第十二番 慈恩寺
慈恩寺の歴史
824年下野国(今の栃木県)の出身とされる慈覚円仁によって開創。円仁が長安で学んだ大慈恩寺にちなんで、この名前がつけられました。
最盛期には塔中66か所の地元を代表する有力寺院でしたが、江戸時代以降数度の火災にあい、今は当時の大寺院の面影は薄れています。
境内案内
門はなく、道路に面した階段を上がるとすぐ境内。
決して大きくないお寺なんですが、周りに高い建物や木々もなく、空が広がっているので、凄く開放的で広々とした印象でした。残念ながら天気が曇りなので、どんよりした印象ですが。
本堂
本堂は1827年の火災のあと、1843年に再建されたもの。
格子には欄間彫刻が施されています。
縁起によると、当初のご本尊は円仁が杉の霊木を刻んで安置したものだそうですが、こちらは火災によって失われ、現在のご本尊は江戸時代初期に比叡山から移されたものです。
アクセス
(私の持っているガイドブックには、徒歩40分と記載されていましたが駅から約2キロなので40分もかからずに行けました。)
リンク
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