えちこの旅ブログ

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『ねぶたの家 ワ・ラッセ』で祭りの翌日もねぶたを楽しむ|2023年8月青森&岩手の旅③

ねぶた祭りの翌日も、引き続きお祭りの余韻を楽しみます。

まずはお祭り期間外でも、ねぶた文化に触れられる施設『ねぶたの家 ワ・ラッセ』へ。

お祭り文化の予習として、本当はここへ行った後に本番のお祭り見た方が良かったんでしょうけど、前日は結構混んでる感じだったので、行くのやめました・・・

ま、後追いにはなりますが、改めてねぶたを知るために再び「ラッセーラ」

ねぶたの家 ワ・ラッセでねぶたを学ぶ

JR青森駅から徒歩2分程度。昨日から私がウロウロしている青森ウォーターフロントエリアにあります。

こちらの施設では、ねぶた祭りを学んだり、実際のねぶたを間近で見学することができます。

まずはねぶた祭りの由来や、青森市内各地のねぶた祭りについての紹介展示を見学。

ねぶた祭の由来については、諸説ありますが、その一説は奈良時代に中国から伝来した七夕祭りと、古来から津軽にあった精霊送り、人形、虫送り等の行事が一体化したというもの。

またねぶた祭りは青森県の各地で行われています。

特に今回私が見学した「青森ねぶた」と合わせて「弘前ねぷた」「五所川原立佞武多(たちねぷた)」の3つは三大ねぶた祭りと呼ばれています。

こちらは弘前藩が江戸時代に独自に改良した「津軽錦」がモデルと言われる金魚ねぶた。

名人コーナーでは、歴代のねぶた職人の方たちの紹介パネルもありました。

そして、1Fのねぶたホールには、昨年実際にお祭りで運行したねぶたの展示。

私が見たかった暗闇に光るねぶたを、ここでは数基見学することができます。

しかも動いていないから、好きな角度から写真撮り放題。

オニにもズームアップし放題。

ちなみに、小さいお子さんがねぶた見て「怖いぃぃぃ」って泣いていました。

私、子供の頃超絶ビビりな上に暗所恐怖症だったので、その子の気持ちが痛いほど分かります。それだけこの鬼の形相がリアルで凄みがあるっていう事なんですけれどね。

大人になれば、この鬼の姿も芸術作品としてじっくり見られるようになるから、頑張るんだよ。

(心の中でエールを送ってみる。)

2022年商工会議所会頭賞『鍾馗(しょうき』

2022年優秀制作者賞・市長賞『琉球開闢(かいびゃく)神話』

2022年最優秀制作者賞・ねぶた大賞『龍王』

『田村麿 悪鬼高丸を滅す』

解剖されたねぶた。

光が反射して一部読めない・・・本来、ねぶたには竹が使われていましたが、現在は針金が使用されているとのこと。昔の制作方法を再現した竹のねぶたも展示されていました。

ねぶた制作者の紹介コーナー。

『ワ・ラッセ』利用案内

  • 拝観料:大人620円 高校生460円 小・中学生260円
  • 拝観時間:9:00~18:00(5月~8月は9:00~19:00)
  • 休館日:12/31、1/1、8/9・10

www.nebuta.jp

廣田神社でねぶた御朱印を頂く

ワ・ラッセ見学後、向かったのは廣田神社。

こちらではねぶた祭の期間、限定御朱印が頂けるということでそちらを目的に参拝しました。

「廣」の字だけ付け替えたんかな・・・?

訪れると、絶賛昨日までのねぶた飾りの撤去中。ということで、お仕事中の方が写り込まないように鳥居、上半身のみ撮影。

廣田神社の主祭神は天照大御神。合わせて、大国主命・事代主神・蛭子命が御祭神として祀られています。

そして、公式HPによると「一切の厄 病気 災難を祓い除ける全国唯一 病厄除守護の由緒ある神社」とのことです。今のご時世にこそ参るべく神社じゃないですか。

コロナ退散・コロナ退散・コロナ退散

私が行った時には既に取り外されていた金魚燈籠の下に、限定御朱印の紹介。

小さくて分かりにくいですが、一番左の切り絵バージョンねぶた御朱印が欲しかったのですが、既に売り切れていました。

ということで、金魚ねぶた献灯祭り切り絵御朱印を購入。1,000円でした。

こちらの神社、他にも月替わりの御朱印や、通常御朱印も複数あって、とても御朱印の種類が豊富な神社でした。

そして、神社内にあった案内板によると、境内に鎮座する五社を参る五社参りが正式な参拝方法ということで、道を渡った反対側にある残りの4社にも参拝。

(写真、2社しかないけど・・・)

廣田神社利用案内

・授与所・社務所:8:30~16:30

・休務日(授与所・社務所):水曜日

hirotajinja.or.jp

これで今回の旅のねぶたに関する観光は終了。

最終日だけでしたが、実際のねぶた祭りを見ることができ、また「ワ・ラッセ」ではねぶた作りを行う職人さんの熱い思いを知り、とても楽しい時間を過ごすことができたのですが、それゆえ運行時の暴力事件をニュースで知り、非常に残念な気持ちになりました。

こういうニュースが出ると、見る側にはせっかくの伝統や文化よりも「暴力事件」のイメージが先行してしまい、また受け継ぐ次の世代にも抵抗感が生まれてしまうだけなのにな・・・と。

それでも、素晴らしいお祭りを見せて頂き、お祭り運営に関わった方たちには感謝の気持ちでいっぱいです。

おまけ

旅の途中で出会ったねぶたたち。

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呪術廻戦ねぶた。五条先生、領域展開中。

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遮光器土偶ねぶた。
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三大ねぶた揃い踏み。