えちこの旅ブログ

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【鎌倉時代】曹洞宗大本山 永平寺(2022/5 福井旅行)

歴史巡りの旅。

教科書で一度は目にしたことがある、その時代を代表する遺跡・歴史建造物を紹介しています。

時代:鎌倉時代

永平寺福井県吉田郡永平寺町

最近なんやかんやで予定盛沢山の日々を送っています。というか、この2年がコロナの影響で引きこもりがちだったので、ようやく旅行に行ったり、ライブに行ったりで楽しみの多い週末続き。

2週間前の週末、約半年ぶりに1泊2日で旅行に行って来ました。

行先は福井県。同行者は母。目的は永平寺とお城とあわら温泉

お城は完全に私の好みです。付き合ってくれた母に感謝。(別に無理強いはしてないよ。)←何の言い訳。

数日前まで2日間とも雨予報でげんなりしてましたが、曇天時々晴れのお天気で、一度も雨に降られることはありませんでした。さすが晴れ女。

まずは、この旅行の一番の目的地永平寺からご紹介。

福井駅では恐竜がお出迎え

大阪駅から福井駅まで、JR特急サンダーバードで約2時間。近いのに案外行かない福井県。福井に来たことは何度かあるけど、福井駅で降りたのは初めてです。

今回、行きたかったけど時間の都合上行けなかったのが恐竜博物館。

ということで、代わりに駅前の恐竜たちをまずは見学。

こちらは2007年、福井県勝山市で発見されたフクイティタン

左のオレンジがフクイラプト。右の黄色いのがフクイサウルス

駅の壁面も恐竜。ゆるキャラ的な子たちはマスクまで着用。

ちなみに、JRの駅内にも数体、この博士的な恐竜がいます。

これだけ恐竜推してるのに、博物館に行かないという選択。別に特別恐竜に興味がある訳じゃないですが、恐竜博物館はとても面白いと友人にも勧められたので、近いうちにまた来ます。恐竜博物館のために。

福井駅から永平寺までのアクセス

福井駅から永平寺までは電車かバスでアクセスできます。

電車えちぜん鉄道 勝山永平寺線永平寺口駅」下車 京福バス永平寺門前』または永平寺行きに乗り換え終点下車。(バス乗車時間約13分)

バス特急 永平寺ライナーで約30分。

電車で行っても結局バスに乗らないとダメなら、直接福井駅からバスの方が効率いいな、ということで、私たちは永平寺ライナーに合わせてサンダーバードの時間を決めました。直通で行けるのは非常に便利なのですが、1日3便しかありませんので時間は必ず事前に要チェックです。

永平寺ライナー時刻表

永平寺の歴史

永平寺鎌倉時代の1244年、道元によって開かれた曹洞宗の第一道場です。

鎌倉仏教で出てくる禅宗の二つの宗派。曹洞宗臨済宗

開祖と宗派の覚え方は曹宗が元(『とう(どう)』繋がり。)臨宗が栄西(『さい(ざい)』繋がり)です。

曹洞宗の特徴は、ひたすら座禅をすること(只管打座)で自ら悟りを開くことです。

永平寺境内

バス停からは10分程度で龍門に到着。

入った瞬間、ここの雰囲気好きだな~と思いました。

永平寺は10万坪の境内に、大小70棟余りの建物が並んでいます。

7つの主要な御堂(山門・仏殿・僧堂・大庫院・東司(とうす)・浴室・法堂)『七道伽藍』と呼ばれ、参拝者はこの伽藍を中心とした参拝ルートで境内を巡ります。

通常、寺院や神社を参拝する場合、外を歩いて建物を一つ一つ見て行くと思いますが、ここ永平寺ではずーっと建物の中に入った状態で伽藍を巡っていきます。

最初、それが分かってなくて参拝入口の通用門一回素通りしたからね。ほんで通用門から吉祥閣という建物に入ったあとも

え?一回靴脱ぐの?え?何ここ?え?ここ納骨受付場所じゃないの?参拝ルートってどこ?

って親子でしばらく戸惑ってました。(事前に情報何も入れてこなかった人たち)

通用門で頂いたパンフの地図を見て、ようやくどうやらここは建物内をずっと歩きながら拝観スタイルなんだと認識。

拝観ルート案内に従って伽藍散策開始です。

吉祥閣

通用門で拝観料を払って、まずこちらの吉祥閣の入口で靴を脱いでスリッパに履き替えます。こちらの1Fには納骨や供養受付、御朱印所があります。どうやら先に御朱印帳渡して、番号札もらって、参拝後受け取るスタイルのようです。私、参拝後にもらいに行ったんですが、バスの時間の都合上あまり時間がなく・・・

もう参拝してしまったんですけど、だいぶ時間かかりますか??(焦)

って聞いたら10分程度ということで、最悪ダッシュでバス停まで走ればいいかとお預けしました。そしたら急ぎ対応してくださったようで割とすぐに呼んでいただけました。

ありがとうございます。(でも、本来御朱印って参拝後にもらうのが正ですよね。たまに拝観者の多い寺院でこういうとこあるけど・・・)

傘松閣

平成6年に改築された建物で、2階には156畳敷きの「絵天井の間」があり、日本画家144名による色彩画が230枚飾られています。

誰の作品かを説明した案内書きも廊下の壁にあったのですが、日本画家をあまり存じ上げず「ふ~む・・・」という感想抱いて終了。

仏殿

1902年の改装。中央にはご本尊の釈迦牟尼仏が祀られています。

(こちらの写真は仏殿正面にある中雀門から撮影。)

こちらが中雀門。

法堂の通路から見た後ろ姿。この角度から見る仏殿が気に入りました。

山門

七堂伽藍の中で最も古く、1749年の造立。

両側には四天王が安置されています。

山門から見た中雀門。木々の間から見え隠れするお堂が多いんですが、それがまた乙です。

僧堂

1902年改築。堂内中央には文殊菩薩が安置されていて、それを囲むように座禅のできる席が約90人分設けられています。

法堂

仏殿横から長い階段を上った先にあるのが法堂。

住持が法を説く道場で、聖観世音菩薩が祀られています。

現在はこちらで朝課(朝のおつとめ)が行われているそうです。

ちなみに、この法堂の向かって左側に道元禅師の御真廟である承陽殿があるんですが、1度そこに行かず法堂から山門までくだってきてしまい、これで全部拝観できたかなとマップ確認したら承陽殿ってところに行ってないよ。御真廟?それは行っておかないとダメなとこじゃないか、と再び長い階段を上ってお堂の上まで上がる羽目になりました。ええ運動になったわ。

拝観案内

・参拝時間:8時30分~16時30分

・拝観料:大人 500円 小中学生 200円

 

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