を閉じました。
花火大会が終了したのは20時40分頃。花火大会の所要時間は大体1時間20分でした。
この後、駅に向かう人で道は多少混んでいましたが、正直、淀川花火で体験した大混雑に比べたら全然可愛らしいもの。予想していたよりだいぶスムーズにホテルまで戻ることができました。
ただし、夕飯の買い出しに立ち寄ったコンビニの品数は相当少なかったですが・・・
最後の定位置とした八甲田丸の近くに当初いたので、下手にウロウロしない方が良かったんじゃないか説もありますが、色んな場所で鑑賞してみるというのもなかなか楽しい経験だったので、これはこれでよし。
何年ぶりかも思い出せないぐらい久しぶりの生の花火鑑賞。大混雑もなく、暑さもなく、ノーストレスで楽しむことができました。
おまけ
ゾウさん。(ブレブレ)