えちこの旅ブログ

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【世界遺産】賀茂御祖神社(下鴨神社)

世界遺産名:古都京都の文化財

※794年の遷都により誕生した平安京。その後1869年に東京へ首都機能が移るまで約1,000年の間、日本の首都として繁栄した京都(および滋賀大津市)の文化財17件が登録されています。(登録年:1994年)

今回ご紹介するのは京都市左京区にある下鴨神社。正式名称は賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)ですが、下鴨神社の方が一般的な呼称なので、ブログ内では「下鴨神社」の名称で紹介します。

下鴨神社へのアクセス

・京都市バス「下鴨神社前」または「糺ノ森」下車

・京阪電車「出町柳」駅から徒歩約12分

私は京都市内を観光する際、バスを使うことはほぼありません。市バスは便利だとは思うんですけど、電車の方が時間読めるし、あとお店や神社仏閣が点在しているので、歩いてまわる方が新しい発見があって好き。

出町柳駅から出て、河合橋を渡ります。

下鴨神社は、地図で見ると分かりやすいのですが、賀茂川高野川に挟まれた三角地帯にあります。

この川の合流場所は「鴨川デルタ」と呼ばれていて、亀や鳥などの飛び石があることでも有名。

ここで合流した川が「鴨川」となります。上流は「賀茂川」下流は「鴨川」同じ読みですが表記が異なるのは何でだろうと思った方は、自分で調べてみてください。(説明放棄)

いつも水質底辺の大阪市内の川を見て過ごしているので、京都市内の川の透明度は羨ましい限りです。

いや、せやかてワシ、川きたのーても大阪のことは好っきやで。

(突然の不自然なまでの関西弁)

下鴨神社について

最初にも書きましたが、下鴨神社の正式名称は「賀茂御祖神社」

同じく世界遺産に登録されている「賀茂別雷神社」は通称「上賀茂神社」

鴨川の上流と下流に祀られているため、それぞれの名称で呼ばれるようになりました。

(下鴨神社の公式HPの表記が「鴨」なので、川の名前も「鴨川」で統一します。私、京都市民じゃないし、こだわりもよー分からんので。)

正確な創建時期は不明です。公式HPによると、紀元前90年に神社の瑞垣の修造が行われたという記録があるため、それ以前より祀られていたと考えられています。

御祭神は「賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)」「玉依媛命(たまよりひめのみこと」(初代天皇神武天皇の母)

賀茂建角身命は「八咫烏」に姿を変え、初代天皇である神武天皇を熊野から吉野まで導いた神。八咫烏と言えば、三本足の鳥の姿が、日本サッカーのシンボルマークにもなっています。

賀茂氏の正体・八咫烏・アジスキタカヒコネ。都市伝説好きなら興味そそられる話題です。(神話の深堀動画、ハマると沼のように見入ってしまう人)

境内案内

都市伝説を知れば、また違った角度からも楽しめるかと思いますが、ここはシンプルに神社境内をご紹介します。

河合橋を渡り、葵公園の右手側を歩くと一の鳥居が見えてきます。

ここから少し歩いて、御陰通を渡ると両側を木々が茂る参道となります。

糺の森

境内を取り囲んでいる森全体が糺の森と呼ばれる史跡です。

その面積は124,000㎡。甲子園球場の約3倍だそうです。(これ、関西圏以外なら東京ドームで例えるやつ。ピンと来るようで来ない例えベスト3に入るやつ。)

樹齢200~600年の木々が立ち並び、神木としてしめ縄が巻かれている木も数本あります。いずれの木も立派で、こちらの糺の森を歩くだけでもとても気持ちがいいです。

ちなみに、私の友人はこの糺の森を歩いているときに「おかえり」という声がどこからともなく聞こえたそう。(信じるか信じないかはあなた次第。てか「おかえり」ってことは元々ここにいたの?賀茂氏なの?これ、神秘的な話っていうか、普通に怪談とも取れるよね。)

奈良の小川

南口鳥居

さざれ石

国歌「君が代」の歌詞に出てくるさざれ石

さざれ石って色んな神社にあるよな、と思っていたのですが、そもそも「さざれ石」というのは「小さな石」という意味だそう。なるほど。

相生社(あいおいのやしろ)

縁結びのご利益があるという相生社のお隣には、縁結びの御神木があります。

こちらの木は、お隣の相生社の縁結びのご利益によって、2本の木が1本に結ばれたと伝わっています。しかもこの木、4代目ということで、過去の木が枯れてしまっても、また一つになる木が生まれてくるのは、やはりこのお社のお力か・・・?(「信じる者は救われる」という言葉を信じて、信じておきます。)

縁結びの神様やけど、この二人は絶妙な距離感。

楼門

楼門を抜けると、社殿が立ち並ぶエリアとなります。

楼門をくぐると左右に回廊があるのですが、左手側には御簾が掛けられた小部屋のような場所があります。

「剣の間」と呼ばれ、葵祭の際に勅使の方がここで剣を解かれるための場所なのだそう。

京都3大祭りの一つ「葵祭」いまだに一度も見たことがなく(てか、京都3大祭りとも全て)今年、初めて行ってみようと計画しています。

舞殿

楼門の真正面に舞殿。

中殿

こちらをくぐると、ご本殿参拝所があります。

本殿ともう一つ参拝したい場所が干支の神社「言社」

これ、実質祀られている神様、全部大国主命じゃないか・・?

私も自分の干支(酉)のお社に参拝。今年の干支ウサギさんと同じお社でした。

中門を出て、御手洗川へ。

葵祭に参加される斎王代(斎王の代理の女性)が禊を行う「斎王代禊の儀」が行われる場所です。(禊は下鴨神社と上賀茂神社の交互で行われ、今年は5月4日に上賀茂神社で行われたようです。)

御手洗社

おはらい、お清めの社。

御手洗池の地底から自然に沸き上がった水泡をかたどったものが「みたらし団子」の発祥と伝えられています。

あの甘じょっぱさがたまらない美味しいお団子は、ここから始まった模様。

ゆえに、下鴨神社の近くには有名なみたらし団子屋さんがありますが、ランチが遅めでお腹いっぱいだったので、今回はそちらに行かず。(まぁ、お腹いっぱいでも多分食べられたんだろうけど、私の胃なら。)←年明けから2キロ増量したまま、元に戻らん・・・

細殿御所

説明の看板によると「歴代天皇の行幸、法皇、上皇院の御幸の安在所」であった場所。

馬場

帰りは、行きに通った参道と瀬見の小川を挟んで隣にある馬場を歩いて戻ることに。

葵祭の有料観覧席かな・・・?

雑太社(さわたしゃ)

馬場沿いにちょっと変わった神社があります。通称「ラグビー神社」

御祭神の神「魂」命(かんたまのみこと)が「球」に通じるとして、1910年9月10日、社前の馬場で初のラグビーの練習が行われました。日本ラグビー会の歴史的第一蹴が生まれた場所ということで、拝殿前にはラグビーボールが鎮座しています。

男女日本代表ラグビー選手のサイン入りユニフォームも。

ラグビー上達というかなりニッチなお願いを祈願するラグビー絵馬もありました。

河合神社

下鴨神社馬場沿いに、もう一つ特に女性の間で有名な神社があります。

それが河合神社

御祭神は、下鴨神社の祭神でもある玉依姫命(たまよりひめのみこと)

玉のように美しいと言われる玉依姫は、美容の神様として信仰されています。

こちらで有名なのが、お顔がデザインされた鏡絵馬

この絵馬に、化粧をほどこして美しくなれるよう祈願します。絵馬販売所の向かい側には、ちゃんと絵馬お化粧用の建物がありました。

また、日本史で習う随筆家・鴨長明は河合神社の禰宜の息子であり、幼少期をこちらで過ごしたそう。長明が過ごしたとされる建物を再現した庵があるとのことでしたが、現在は移設されていて展示がありませんでした。

絵馬は書きませんでしたが、本殿にて「顔の丸みが収まりますように」と祈願。

(それは単に痩せればいいのでは。)

www.shimogamo-jinja.or.jp

おまけ

本文とは関係ないのですが、気温が上がって来たので最近の糖活(糖分摂取活動)は、パフェがマイブーム。

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・・・そりゃ痩せんよ。