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【世界遺産】高野参詣道・高野山町石道③(YAMASTA「高野山町石道スタンプラリー」)

高野山町石道第三弾。

今までの記事はこちら。

iechiko.hatenablog.com

iechiko.hatenablog.com

展望台(四十町)から大門

展望台でしばし休憩を取って、ラストスパート。

20分ほど歩くと、9つ目のチェックポイント「鏡石」

最初、『ゔみい』としか私には読めない文字が書かれてるのが鏡石?と思ったんですが、「表面が鏡のように平たいことからその名がついた」と説明書きがあるので、恐らく後ろの石のことかと。

多分、この左手側が鏡石。この石がチェックポイントだなんて、なかなかオツなことしますね、YAMASTAさん。

このルートを歩いていて、初めて川の横を歩きます。水の音って何であんなに癒されるんでしょうか。母のお腹の中の羊水時代を思い起こさせるのか・・・

夏が過ぎ 風あざみ的な。

鏡石を過ぎてから、最後は登りが多くなります。12町石手前から、高野山大門までひたすら最後登ります。体力振り絞るとはまさにこのこと。

そして、九度山駅から7時間!!(寺社参拝や、休憩時間含む)

ついに、高野山大門に到着です。

今まで数回高野山に来たことはありますが、毎回ケーブルカーで楽々登って来てたので、自力で上がって来たのは今回が初めて。労力かけて見る大門は、ふら~っとバスで来たときの何倍も重厚感を感じる。山で食べるおにぎりが、平地の数倍美味しく感じるのと同じ理論だと思います。(それ、何理論?)

重要文化財に指定されている大門は、高野山西端にあり、西の入口の正門。1688年に焼失ののち、1705年に再建されたのが現在の門です。

高野山全体マップ。現在地は、右端の大門。

大門からマップの左端にある奥の院 弘法大師御廟までは約4キロほどあります。

なので、敷地内の移動はバスが基本。お土産屋さんやお食事処はもちろん、コンビニやガソリンスタンド、大学に一般のおうちもここにはあります。

高野山をまわろうと思ったら、この参詣道を歩いて来ると時間的に難しいと思います。

歩いてここまで来て、宿坊で1泊。翌日ゆっくりと寺院観光。というのが良さげ。高野山には多数宿坊があり、ナイトツアーなんかもあるようで、興味あるんですよね。日帰りできるから今まで泊ったことないんですが。

檀上伽藍

最終目的は、大門から約700m先の檀上伽藍。

GWなので、さすがに山上は人が多い。バス停も長蛇の列です。

檀上伽藍は、高野山開創の際、一番始めに整備された場所で、『胎蔵曼荼羅』の世界を表していると言われています。

中門

1843年の火災で焼失したのち、長い間再建されていませんでしたが、高野山開創1200年記念事業として2015年に再建されました。

門の両脇には四天王像が祀られています。

多聞天

持国天

この二体は、1819年に建立され、1843年の火災を免れた当時のもの。

増長天(胸にトンボ付き)

広目天(胸にセミ付き)

この二体は、門の再建に合わせ2015年に新造されたものです。

金堂

高野山開創時、初期に建造された建物で、平安時代中期から高野山の本堂とされてきました。現在の建物は、7度目の1932年再建のもの。

拝観料200円。

私、この日現金を下ろし忘れたため、ここでお金使ったらマジ帰りの交通費チャージ代がなくなるという瀕死状態。(普段カードとPayPayメインのため、ほぼ現金持ち歩いてないんです。そして、山仕様で簡易財布のためキャッシュカード持ってないっていう悲劇。)

御朱印を複数もらいたくても、お金ない。拝観するにも、お金ない。

という訳で、今回は全て外から眺め、参拝するだけ。懐がリアルに寒い・・・

大塔

檀上伽藍内で際立つ大塔。

弘法大師と弟子の真然大徳、二代に渡って816年から887年頃に建立されたと言われています。

檀上伽藍の中心にあり、真言密教のシンボルとして日本で最初に建立された多宝塔です。現在の塔は1937年の再建。

拝観料200円。内部では、大日如来を中心に周りを4仏が囲み、仏像の間には十六大菩薩が描かれた16本の柱が建てられ、立体曼荼羅が表現されています。

懐寂しい私は、こちらも拝観ならず。

そして、ここがスタンプラリー最後のチェックポイント。これで全スタンプ集めることができました。

大日如来御朱印だけ頂いて(これはどうしても頂いておきたかった)、ここからバスに乗って帰りのケーブル駅まで行くつもりだったんですが、もう1か所行っておきたい場所があり、再び歩く。

女人堂

檀上伽藍から20分ほどで到着。

毎回ケーブル駅から奥の院まで一気にバスで行ってしまっていて、スルーしていた場所です。

1872年に女人禁制が解かれるまで、七つの参詣道の入口には女人堂が設けられ、入山できない女性はこちらを参拝所としていました。こちらの女人堂は、現存する唯一のもの。参詣道の一つ、京大坂道の終点に位置しています。

京大坂道は約9キロで片道3時間程度。これもスタンプラリーのコースになっているんで、また秋頃歩いてみようかな、なんて思ってます。

なんせ私はスタンプおばさん。(スプーンおばさんみたいに言うてるけど。ってか、スプーンおばさん久々に思い出してOPソングをYoutubeで検索してしまった。)

女人堂前のバス停からケーブル高野山駅まで行き、ケーブルで極楽橋駅。そこから南海電車に乗って、何とかギリギリ帰ってくることができました。家について残金見たら600円やった。マジで危なかった・・・

達成したスタンプ帳

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