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【女一人歩き遍路】第5回目3日目 35番 清滝寺~36番 青龍寺

※この記事は、2015年9月~2019年4月まで3年半かけて歩き遍路をした記録です。情報などは当時のものなので、現在と変わっていることがあるかもしれません。ご了承ください。

 

2016年11月9日

お遍路3日目。

 

朝6時に起床。

 

7時朝ごはん。

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7時半に種間寺へ送ってもらうことになってたので、超早食いでたいらげました。

女性の割には早食いの方ですが、きつかったよ・・・

 

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種間寺前まで送ってもらいました。

さぁ、今日も張り切ってまいりましょう!

逆光甚だしいですが。

 

f:id:iechiko:20210726201541j:plain110キロ弱先の清滝寺を目指します。

清々しいお名前ですね。

 

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そして昨日の雨のち曇天から一転、美しい青空。いい天気!!

ただ風がすごいです。ビュービューです。

そういや、天気予報で木枯らし1号がどうとか、こうとか言ってたな・・・

 

日差しもあるし、まだ高知は気温が高いので寒さはそれほどでもないですがひたすら帽子が脱げます。

(私、遍路笠買ってないので、いつも登山用の帽子被ってます。

 

風で煽られて、もはや帽子は紐で首にビーンって引っかかってるだけ状態。

苦しい・・・・首締められる・・・死ぬ・・・・

 

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影をパシャリ。

なんやろ、銃を持った兵士にしか見えない・・・

 

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35番 清滝寺

36番 青竜

仁淀川大橋渡る

の指示に従い、橋を渡ります。

 

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土佐市に突入!


・・・って今まで何市だったのかしら・・・

(答え:高知市

 

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こちらが仁淀川

 

綺麗ですねー。

なんせこちらの川、日本一の水質を誇るらしいですから。大阪の淀川さんとは大違い。

 「仁淀ブルー」なんて言葉もありますね。

ただ橋の上はますます風が強く、帽子飛ばされてあやうく川に落ちて行くところでした。あぶねーあぶねー。

一人で、「わー、帽子、待て待てー」と追いかけ、拾おうと思って前かがみになったら

リュックが重くて重心がグインと下がって、頭からこけそうになりました。

風が吹いたら、桶屋ではなく病院が儲かります。現実問題。

 

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何気に田んぼに目をやる。

 

・・・・ん?

 

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にゃんこ!!

 

稲に紛れてにゃんこ!!

 

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清滝寺には、くじらがいるのでしょうか。

 

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さぁ、上りましょう。

 

上りは1キロ弱。勾配は結構急です。

横に車道もありましたが、この道が狭くて車2台のすれ違いもできなほど。

歩くのは危険と判断し、山道を行くことに。

 この坂は流汗坂と呼ばれてるそうです。

汗、流れます、確かに。

 

34番から2時間5分で到着。


35番 清滝寺

 

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大師が杖で地面を突いた際、清水が湧き出したことからこの名が付いたそう。

 

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門を入って、さらに階段を上ると・・・

 

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目の前にドンと現れる高さ12メートルの薬師如来像。

台座も含めると15メートル。

 

こちら、胎内めぐりができます。真っ暗の中、手探りで進むやつです。

パスです。私、暗所恐怖症なんで。

何か出てくる訳じゃなくても、ただ暗いというだけで怖い。

それが暗所恐怖症。

ディズニーシーのタワーオブテラーは、高さから落ちる怖さだけではなく、暗いという理由でも怖いので、二重で恐怖体験です。お得ですね。

 

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薬師如来さんは、外からこうやって眺めるだけで充分。

青空バックの立ち姿、お美しいです。

 

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本堂

 

大師堂の写真は撮り忘れ。

 

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今日、晴れてて良かったーいい景色。 

向こうに見えるのはさっき通った仁淀川橋ですね、おそらく。

 

次は12キロ先の青龍寺を目指します。

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今日まわるのは2か所だけ。この青瀧寺で終わりです。

一旦、元来た道を戻って国道56号線へ。

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ここから大きな道を外れるのですが、このあたりお遍路案内が少なく、なぜか逆打ちお遍路さん向けと思われる青瀧寺ではなく、今行って来た清滝寺への案内が多かったりして非常に分かりづらかったです。

 

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やたらと出会う「四国のみち」の表示。

 

それは、お遍路みちですかい??【四国のみち】というのは、【お遍路みち】と解釈していいのですかい???

 

と、聞く人にも出会わないので、

そうだ、四国のみちは遍路に通ずるに違いない。

 

と、勝手な自己解釈のもと、そちら方面へ。


複数道が分かれている際に、矢印の向きが絶妙に微妙だと、

 

それは右ですか?右斜めですか?ってか、むしろ上向きなんですけど、どうしろと?飛べってか?? 

とか突っ込みたくもなりますが、これまた突っ込む人もいないので、おそらくこちらであろうと思う方面へ。

いつも通り、根拠のない勘で進んだら

 

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道の向こう側に案内が!!

やりました。

これも大師様のお導き・・・かしら。

この後は、ひたすら県道39号線を歩きます。

 

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ひたすらです。真っ直ぐです。

 

先ほどみたいに迷う場所はありません。

これといって景色が楽しい訳もなく。

人もほとんど歩いていない。

すれ違うのは、県道をいく車だけ。


・・・ひまー(これはこれで文句言うやつ)

 

そろそろどこかで休憩したいなーと思っていたころに、ちょうど塚地休憩所がありました。

 

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多少、ゆっくり休みたいのですが、小屋が影になっており、風が吹くとすごい寒い。

 

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アンパンマンの笑顔も何か切なげ。

・・・きみ、なんか肌色の部分、多くない?


この休憩所から峠越えの遍路道へ入るようですが、私は文句言いながらも県道を歩き続けます。峠しんどいもん。(どこ歩いても文句ばっか、うるさいやつだ)

足の負担をできるだけかけないように歩きます。


塚地坂トンネル

 

f:id:iechiko:20210726201852j:plainししっかり歩道があるので、歩きお遍路さんも安心です。

むしろ風が防げて歩きやすいぐらいです。

 

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ただ排気ガスは相当量吸い込む羽目になります。

人生で、こんなに長いことトンネル歩いたの初めて。

 

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県道歩いて歩き遍路道から少し外れてましたが、無事遍路道に合流。

遍路案内、手持ちのガイドブック、グーグルマップの3種を駆使し、一番最適な道を選択する術も身についてきました。5回目ともなると。

 

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綺麗な海を横目に眺めながら歩きます。いい道です。

 

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KOKO MARINA

ここ、マリーナ。


・・・まぁ、こんなシャレとか考えるぐらいしかやることないんです。

 

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明徳義塾

高校野球の高知代表常連校、明徳義塾!!

こんなところにあったんですね。

 

学校のグラウンドで野球部見えないかなーと思ったんですが、この後の道すがら高校にすら気づきませんでした。

地図で見る限り、遍路道沿いにあるっぽかったのに・・・・

 

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宇佐大橋を渡ります。

 

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海きれい!!いい眺め!!

と感動もつかの間、ものすごい風です。

 

ふらふらしてたら、海に投げ飛ばされそうな勢いです。こえぇ。

橋を渡り終えたあと、旧遍路道の案内がありましたが、峠越えの道だったのでまたまたパス。楽を覚えた遍路みち。

 

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突如南国感がすごい。ヤシの木!

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そろそろお寺ももうすぐ、というところで、今夜泊まる宿が山の上に見えました。

 

・・・え?

山の上?


ここで私、自分の大きな勘違いに気づきます。

青龍寺と今夜泊まる国民宿舎土佐、すごく近いと思ってました。

勝手に青龍寺は山の中腹~上の方にあって、その隣に宿があるもんだ、と。


んだがしかし、様子が違う。

どうも青龍寺は山の麓にあるようだ。

で、そっからどうやってあの山の上の宿まで行けばいいのでしょうか、私。

宿のために山登り????え、道、どうなってるんでしょう。歩くようの道とかあるのかな。

あれ、、、あれれ。。。。


いや、やめよう、とりあえず一旦考えるのはやめてお寺を目指そう。

(嫌なことは、そこそこ後回しにするタイプ)

 

高知の太陽と風をふんだんに浴びながら、35番から3時間少々で到着。

 

36番 青龍寺

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弘法大師が唐で密教を学んでいた寺である青龍寺を模して、日本に建てたお寺。

唐から帰国する際、無事を祈願して独鈷(仏具の一種)を投げました。

その投げた独鈷が、現在奥の院の山中にあるのを見つけ、ここにお寺を建てた、と言われています。

大師さん、砲丸投げ世界ランキング1位決定です。


そしてこのお寺、ある有名スポーツ選手にもゆかりがあります。

 

横綱朝青龍

 

高校時代、このお寺で鍛錬していたんだそう。

そう、朝青龍の名はこのお寺が由来のようです。

え、ってことは、朝青龍って明徳義塾出身?と思って調べたら、やっぱり明徳に相撲留学(初めて聞いたわ、相撲留学)してたそう。

 

朝青龍 明徳 (あさしょうりゅう あきのり)

これが正式なお名前。名前でゆかりの地を全て語っていました。

 

って、相撲好きの方にはごく当たり前の常識なんでしょうね。


山門をくぐると、

 

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朝青龍関が練習の場にきっとしたであろう長き階段が。

 

いやー、足腰強くするにはベストな階段ですね。

頑張って上りますよ、どすこい!!

階段上ったら、団体さんがずらっと読経中でした。

 

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本堂

 

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大師堂

参拝後、一旦納経所へ行くために下山。

 

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弘法大師の恩師であった恵果和尚が祀られていたので、こちらも参拝。

すると、先ほどの団体さんご一行から

 

歩いてるの?若いのに立派、立派

とお褒めのお言葉を。

 

お遍路会では、若者扱いしてもらえます。

えへへ

と愛想笑い(ちゃんと笑え)して、御朱印頂いたあと、さて、山の上に見えた宿までどう行こうか。

先ほど下りてくる途中、山道へ行く道に奥の院 国民宿舎土佐】と書かれた矢印を見つけたので、もうその道行くしかないよね。

 

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てな訳で、宿に行くための山登り開始です。ここまで山道ずっと避けてきたのに。。。

10分ほどで車道に出ました。

 

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ここから車道の端っこを5分ほど歩いて

 

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本日のお宿 国民宿舎土佐に到着です!

思ったより楽に着けました。良かったー

 

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眺め、ええやんかいさー

 

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ギリシャがあるやんかいさー


行ったことないけど、絶景本でよく見たことあるで、この白い建物と青い屋根。

ギリシャサントリーニ島の有名な建物ですよね、これ。

こちら、国民宿舎土佐のお隣にあるホテル。

サントリーニ島へ行くには時間もお金も余裕が無い方、ぜひ高知へ。

美味しいカツオも食べれるよ。


チェックインは16時となってましたが、15時に入れました。

 

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薄暗い和室が若干怖い写真になってますが、こちらがお部屋。

(なんでふすま開けて撮らなかったんだ)

トイレ・お風呂はないけど、通常3人まで泊まれるお部屋なので一人だと充分な広さ。

 

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奥のふすまを開けると、窓から山ビュー。

 

そして、まさかの豚ビュー。

最初丸々した犬かと思ったんですが、豚でした。

コンクリにほぼめり込んでる感が可愛いくてたまりません。

 

荷物を置いて、早速お風呂へ。

露天風呂へ行ったんですが、まぁ、風が強くて脱衣所が寒いこと、寒いこと。(内風呂と露天が別々にあって、露天は脱衣所もほぼ外状態)

偶然一緒になったおば様と「寒いね、寒いね」とキャイキャイ言いながらお風呂へ。

入ってしまえば、眺めのいい素敵なお風呂でした。

 こちらの方も歩きお遍路さんだったので、色々お話しながらあったまるまで長湯。

その方があった最高齢は、80歳の歩きお遍路さん。

それを見て自分ももっと頑張ろう、と思ったんだそう。

 

私ももっと精進します。山しんどいとか、単調な車道つまんない、とか言いますまい。

逆打ちされてたので、ここからの徳島の山がしんどいですよー頑張ってくださいー、とエールなんだか、おどしなんだか分からない言葉をかけて(いや、かなり自分的にエール送ったつもりですが)お風呂をあとに。

そこから、内風呂へ。(外寒くて、露天で洗う気にならなかった)

そんなに大きなお風呂ではなかったですが、16時の使用時間開始と同時に行ったので、独り占め。

 

晩ご飯はかつお丼を頂きました。

 

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やっぱり、高知に来たら一度はかつお、食べておかにゃ。

 

高知のテレビ(この地域だけかもですが。)テレ朝系のチャンネルないーとかどうでもいいこと思いながら、21時半にはさっさと就寝。

 

残すは明日、1日です。

 

今回お世話になった国民宿舎土佐さんの予約はこちらから。

楽天トラベルのリンクに飛びます。

国民宿舎土佐

 

私が旅の間愛用していたガイドブックはこちら。

納経帳とほぼ同じサイズで、サブバックに収まります。

地図と各お寺の案内が書かれてるので、一冊あるととても便利。