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【鎌倉時代(世界遺産)】本願寺(西本願寺)(京都)

時代:鎌倉時代

西本願寺京都市下京区

歴史巡りの旅。

教科書で一度は目にしたことがある、その時代を代表する遺跡・歴史建造物を紹介しています。

世界遺産名:古都京都の文化財

※794年の遷都により誕生した平安京。その後1869年に東京へ首都機能が移るまで約1,000年の間、日本の首都として繁栄した京都(および滋賀大津市)の文化財17件が登録されています。(登録年:1994年)

本願寺の歴史

本願寺は、浄土真宗本願寺派の本山。正式名は龍谷山本願寺と言います。

浄土真宗は、鎌倉時代に新仏教として広まった宗派の一つで、開祖は親鸞聖人

浄土真宗の教えで印象的なのが悪人正機説というもの。

悪人こそが阿弥陀仏に救われる。善人ですら天国に行けるんだから、悪人だったらなおさら行けるよ。という教えなんですが、学生時代にそれ聞いて

何じゃそりゃ。悪いことしたもん勝ちかい?

と思ったもんです。

西本願寺は、京都東山に建立された親鸞聖人の廟堂が起源。その後1321年、第3代宗主・覚如(かくにょ)上人により廟堂は寺院化されました。

中興の祖と言われる第8代宗主・蓮如上人の時代に、浄土真宗の教えは急速に広まります。しかし、この隆盛に刺激された比叡山宗徒により本願寺は破却。その後、山科や大坂と場所を転々と移転することとなります。

1570年には、一大勢力となっていた石山本願寺の勢力と織田信長の間で石山合戦が勃発。11年にも及ぶ戦いの末、織田信長と和議を結び、本願寺顕如紀伊へと退去しました。

現在の地には、豊臣秀吉の寄進により1591年に移転しました。

本願寺の歴史は、Wikipediaで一つのページが作成されているほど複雑で、歴史の中で様々な遍歴を辿っています。ご興味ある方はぜひ。

本願寺の歴史 - Wikipedia

なお、西本願寺から1キロ離れた場所に東本願寺があります。(東本願寺世界遺産には登録されていません。)

西本願寺へのアクセス

・市バス「京都駅前」から(9・28・75番)乗車西本願寺前」下車

京阪バス「京都駅八条口から(311・312番)乗車西本願寺下車

・JR/近鉄「京都」駅から徒歩15分

個人的には15分程度であれば徒歩で行く一択です。京都市内のバスは渋滞することも多い(特に繁忙期)ので、むしろ歩いた方が早いってことも多々あると思います。

境内案内

御影堂門(重要文化財

重要文化財の御影堂門をくぐって境内へ。なお、御影堂と堀川通を挟んだ反対側には、総門があります。

車道に立派な門だけあるので、総門側だけ見ると非常に不思議な風景です。

今年、親鸞聖人が生誕して850年および立教開宗800年ということで、本願寺では慶讃法要が予定されています。

www.hongwanji.or.jp

ということで、それに伴う諸工事のため国宝の御影堂には入ることができませんでした・・・(工事は3月16日までと記載されているので、現在は入ることができると思います。)

御影堂(国宝)

1636年再建。2009年に大改修がなされた御影堂は、中央に親鸞聖人の木像が安置されていることから、この名がついています。

東西48m、南北62m、高さ29m。世界最大級の木造建造物です。

建物の大きさに目を奪われますが、ぜひここでは足元にも目を向けてみてください。

御影堂の左右二か所にある天水受けの四方を、支える天の邪鬼。

御影堂が再建された1636年から約380年。ずっと天水受けを支え続けているその顔は・・・

もはや何の感情も沸いてない顔やね。

大銀杏

御影堂門と御影堂の間にある銀杏の木。

推定樹齢は400年。根を天に広げたような形から「逆さ銀杏」とも呼ばれています。

また、本願寺が火災にあった際、この銀杏から水が噴き出して火を消し止めたという伝説があり「水吹き銀杏」とも呼ばれているそう。

阿弥陀堂(国宝)

1760年再建。1985年修復。御影堂には及びませんが、東西42m、南北45m、高さ25mとこちらもそうとう大きな建造物です。

中央にご本尊の阿弥陀如来が安置されています。

御影堂と阿弥陀堂は回廊で繋がっています。

御影堂の中には入れませんでしたが、回廊からお堂の入口前へ行くことはできたので、阿弥陀堂から歩いて御影堂へ。

こちらが2つを繋ぐ回廊。

見上げたら龍がいた。

経蔵(重要文化財

経蔵内には、天海僧正の開版による『大蔵経一切経)』が納められています。

唐門(国宝)

御影堂や阿弥陀堂も非常に立派ですが、見落としてはならないのが、国宝の唐門桃山時代の装飾彫刻がなされた豪華な門です。こちらの門は、御影堂・阿弥陀堂の正面側ではなく、西本願寺境内の南側にありどこにあるのかちょっと分かりにくいです。

御影堂の阿弥陀堂と反対側にある龍虎殿という建物の、左側を通りすぎると唐門があります。

彫刻が素晴らしく、日が暮れるのを忘れる事から別名「日暮らし門」とも呼ばれています。

何か前に来たときよりも色彩鮮やかで、綺麗になってるな~と思ったら、2018年6月~2021年9月の期間に修復工事がなされていたみたいです。どうりで。

小ぶりな門ではありますが、その分彫刻の一つ一つをじっくり見ることができます。

 

西本願寺は、京都駅から徒歩圏内で行けるお寺として非常にアクセスもよく、拝観も自由にできます。また1日に数回、法話を聞くこともできますし、私は今回時間の都合で参加できなかったんですが、僧侶の方による境内ツアー(無料)もあります。

それなのに、それほど混雑していないのがいいところ。平日の昼間に行ったからというのもあるかもしれませんが、それでも清水寺金閣寺に比べたら人の多さは全然違います。その分、境内は静かですし、ゆっくりと拝観することができます。世界遺産にも登録された寺院だけあって、世界最大規模の木造建造物である御影堂や唐門など、建造物を見るだけでも見ごたえありです。

ちなみに、西本願寺浄土真宗の寺院のため御朱印を頂くことはできません。(なお、ネットで調べたところ浄土真宗でも、御朱印を授与する寺院はあるようです。)

東本願寺のHPに、御朱印をしない理由について記載されていました。読んでみると朱印集めが趣味となっている私には、少々耳が痛い話・・・(でも、御朱印集めをきっかけに今まで知らなかった土地の寺院を拝観することも多いので、たとえ一度しか訪問できずとも、訪れたことをきっかけにその寺院の歴史を学んだり、敬意を持って参拝すれば悪いことではないんじゃないか、と思うんですけど・・・どうでしょう・・・)

朱印をしない理由 | しんらん交流館HP 浄土真宗ドットインフォ

利用案内

・開門5:30 閉門17:00

www.hongwanji.kyoto

おまけ

境内の東南角には飛雲閣という国宝があり、こちらは通常非公開のためまだ一度も拝観したことがありません。今年の慶讃法要期間に特別公開されるようなので、それに合わせて再訪しようかな、と計画中。

(写真はお茶所(休憩所)にあった飛雲閣模型)

その他の世界遺産訪問記事はこちら。

iechiko.hatenablog.com