第一番 杉本寺
杉本寺の歴史
多くのお寺がある鎌倉の中でも、最古の寺と伝わる古刹。
その開創は734年、行基が刻んだ十一面観音像を祀ったがの始まりとされるお寺です。
はい。行基さんの名前が出た時点でまた親近感わいてます。
(理由は下記のブログ参照。)
アクセス
JR横須賀線鎌倉駅から徒歩30分または駅からバス約10分「杉本観音」下車すぐ。
鎌倉駅に着いて、観光案内所でこちらを購入しました。
鎌倉フリー環境手形
5つのバス路線と江ノ電の鎌倉~長谷間が自由に乗り降りできる1日フリーパスです。
この日、鎌倉にある1~4番の坂東三十三ヶ所札所をまわることにしており、これを買った方がお得だったので購入。
あと、提携しているお店や施設で割引や特典があったりします。
が、残念ながら現在販売休止中だそうです。便利な切符だったので、また復活するといいですね。せっかく今年の大河鎌倉が舞台なんだし。
境内案内
拝観料は大人300円。
仁王門
茅葺屋根の仁王門。
仁王尊は運慶作と伝えられています。
苔むした石段
門をくぐって、正面に見えるのが杉本寺の見どころでもある苔むした石段。
ただこちらの階段、現在通行不可なのでその左脇にある階段を使います。
ま、日常的に使われてたらこんな綺麗に苔が生えそろってる訳ないよね。
本堂へはこちらの普通の石段を使っていきます。
本堂(観音堂)
1678年に建てられた本堂。こちらも立派な茅葺屋根。
杉本寺の本尊は、行基、慈覚大師、恵心僧都の3名がそれぞれ刻んだ3体の十一面観音像。
本堂内で拝観可能です。その他、運慶作で源頼朝が寄進した十一面観音像の御前立などもありなかなかの見ごたえ。
(十一面観音像のうち、慈覚大師、恵心僧都作のものは重要文化財でもあります。)
このご本尊さんには1189年、お寺が火災にあった時、三尊自ら杉の木の下に避難したという逸話があり、そこから「杉本寺」という寺名になったとか。
本堂横には、南北朝時代、北畠顕家との戦いで敗れた斯波氏の供養塔と伝わる五輪塔があります。
弁天堂
苔の階段下には弁天堂も。
杉本寺のHPによれば、こちらの弁天堂をお参りすれば「大きな蔵が建つほど富に恵まれる」そうな。
ほんまか、ほんまなんか。
別に大きな蔵はいらんけど、小さな蔵を建てるぐらいのお金は欲しい。
(いや、そもそも蔵いらんやろ。このご時世。)
その他の坂東三十三ヶ所札所はこちらから