アクセス
JR宝塚線相野駅から神姫バスで35分「清水寺」下車 徒歩すぐ
なお、相野駅からのバスは1日2本のみです。
播州清水寺の公式HPに、バスの時刻に合わせたJR大阪からの電車の時刻が載っているので、ご参考ください。(HPはブログ記事の下に貼っています。)
※拝観料は、駐車場よりも下にある料金所で払わなくてはいけないようで、バスで行くと下車時に運賃と一緒に拝観料500円も払うというシステムでした。
播州清水寺の歴史
今から1800年近く前の古墳時代(12代景行天皇の時代)インドから来た法道(ほうどう)仙人が創建したという寺伝があるかなり歴史のあるお寺。
歴史で習う仏教伝来は538年(552年説もあり)29代欽明天皇の時代とされているので、それよりもずっと前に創建されていたことになります。
もともとこの地には、水が乏しく、仙人・水神に祈ったところ霊水が湧きだしたので、そのことに感謝し「清水寺」と名付けたと言われています。
境内
仁王門
昭和40年の台風で全壊してしまったため、昭和55に再建。
金剛力士像は、大正10年に作成されたもの。
薬師堂
昭和59年再建。元の創建は、平清盛の義母である池禅尼によるもの。
こちらの中には、「十二神将」がいらっしゃいます。
どこかで見たことあるような・・・何て思いませんか?
こちら、奈良のゆるキャラとして全国的にも有名な「せんとくん」の作者 薮内佐斗司さんの手によるもの。
せんとくんのようなゆるさはないですね。(いや、そもそもせんとくん自体からゆるさってあんま感じないか。)
もう、ニワトリなんて「コケー!!!!!」って全力で言ってるもん。
大講堂
元の大講堂は、聖武天皇の勅願所で725年の創建。
ですが、今あるのは大正2年の焼失後、大正6年に再建されたものです。
こちらの中で御朱印頂けます。
根本中堂
627年に創建された推古天皇の勅願所。大講堂と同様、大正2年の焼失後、大正6年に再建されたものです。
ご本尊の十一面観音像、両脇の毘沙門天立像・吉祥天立像は秘仏のため30年に一度の御開帳。観音巡礼してるけど、ご本尊が秘仏ゆえ出会えない。これ割とあるあるです。
おかげの井戸
お寺の名前の由来にもなった、開山の法道仙人が水神様に祈って湧き出したという泉。
この井戸に顔映すと3年寿命が延びるということだったので、しっかり映してきました。
3歳寿命が延びるのもいいけれど、3歳見た目が若返る井戸とかないもんかしら。
(正直、3年じゃあんま変わらん気もするけど、この年にもなれば・・・)
大塔(多宝塔)跡
平清盛の武運長久を祈願し、祇園女御によって建立された多宝塔。
明治40年焼失、大正12に再建されましたが昭和40年の台風により大破してしまったそうです。仁王門は再建されたけど、塔は再建されなかったのね。
多くの建物が焼失、損傷しながら再建を繰り返し今に至っているようです。
山の上にありますが、立派な伽藍と割と広めの敷地。
その割に人も少なく、ゆっくりと見てまわれるいいお寺でした。
紅葉の名所でもあるようで、HPには紅葉シーズンの境内の写真もアップされています。
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