※この記事は、2015年9月~2019年4月まで3年半かけて歩き遍路をした記録です。情報などは当時のものなので、現在と変わっていることがあるかもしれません。ご了承ください。
【前回の記事はこちら】
2017年5月30日
たーっぷり寝て、6時起床。おはようございます。
本日より、丸1日歩き続ける本格的遍路旅の始まりです。
早速チェックアウト前に、45番 岩屋寺へ。
宿から岩屋寺。そして、そのあとのルートはもう一度宿方面へ戻ってくることになるので、それなら重い荷物置いて行った方が楽だよね、と。
納経所は朝早く7時から開いてるので、早朝からでもお参り可能です。
山に囲まれてて気持ちのいい道。
片道約2キロの道のり。
昼間は暑いですが、まだ朝は涼しく、荷物もなく身軽で朝のお散歩気分。
小さな橋を渡ってお寺の入口らしきところに着きましたが・・・
人生と比べたら大したことないと思いますが、ほんとにここから長かったです。
坂を上ります。
朝の爽やかなお散歩には、少々ハードめ・・・
45番 岩屋寺
ただし、門をくぐってからも・・・
坂&階段を10分ほど上って、ようやく境内が見えてきました。
すごいとこに建ってます、このお寺。
事前にルートチェックなどもかねて、他の方のブログを見ることがあるんですが、
その中でもこの岩屋寺は「とても好き!」と書いてる方がいました。
確かに、今までとは趣の異なるお寺。
私も大層気に入りました。
遍路寺の中で、好きなお寺一、二を争うぐらい。
他はどこかと言われると・・・
えっと・・・(ないんかい)
標高700mに位置し、ご覧のように半分岩山に埋まるような形でお堂が建てられています。
上から見るとこんな感じ。
完全に、めり込んでます。こちらは納経所などがある建物。
本尊は不動明王ですが、同時にこの山全体も本尊とされています。
本堂
大師堂
こちらのお堂の中には、穴禅定と言われる洞窟がありまして、そこには弘法大使自らが掘ったという湧水が今も沸きだしているそうです。
中は暗いということで、暗所恐怖症の私はパス。
本堂横には岩山に向かってはしごが。
この上には法華仙人堂跡がありまして「完全なる自己責任で上ってね」の注意書き。
・・・ほー。
高所恐怖症の私はパス。
(暗所も高所も大嫌い)
ちなみに、上った先には石塔が一つあるそうです。
この他にも、大師堂横にあるこちらの門から山道を登ると、「せり割禅定」という場所の入口があります。
そこは弘法大使が修行した場所だそうですが、岩肌を鎖を使ってよじ登るという完全にファイト一発!でケインコスギの力を借りないと行けなさそうなところだそう。
もちろん、パスですよ。時間ないし。
いや、時間あっても行かないけどね。
コスギいないし。(そういう問題じゃない。っていうか、コスギて。ブラマヨか)
この景色眺めるだけで十分です。
このお寺は、朝の光が似合う気がする。いや、まぁ、どこのお寺でも似合うっちゃー似合うんですけど。
朝一で来てよかったー
宿に戻り、荷物を取って、チェックアウト。
昨日歩いた道を戻り、次は29.5キロ先の46番 浄瑠璃寺を目指します。
45番からは約30キロの道のり。
昨日降りたバス停まで、一旦戻るルートとなります。
スタートして50分。
朝ご飯を宿で食べていなかったので、お腹が空きました。
天体観測館と書かれた入口の前に立派な小屋があったので、早速ですがご飯休憩です。
(ゴルフ場とかもこの奥にあるみたいでした)
朝ご飯用に宿で頂いたおにぎり。
シンプルながら、おにぎりとして素晴らしいビジュアル。
昆布とたくあんも付いてます。完璧です。
とりあえず、一つもぐもぐ。
再スタートしてほどなく、車を路肩に止めていた女性に
歩いてまわられてるんですか?
と声を掛けられました。
暑いのに、大変ですね。がんばってください!こんなものしかないですが・・・
飴ちゃんいただきました。
ありがとうございます!
すごく嬉しいです!
こんなリアルな猫柄の飴、初めて見ました!!!
昨日は山を越えてトンネル脇 左側にある道を降りてきたのですが、本日は真っ直ぐ峠御堂トンネル通ります。
明かりがあるので、3月に通った恐怖トンネルよりはましですが、
歩道が白線のみです。
↓史上最大の恐怖トンネルの記事はこちら。
写真は、車がいなくなった隙に撮りましたが、実際は結構車通ります。
でっかいトラック通ります。
私、います!人間、歩いてます!!気づいてますかー!
すごい至近距離で走り抜けていくので、すげー怖かったです。
一応、リュックに反射板になるキーホルダーは付けてるんですけどね。
役立っているんだか、どうだか。
しかも、明るいと思ってたら、途中電気切れて結構暗かったし。
ふー、愛媛のトンネルは難易度高いぜ。
大寶寺の入口まで戻ってきました。
もう5月も終わりなんですけどね。
まだ鯉のぼりさんたち、泳いでました。
手作り感溢れる「くままち」の文字がいい味出してます。
私ずーっとここの地名 久万=くまん だと思ってました。
【ん】 いらんのですね。
そして、昨日下車した「久万中学校前」バス停まで戻ってきました。
バス停から10分弱歩いたところに新しい道の駅を見つけたので、ここのベンチで残りのおにぎりを食べました。
まだ10:30なんですけどね。
お腹空いちゃって。何ご飯なんでしょね、これ。
ここからはひたすら国道33号線沿いを歩きます。
見よ!影がまるでないではないか!!
すげぇ注意を促してくれてますが、こんな広々した立派な歩道があるので安全ですよ、ここ。
久万カントリークラブの看板に、せんと君みたいなの発見。
躍動感が素敵ですね。
はい、皆さん、6月3日、お餅つきやりますよー!!ぜひ、お越しください。
(4年以上遅れの告知)
この先、自動車と歩行者の分かれ道。
歩行者は真っ直ぐ進みます。
マーガレットが綺麗ねー
普段そこまで花を愛でる習慣はないですが、歩き遍路してると道端の花々にとても癒されます。
ボーボー草道
遍路道じゃなきゃ絶対通んないよ、こんな道。
そして、三坂峠へと入っていくのです。
46番への旅路、次回へ続く。
私が旅の間愛用していたガイドブックはこちら。
納経帳とほぼ同じサイズで、サブバックに収まります。
地図と各お寺の案内が書かれてるので、一冊あるととても便利。