第十六番 水澤寺
水澤寺の歴史
歴史は古く、創建は飛鳥時代と伝わっています。
上野国国司の娘・伊香保姫が継母に殺されそうになったとき、姫を救った十一面千手観音像を本尊として推古天皇の勅願で創建されたんだそうです。
姫と継母の間に何が・・・
境内案内
伊香保温泉からタクシーやバスで来れることから、観光地としても賑わっています。
坂東札所で久々に人がいっぱいいる。
「水沢観音」バス停で降りて、駐車場側から行くと門をくぐることなく境内へ入ります。
十二支の守り本尊
前に小さく並んだお地蔵さんがかわいい。
私の干支、酉年の守り本尊は不動明王さんです。
不動明王は、大日如来の化身と言われ、煩悩を断ち切り人々を導いてくださるんだそう。私の煩悩も、その刀でバッサリいっちゃってください、お不動さん。
六角堂
1787年に建てられた六角堂。
堂内には、六地蔵が安置されています。
台座が回るようになっていて、反時計回りに三回回すと、供養と開運祈願ができるそうです。
二層になっている上層部分には大日如来が祀られてます。
本堂
六角堂と同時期の創建と考えられています。
彫刻が鮮やか!
こちらの本堂に、先ほど創建逸話に出てきたご本尊の十一面千手観世音像が祀られていますが、秘仏のため見ることはできません。
古来より、様々な願いを融通し、救いの手をさしのべてくれる「融通観世音」として知られています。
融通が利く、すなわち、話が分かる・臨機応変・柔軟性がある人は高ポイントです!
水澤寺の線香、束になったタイプ(だったと思う。)のため、煙がすごくて風で流れないと結構こんな感じです。
もやもや~ん・・・
仁王門
帰りに、行きには通らなかった門を通りました。
本堂や六角堂と同時期に建てられたものです。正面には仁王像
裏には風神雷神像
緑タオル。どなたか、お忘れですよ。
アクセス
JR高崎駅から「伊香保温泉」行きバス約1時間「水沢観音」下車
JR渋川駅から「伊香保温泉」行きバス約20時間「水沢観音」下車
バスの本数は少ないので事前に要確認です。
ちなみに、帰りは「水沢」バス停から高崎駅までバスに乗りました。
(バスの運行は「水沢観音」→「水沢」で、仁王門から出たら、こちらのバス停の方が近かったから、だったと思う。)
観光地のお寺ではありますが、バスの本数はこんだけしかありません。
坂東札所巡りは、知らなかった関東のお寺が巡れて楽しいのですが、いかんせんアクセスがよくない場所が多い。
高齢者ドライバーの方だけではなく、私のようなペーパードライバーのためにも自動運転技術の進歩が進むことを願います。
自動運転になっても、果たして今と同じような免許制度いるんだろうか。
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