えちこの旅ブログ

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SNSでも話題!京都『瑠璃光院』でこの時期にしか見られない青もみじ鑑賞

そうだ、京都に行こう

と思い立ち、2日連続で京都市内にお出かけしたらすっかり顔が日焼けで赤くなりました。暑いねん、急に紫外線きついねん。

ですが、紫外線対策を怠らなければ、この時期は神社仏閣などを巡りながら散策するのにちょうどいい時期。(京都は冬寒く、夏くそ暑い。これから先、外出歩くには十分な気合いと塩分と水分がいります。)

今回は、期間限定でしか一般公開されないお寺、瑠璃光院をご紹介します。最近はSNSで「映える」と話題で、ネットやガイドブックで紹介されることも多い京都の絶景スポットの一つです。

瑠璃光院へのアクセス

叡山電鉄「八瀬比叡山口」駅から徒歩約10分

叡山電鉄は出町柳駅を始発駅とし、途中の宝ヶ池駅で鞍馬方面と八瀬比叡山口方面に分岐します。

通常運賃で乗車できる展望列車「きらら」や、観光列車「ひえい」など特色ある列車も走っています。

八瀬比叡山口駅を出ると、駅前に高野川が流れています。

瑠璃光院までは、駅前の橋でこの川を渡って5分ぐらいで行けるはずなんですが、その橋が現在崩落してしまっていて、ぐるっと迂回する必要がありました。

なので、駅からは徒歩10分ほどかかりました。

なお、叡山電鉄以外にも京都バスでのアクセスも可能。その場合「八瀬駅前」下車徒歩約5分程度です。

光明寺 瑠璃光院について

瑠璃光院がある八瀬は、叡山電鉄の駅名が「八瀬比叡山口」となっていることからも分かるように、比叡山の麓に位置しています。

かつては「矢背」とも記されており、これは壬申の乱で背中に矢傷を負った大海人皇子(のちの天武天皇)が、この地の釜風呂で傷を癒したという伝承に由来しているそう。

瑠璃光院は、通常は一般非公開のお寺ですが、現在期間限定で公開されており、ここ数年はSNSなどで春は青もみじ、秋は色づいた紅葉の写真が話題になり人気を集めています。

2023年春の公開時期は4月15日~5月31日まで。事前予約は不要です。

また、毎年春と秋の年2回が公開時期だったかと思うのですが、今年は夏の時期も拝観ができるようです。

rurikoin.komyoji.com

GW終わりの平日に行ったので、それほど混雑はしていませんでしたが、お寺前のスペースに行列整理用のロープ(テーマパークにあるようなやつ)が設置されていたので、週末や連休時期などは行ってもすぐに入れないこともあるのかもしれません。

拝観料は大人一人2,000円と寺院拝観の中でもかなり高額の部類です。

正直、一つの寺院でこの価格は過去最高かもしれません・・・まぁ、寺院や庭園保存のためと思い、拝観料については「高い」とか「安い」という概念で考えないようにしています。

じゃないと神社仏閣巡りを趣味にしていられません。(と言いながらも、無料で拝観できる神社については「ありがてぇ」と思っている。)

山露路(やまろじ)の庭

山門にある受付で拝観料を支払い、書院玄関まで参道を通ります。

両側には山露路の庭という名の苔むしたお庭が広がっています。

み、緑がまぶしいぜ。

池の水が尋常じゃないぐらい透き通っている。

人と同様、鯉も見た目で判断したらダメなのかもしれませんが、お城のお堀とかでよく見る鯉(基本的に茶色)に比べると、明らかに気品があるように思えます。

書院2階で、有名なもみじの映り込みを見る

鯉が泳ぐ池の橋を渡り書院へ。

こちらの書院は、京都数寄屋造りの名人と称された中村外二さんという方の作と伝わっているそうです。

書院入口で靴を脱いで入ります。また、瑠璃光院のパンフレット・写経セット・ボールペンがセットになった袋も頂きました。(写経はやらなかったけど)

まずは2階に上がると窓から八瀬の山々が。

市街地から叡山電鉄でわずか15分で、こんな自然溢れる場所に来れてしまうんだから京都って素敵。

そして、そして、今まで本やネットで散々見てきたもみじの映り込み、私も撮影してみました。

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カメラ(上3枚)とスマホ(下2枚)では、青もみじの色味にかなりの違いが生まれました。

そして、私現地に行くまでこの有名な映り込みって、ぴかぴかに磨き込まれた床に外の木々が反射していると思っていたのです。

が、実はこれ手前に机が置かれているんです。しかもそれほど大きくないサイズ。

ゆえに、撮影風景を引きで見るとこんな感じ。
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・・・意外と地味で規模感小さい。

何だろう、この手品のトリックを知った時のような「してやられた感」

でも、現地に行ったからこそ分かる現実。これはこれで面白かったです。

サイトなどをきちんと調べれば、ちゃんと机に映り込んだ写真が撮影できる旨、説明されていたんですけどね。あんまりその辺ちゃんと読んでいなかった。

見どころはここだけではありません。ある程度写真撮影を楽しんだら一階へ。

こちらは八瀬名物「かま風呂」日本式釜風呂の原型だそう。

書院一階の「瑠璃の庭」

瑠璃光院の主庭。

お庭を見ながらお抹茶を飲むこともできますが、数人待たれていたので後ろ側や空いてる隙間からお庭を眺めるだけにしました。

お寺の御朱印集めも昨今のブーム。こちら瑠璃光院の御朱印は何とセルフスタイル。

おみくじならこういう形のところよくあるけれど、御朱印では初めて。

ご自由にお取りくださいに加え、具体的な価格表示もありません。そして、お支払いは「基金箱」に投入するスタイル。御朱印の相場価格をお納めして、1枚頂きました。

臥龍(がりょう)の庭

書院の奥側に進むと龍を水の流れと石組で表現した池泉庭園「臥龍の庭」があります。パンフレットによると『佇む人の心を解き放ち、昇運の兆しをもたらします』とのこと。

そんな運気が上昇するお庭があるなら、拝観せずにいられようか。いや、いられまい。

・・・ん?反語の使い方あってる?まぁ、いいや。

ここでは床(廊下)の映り込み写真が撮影できました。ただ、人が通るのであまり場所を占領することはできず、またカメラを地面に置くと、画面が確認しずらいので結構勘だよりでの撮影です。
お庭の反対側の風景も素敵でした。

新緑の季節ならではの、眼にまぶしいぐらいの青もみじ。

秋は秋で、また色づいた紅葉が美しいのだと思いますが、個人的には青もみじ派なので満足のお庭鑑賞となりました。

利用案内(2023年春季 特別拝観)

  • 拝観期間:2023年4月15日(土)~5月31日(水)
  • 料金:大人2,000円 小人1,000円(小学生・未就学児は無料)
  • 開館時間:10:00~17:00(16:30受付終了)

rurikoin.komyoji.com

おまけ

叡山電鉄の「一乗寺」駅・「修学院」駅周辺は、京都屈指のラーメン激戦区と言われるほど、多数のラーメン店があります。

ということで、この日のランチは久しぶりにラーメンを食べました。

「京都北白川ラーメン魁力屋本店」にて、期間限定の鶏白湯ラーメン。

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ただ、こちらのお店は醤油にこだわったラーメン屋さんだったみたいです。ラーメン素人過ぎて下調べ甘すぎた。