今年の4月、岐阜県にお花見旅行に行きました。
その際、拠点とした大垣には続100名城の大垣城があります。
既に訪問済みのためこの時は行っていないのですが、大垣繋がりで回顧録を書こうと思って忘れておりました。
ということを、ふと思い出したので、今回は大垣城の紹介です。
訪問日:2019年9月7日
大垣城へのアクセス
JR東海道線「大垣」駅から徒歩約7分
この時は、日帰りで大垣まで行きました。
大阪から2時間程度なので、まぁ余裕で日帰り範囲内です。
駅から車道沿いにある商店街のようなところをしばらく歩きます。
Googleマップが示す曲がり角を曲がると、すぐ城登場!!
今まで訪れた中で、最も商店街に近い城です。
大垣城の歴史
大垣城の前身は1535年、土岐氏の家臣である宮川安定によって築城されたと言われていますが、明確な資料が残っておらず、はっきりしたことは分かっていません。
その後、1559年に氏家直元(卜全)が入城し、堀や土塁を築き、大規模な大垣城が誕生しました。
関ケ原の戦いの際、西軍・石田三成の陣が置かれ、本部隊が関ケ原に移動した後も壮絶な戦いが繰り広げられた後、落城しました。
1635年以降戸田氏が入城し、以降明治になるまで続きました。
城内の見どころ
逆コの字の右上部分に天守があり、縦ライン部分はほぼただの公園。
全体的に非常にこじんまりとしたお城です。
天守
天守は昭和20年、戦争の空襲で焼失したのち、昭和34年に復元されたものです。
再建天守の中は、展示室。
最上階からは網越しに景色が見れます。
西側に関ケ原があります。
1階部分に映像コーナーがありました。(今もあるか分かりませんが・・・)
ここで、関ケ原の戦いに関する映像を自由に見ることができました。
右側の徳川家康と思しき人物の目が、完全に常軌を逸しております。
映像は複数あって、そこそこ長尺のものもあったので、全部きっちり見たら2時間近くかかるかと。
正直、展示室自体はそれほど見るのに時間を要しませんが、ここの映像が面白くて居座って視聴した記憶があります。空いてたし。
石田三成が合戦の際、お腹の調子がすこぶる悪く、う〇こ漏らしてたってとこが一番印象的でした。
(1時間近く映像見て、一番がそれって)
きっと石田三成は、ストレスの余り今でいう過敏性腸症候群になっていたんだと思います。
自分もその気質があるので、気持ちよく分かります。合戦ほどのストレス経験したことはないですが。
あと『豊臣政権株式会社の内実』っていう、ドラマ仕立ての作品も面白かったです。
豊臣政権を現代社会の企業に置き換えて、豊臣秀吉死後の豊臣家臣たちを、社長亡きあとの役員派閥争いとして描いた物語。
普通に現代ドラマにしても面白そう。
見始めた時、数名他にもいらっしゃったんですが、気づけば私一人になってました。
映像作品を堪能した後は、外に出て天守周りを一応ぐるっと歩いてみました。
東埋門跡
突然の土方歳三パネル
・・・ドリフターズ?
全然知らなかったので調べてみたら、漫画のタイトルでした。
古今東西の英雄が、中世ファンタジー風の異世界に召喚されるアクション系歴史ファンタジー作品。
(ウィキ調べ)
だそうです。
「志村!後ろ!」的なやつかと思ったよ。
戸田氏鉄(うじかね)像
城西公園にある戸田氏鉄(うじかね)像。
関ケ原合戦後の1635年に大垣城城主となり、その後明治まで11代に渡り戸田氏が城主を務めました。
元々、尼崎の領主だった氏鉄ですが、治水事業の手腕が認められ大垣藩藩主になりました。
大垣の治水事業・城郭および城下町の整備を行い、大垣藩政の基礎を固めた方です。
そんな氏鉄像を見て、大垣城訪問終了。
ほぼビデオ鑑賞で過ごした城巡りでした。
利用案内
- 入館料:200円(郷土館と共通券)18歳未満無料
- 開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
- 休館日:火曜日(祝日の場合は翌日)祝日の翌日 年末年始(12月29日~1月3日)
続100名城のスタンプ帳 公式ガイドブック