えちこの旅ブログ

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「秋田竿燈まつり」夜竿燈編|2024年東北夏祭りめぐりの旅⑪

東北3県夏祭り巡りの旅 5日目。

最後の夜は、東北三大まつりの一つ「秋田竿燈まつり」鑑賞です。

昼間の妙技大会を見学後は、しばらくホテルで休息。

iechiko.hatenablog.com

夕方、夜竿燈を見るために再び外へ繰り出しました。

秋田のグルメが集まる「ご当地グルメフェスティバル」

ホテルの玄関を出ると、目の前が大賑わい。

道路を挟んだ向かいが「ご当地グルメフェスティバル」の会場でした。

お祭り前に、何か食べて行こうと会場内へ。

会場は、大盛況でした。

一通りぐるっと回った結果、こちらのお店で購入。

豚バラと、ねぎまの串。

その辺で、肉ガシガシ立ち食いしました。

見学場所の決定と市民パレード

お祭り恒例。

見やすそうな場所を、人の多さと勘を頼りに決定する、場所取りのお時間です。

夜竿燈は、その名も「竿燈大通り」が主会場とります。

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道沿いに、ある程度見やすそうな場所を見つけて定位置としました。

最初は前に人がいてるため、その間から見る感じにはなるんですが、ずっと見ていると大概、前の人が途中で抜けて、どんどん最前列に行けるので、下手に動かない方がいいと学びました。

向かい側には、有料席エリア。

長時間立ち見だと、終わり際に膝いってー!とはなりますが、自由度が効く分、やっぱり無料エリアが好みです。

夜竿燈の演技開始は19:15から。

その前に、6日は市民パレードが行われました。

バトントワリング、ダンス、マジックショー的なものや、企業アピールの行進。

まさに市民の方たちによる、いい意味でゆる~い感じのパレード。

ご当地ライダー来た!

余談ですが、私は子供の頃、戦隊ヒーローものが大好きな少女でした。

パレードが終了したら、いよいよお待ちかね。竿燈の入場です。

280本の竿燈が夜空を彩る「夜竿燈」

大通りに、竿燈が入場してきます。

秋田イッヌデザイン!(ですよね?)

町内や団体ごとに、提灯の絵柄が異なっているので、こういうのを見るのも一つの楽しみ。

各団体、竿燈と共に和太鼓を乗せた軽トラも入場してきます。

妙技の影絵デザイン。これ、分かりやすい!ほんでかっこいい。手ぬぐいとかにして欲しい。

後々分かったのですが、竿燈妙技を披露する場所は団体ごとに決まっているようで、その定位置に着くと、全体が停止。

その場所で一定時間妙技を披露したあと、また移動。別団体がやってきて、妙技披露。また移動。というのを3回繰り返します。

なので、自分が移動しなくても、団体さんの方から移動してやってきてくれます。

お知り合いの方がいる団体に合わせて移動しているような方もいましたが、私は特にそのような推し竿燈はいないので、同じ場所で目の前に来てくれた団体さんの演技を最初から最後まで楽しみました。

トラックがもはやエレクトリカルパレードと化していた、秋田いすゞさん。

前後の団体も近い場所にいるので、数団体の竿燈を一度に見ることができます。

19時15分、竿燈会会長の合図と共に、竿燈本数約280本、提灯数約10,000個が夜空に一斉に立ち上がります。

圧巻です。

そして「どっこいしょーどっこいしょー」の掛け声とお囃子に合わせて、演技披露が行われます。

どっこいしょーどっこいしょー

どっこいしょーどっこいしょー

どっこいしょーどっこいしょー

右側見て、左側見て、カメラで写真撮って、スマホで動画撮って、肉眼でも見て、なかなかに忙しい。

秋田男児と頭突き勝負したら、100%負けると思います。何度見ても強靭過ぎる。

演技をしている方を「差し手」と呼ぶのですが、差し手の方は技をいくつか披露した後、次の差し手へと竿燈を受け渡し、演技が続いていきます。

受け渡す時も、もちろん竿燈を倒さないようにバランスを保った状態で。

どっこいしょーどっこいしょー

どっこいしょーどっこいしょー

複数の団体が、近い場所で演技をすると、竿燈通しがぶつかって、倒れやしないかと冷や冷や。でも、それらを上手い具合にバランス取って操る差し手の皆さん。

そして、全員で同じ技を合わせて、観客を魅了します。

1回目の演技時間が終了し、再び移動時間。

自衛隊の提灯柄が、ほぼ目玉おやじでした。

てか、目玉おやじが、ほぼ日の丸なのか。

2回目の移動が終わり、再び合図と共に竿燈が立ちあがります。この瞬間、何度見ても感動します。

どっこいしょーどっこいしょー

どっこいしょーどっこいしょー

どっこいしょーどっこいしょー

(あ、別に書くことないからって、手抜きしてる訳じゃないですよ。祭りの臨場感を出そうとしてるだけです。)

オデコも凄いですが、この肩乗せもすごいです。

恐らく、真っ直ぐに立つのではなく、ちょっと腰を落として引いたこのポーズが、バランスを取る秘訣なんだと思います。

私、この竿燈より軽いんですけど、差し手さんの肩になら、乗っても支えてもらえますかね。ナウシカのテトみたいな感じで。

風に煽られて、とんでもなくしなる竿燈。

どよめく観客。

支える差し手。

全員が1本の竿燈に集中し、妙な一体感が生まれます。

2回目の演技が終了。最後の移動。

本日が竿燈まつり最終日なので、この3回目の演技が、2024年最後となります。

4日間×3回 合計12回も50キロの竿燈を持って演技をしている皆さん、体力の消耗半端ないと思いますが、全くそれを感じさせない毎回力強い演技です。

やっぱり米どころ秋田のお米パワーですか?糖質制限ダイエットとは無縁ですか?そちらでもスーパーでは、お米品切れですか?

3度目、竿燈の立ち上がりの瞬間を捉えようと思いましたが、見事にブレブレでした。

今更の説明ですが、最初は、低い位置で持った竿燈に、竿を足して行って伸ばしていきます。

どっこいしょーどっこいしょー

どっこいしょーどっこいしょー

どっこいしょーどっこいしょー

どっこいしょーどっこいしょー

20時半頃、3回に渡る竿燈演技が終了。差し手の皆様、お疲れ様でした。素晴らしいものを見せて頂き、ありがとうございます。

2024年、全演技を終えた漢の背中。かっこよ。

竿燈を間近で見れる「ふれあい竿燈」タイム

演技時間が終了したあとは、観客も大通りに出て、間近で竿燈と写真を撮ったり、持たせてもらったり(小さいやつですが)、太鼓を叩いたりできる「ふれあい竿燈」のお時間となります。

私も通りに出て竿燈にまみれてみました。

人が多いので、あまり上手く写真を撮ることはできませんでしたが、色んな提灯の柄を見てまわるのが楽しかったです。

本当は、竿燈持ち体験とかもしてみたかったんですが、人見知り発動していけませんでした。本来人がワイワイしている場所苦手なので、こういう時、ぼっちだと気弱になる・・・

ふれあい竿燈は15分程度とそれほど長くありませんでした。

端まで行ってみようかと思ったけど、到底無理そうなので諦めてホテルに戻ることにしました。

このあと、大通りから竿燈は退場し、地区に帰っていく「もどり竿燈」が行われます。

私が泊っているホテルの前にも、沢山の竿燈が移動していて、しかもただ移動して戻るだけでなく、またそこでも演技が始まったりしていました。

差し手の皆さん、どれだけ頑張るんですか。明日、仕事じゃないんですか?

そんな事をうっすら気にしながら、終わりかけのグルメフェスティバルで夕飯を調達。
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秋田のB級グルメ、横手やきそば。

夕方に行った時は、なかなかの行列ができていたので諦めたのですが、夜に行ったらすぐに購入できました。

やっぱりお祭りと言えば、焼きそばですもんね。

会場の近くにホテルを取ったお陰で、最終日は最初から最後まで竿燈まつりを見ることができました。

予約が取りにくいけれど、やはり近い場所でホテルが取れるに越したことはないですね。

翌日は、お昼の便で大阪帰りだったので、ホテルでのんびりして、空港移動して、ラウンジでのんびりという、ただの移動日と化しました。

8月の旅行は、この東北夏祭り巡りのみでしたが、十分夏を堪能できました。

さて、来年はどこの祭りを攻めようかなー。