10月の頭に熊野古道中辺路を歩き、11月の最初の週末に伊勢へ行ってきました。
熊野詣に伊勢参り。貴族並みの二本立て。
元々、今年の春に母と福島県へ旅行する予定だったのですが、コロナの流行によりキャンセル。で、とりあえず近場でどこかへ行きたいなというとこで、母が行ったことがない伊勢神宮へ行くこととなりました。(私は今回で3度目)
近鉄観光特急「しまかぜ」
今回、利用したのは、近鉄の観光特急「しまかぜ」です。
運行当時から乗りたいと思いつつ、なかなか機会がなかったのですがようやく初乗車!
運行区間
しまかぜの運行は、「京都~賢島」「大阪難波~賢島」「名古屋~賢島」の3区間
京都・奈良・大阪・名古屋から伊勢方面へ旅行するのに最適な観光特急電車です。
(京都~賢島間に大和西大寺駅と大和八木駅に停車するので、奈良の人もわざわざ大阪や京都まで出なくても乗車可能。)
乗車チケット
乗車日の1か月前からインターネット・近鉄駅窓口・旅行会社にて予約可能。
※2022年1月追記
現在、コロナウイルスの影響により、乗車日の2週間前からの予約に変更となっているようです。この辺り流動性があると思われますので、詳しくは公式HPをご確認ください。
ちなみに、私たちのチケットは、仕事だった私に代わり、母が予約しに行ってくれました。ネットでできるけど、「よく分からないから直接駅で駅員さんに聞いて買うわ」と。アナログ世代全開。。。そして、結果1号車の展望車両取ってくれました。感謝
車内ご紹介
大阪に住んでる私は、近鉄難波駅から乗るのが近いんですが、奈良に住んでる母に合わせて、「京都~賢島」線に乗ることに。大和西大寺駅で待ち合わせ。
前日雨だったんですが、当日はお天気にも恵まれました。伊勢神宮で天照大御神にお礼言わなくちゃ。
10:33 大和西大寺駅
正面、かっちょいい!!
座席もゆったり。足が十分伸ばせます。
まぁ、私の足が短い背が比較的低い(156㎝)というメリットを生かしてこそですが。
ヘッドレストもふかふかしてる。本革使用のシート、座り心地よいです。さすがです。
目的地伊勢市駅までの乗車で、実質乗車時間は1時間半。
(これ、乗ってからすぐじゃなくカフェから戻ったあと撮ったんで、行先「伊勢市」になってますが、乗ってからいくつか他の駅には停まってます)
乗車後早速、カフェ車両に行ってみます。
コロナ対策で、座席間隔をあけているため少し並びました。20分ぐらいかな。
こちらカフェ車両。
車窓を眺めながら、「海の幸ピラフ」や「松阪牛カレー」などのお食事、スイーツなどが食べられます。
お昼前で、そこまでお腹空いてなかったのでスイーツセットを注文。
(「お腹そんなに空いてないから軽くケーキでいいかな」って言うけど、ケーキって軽めの食事並みのカロリーあるから、実際は全然軽くない説。)
やはり秋はモンブランでしょ。秋以外も食べてるけど。
ちなみに、この窓からも景色よく見えるし、座席も車窓がよく見える展望車両ではありましたが、正直にこれと言って特別なものはありません。近鉄沿線でよくみられる田んぼと、おうちと、山。
(近鉄沿線以外でも見れるやろうけど)
海とか川とかあるとテンション上がる元奈良県民(海なし県民は水物に弱い)としては、まぁ正直ごくごく見慣れた風景ではあります。でも、乗ってる乗り物が特別だと、景色も違って見え・・・なかったです。うん。
二見浦観光へ
12時過ぎに伊勢市駅到着。
伊勢神宮は翌日に参拝することにしてたので、この日は二見浦にある夫婦岩へ。
伊勢市駅からJRに乗り換えて、6分程度でJR二見浦駅到着。
近鉄とJRの伊勢市駅は繋がってるんですが、切符を買うため一回改札出て、JRの切符買い直して再度入場。ちと面倒です。(でも、電車の中で車掌さんから買うことも多分できたっぽい)
この駅の形、夫婦岩を表現していると思われる。
母いわく「伊勢に来たんなら夫婦岩見ておかなくちゃ!」だそうです。
人がすごく少なくて寂しい参道を抜けると、海!!海!!(しつこいけど、海見ると無条件でテンションが上がる。だって海なし奈良育ちだから)←海見ても何も思わない奈良の人もいっぱいいると思うけど。
まぁまぁ波、激しめ。
こちらが夫婦岩。
一目瞭然。二つの男岩・女岩がしめ縄で結ばれ、夫婦が寄り添っているように見えることからこの名がついています。
沖合約700m先に鎮まる猿田彦大神ゆかりの「興玉神石」と太陽を拝む鳥居の役割もしています。
毎年5~7月には岩の間から昇る朝日が拝めるそうです。
この日、晴れ予報の割に、結構ドン曇りだし、風きついし、波もきつめ。
太陽いずこ。
髪の毛ボサーってなるぐらいの風なのに、岩の鳥居の後ろに立つ鳥は長時間、微動だにせず。
・・・神様的な・・・あれかな。(どれ)
駅からここに来る道は人少なかったんですが、夫婦岩周辺は結構人がいました。皆さん車で来てるんですかね。なんせ私も母も車乗れないもので。移動は公共交通機関限定です。
猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)を祀る二見興玉神社に参拝し、(夫婦岩はこの神社の沖合にあります)御朱印をいただいたのち、(コロナ対策のためか、紙御朱印の販売でした)他へは寄らず、駅へ戻ることに。
賢島駅到着
今回、遠出できなくなった分、ちょっといいとこ泊まろう!と予約したのが2016年伊勢志摩サミットの舞台となった「志摩観光ホテル ザ スイート」なので、ホテルに早めに着いて、ホテル内をゆっくり見てまわることに。
JR二見浦駅からJR鳥羽駅まで行き、そこからまた近鉄線に乗り換えて終点賢島駅へ。
賢島って耳や目にする機会は多かったですが、初めて来ました。
駅に着いたらずらっと並ぶ近鉄車両。にわか鉄道ファン、少々テンション上がる。
そして、徒歩でも10分ぐらいで行ける距離にも関わらず、ホテルからの送迎サービスがあり、駅にお迎えの車が来てくれていました。
ふ~セレブ~
私なんて先月、38キロ自力で歩いたのに。
ただいまより数時間、えせセレブ体験を堪能したいと思います。
続く。