2023年5月長野旅。「一生に一度」と言われた善光寺を参拝し、長野県立美術館でアート鑑賞。
その後、長野駅から電車で40分ほどの場所にある小布施に行き、数時間だけではありますが、ぶらりと街散策をしました。
善光寺の記事はこちら。
小布施の街は、古くから栗の名産地として知られています。また、葛飾北斎が晩年4年間在住していたことから、北斎ゆかりの地としても有名。
ちなみに私は『小布施見にマラソン』というマラソン大会の存在を通じて、小布施町という場所を初めて知りました。地元の方の応援やおもてなしが素敵な地方大会として、ランナーの間で人気の大会の一つ。かねてから気になっているのですが、いまだ出場したことはありません。機会があればぜひ。(と思っている場所があり過ぎて大渋滞)
長野駅から小布施駅へ
小布施駅へのアクセスは、長野駅から長野電鉄・長野線に乗り約40分。
私は長野県立美術館から一旦、長野駅まで30分弱歩いて長野電鉄に乗ったのですが、美術館から徒歩10分の距離に長野電鉄の善光寺下駅という駅がありました。
善光寺近くには長野駅しかないと思い込み、無駄に20分多く歩いてしまった・・・
(食べたアップルパイのカロリーを消費するためと思おう。多分、20分歩いたぐらいじゃ消費できてないけど。)
長野駅に停車していた「特急スノーモンキー号」
長野電鉄の長野線の終着駅は湯田中駅。そこから車で15分ほどの場所に温泉につかるおサルさんが有名な地獄谷野猿公苑があります。
特急だと小布施まで28分。若干早いですが、この時は普通列車の方が早く出発し、小布施に先に着いたので、普通列車に40分電車に揺られ、小布施駅に到着。
駅からは北信五岳と呼ばれる5つの山々が見えます。ちなみに、駅の写真は帰りの電車待ちの時間に撮ったので、完全に夕景です。
電車の展示がありました。恐らく、鉄道好きの方ならこの車両の価値が分かるんでしょうが、いかんせんにわか鉄道好きゆえ、よく分からず・・・(でもいつか知識がついたときに見返せるよう、写真は撮っておく。)
小布施の街をぶら散歩
小布施の観光スポットがあるエリアは、駅から10分ほどの場所。駅前はがらんとしていて人気が全然ありませんでした。
北斎館
長野県立美術館に行き、絶賛脳みそがアートモードなので、まずは北斎館で葛飾北斎の作品鑑賞。
北斎館のHPによれば、葛飾北斎が小布施の街に初めて訪れたのは83歳(!)の頃。
小布施では地元の豪商・高井鴻山の庇護を受け、製作活動を行っていました。
小布施の岩松院本堂には、北斎が88歳の時に手掛けた畳21畳分もの大作の天井画「法王図」があります。この天井画も見に行きたかったのですが、岩松院が駅から徒歩30分と少し離れており、時間的に難しくて行けず・・・
その代わり、ここ北斎館で肉筆画や版画をじっくり鑑賞しました。
訪れた時に開催されていた企画展が『東都遊覧~北斎と巡る江戸の町~』(2023年6月11日までの開催なので、現在は終了しています。)
展示室の最後にある2基の祭屋台。こちらは東町祭屋台。龍と鳳凰が描かれています。
もう1基の上町祭屋台には男浪図と女浪図が描かれています。そちらの写真は撮り忘れていました・・・
人物や町の描写が細かいものも多く、江戸の町の賑わいが伝わってくるような絵が沢山あって見ていて凄く楽しかったです。
あと、80歳過ぎてからの作品からもパワーがみなぎり過ぎていて、葛飾北斎という人物に興味が凄く湧きました。
栗の小径
北斎館と高井鴻山記念館を結ぶ道。土蔵が並ぶ栗の木を敷き詰めた道。
2~3分ほどの短い道なので、あっという間に通り抜けてしまいますが、誰も人がいなかったのもあり、静かで落ち着いた雰囲気の場所でした。
「栗の木テラス」でモンブラン
栗の名産地に来たならば、大好物のモンブラン食べて帰らない訳にはいきません。
(昼前にアップルパイ食べてますけど、甘いものなんて何ぼ食べてもいいですからね。)←いい事はない。
栗菓子店桜井甘精堂が営むカフェ「栗の木テラス」
外を歩いていて、それほど街全体混雑している感じじゃなかったので、お店も空いてるかと思いきや、20分強待ちました。
モンブラン以外のケーキも美味しそうだったので、一瞬心揺れましたがやはりここはモンブラン食べて帰らねば、と謎の使命感に駆られてモンブラン(520円)を注文。
この日コーヒー飲んでいなくて、どうしても飲みたくなったのでコーヒー注文したんですが、こちら日本紅茶協会に認定されている紅茶が美味しいお店です。種類も沢山ありました。
でも、珍しくコーヒーもポットサービスで出てきました。カップに3杯分ぐらいたっぷりコーヒー飲めました。
甘さ控えめの栗のクリームが上品で、とても美味しかったです。
到着したのが、2時半過ぎだったので、結局滞在したのは2時間半ほど。
17時にはカフェ含めほとんどの場所が閉まってしまうので、紹介した場所にしか行けませんでしたが、のんびりとした街の雰囲気を少しだけでも満喫できました。
今度はぜひ、マラソン大会出場で訪れてみたいです。
おまけ
長野旅行とは関係ないですが、モンブラン繋がりで。
京都の有名モンブランのお店「和栗専門 沙織」(写真はジェイアール伊勢丹店)
絞る時に、声掛けてくれて生絞りの行程を見せてくださいます。
ドリンクセットで2,000円ちょっとと決してお安くはないですが、かなりのボリュームがあり食べ応えもあります。結構お腹いっぱいの状態で行ったので、食べきれるかと思ったのですがで気づいたらなくなっていました。・・・手品?(お前があっさりぺろりと食うたんや)