第二番 岩殿寺
岩殿寺の歴史
奈良の長谷寺を創建した徳道上人が、この地で熊野権現の化身にあい、祠を建てたのが始まりとされるお寺。
また源頼朝が平氏との戦いで敗れ、真鶴岬から房総へ逃れたときに船頭となって導いたのが、こちらの岩殿寺の観音様と言われ、頼朝一族にも厚く信仰されていたんだそうです。
境内案内
住宅街の中、案内表示が表れてから1分ほど進むと山門があります。
山門
入山料入れる箱だけ置いてありました。(2018年当時100円)
前回紹介した安養院と同じく、参拝客は私だけ。
雨の中、誰も人がいないお寺に参拝というのもなかなか乙な休日の過ごし方です。12月だからシンプルにとても寒かったけど。
この門くぐると・・・
階段ずらー
120段がずらー
日本中、札所の中には階段上りの儀が設けられてるお寺があるもんだ。
(お遍路で散々門入ってからの階段に苦しめられた人)
旧観音堂
階段上った先にあるのがこちらの旧観音堂。
逗子市指定重要文化財。徳川家康が修復したと伝えられています。
「ずしししてい」ってめっちゃ言いにくいので、ぜひ声に出してうまく言えるかチャレンジしてみてください。
奥の院岩殿観音
こちらのお寺のご詠歌は「たちよりて 天の岩戸を おし開き 仏をたのむ 身こそたのしき」というものなんですが、このご詠歌に読まれている天の岩戸がこの岩窟。
残念ながら立ち入り禁止でした。
ここから裏山にさらに上ると、正教観音が経つ高台になっており、条件が良ければ富士山まで見える眺望が楽しめる、とのことですが、この日の天気では全く眺望に期待できないので旧観音堂に参拝して階段を途中まで下りて、本堂と納経所へ。
(本堂の写真、撮り忘れてた・・・)
アクセス
私は鎌倉にある札所を1番→4番→3番→2番の順でまわりました。
2番の安養院参拝後、最寄り駅の鎌倉に行き電車で逗子駅。そこから徒歩という方法も考えたんですが、グーグルマップで調べたら安養院から直接歩いても40分ほど。
10分かけて一旦駅戻って、電車待って、電車乗って、また逗子駅から歩いて・・・
うん。直接歩いた方が早いな、と歩くことに決定。(4キロ以内は徒歩圏内という思考)ちなみに道中、特に見るもんもなく車道沿いの歩道をトンネルなんかもくぐりながらひたすら歩いていきます。
その他の坂東三十三ヶ所札所はこちらから