春の富山&新潟の旅。
タイトルにもあるように、今回は富山で春の絶景が見られる「砺波チューリップ公園」と山と花々のコラボが美しい「あさひ舟川『春の四重奏』」の2つの花の名所をご紹介します。
始めにお断りしておきますが、お天気や花の開花状況により「満開!絶景!」の景色をお伝えすることはできません。そのような景色が見たい方は、Google先生に最高の画像を見せてもらってください。私がお伝えするのは「現実」です。
「となみチューリップフェア」の開催地・砺波チューリップ公園
前回ご紹介した増山城に訪れるため、道の駅砺波でレンタサイクルをしました。
増山城の記事はこちら。
その道の駅の隣に「砺波チューリップ公園」があるため、お城から戻って自転車を返却したあと立ち寄りました。
砺波チューリップ公園では、毎年「となみチューリップフェア」が開催されており、公式HPによると300品種300万本のチューリップが咲き誇る日本最大規模のチューリップの名所。
2023年の開催期間は4月22日~5月5日。訪れたのは4月5日。開催までまだ2週間以上ありますが
今年は桜の開花も早かったし、案外既に咲いてたりして。
と淡い期待を寄せて園内へ。なお、チューリップフェア開催期間中は、入場料大人1,300円かかりますが、期間外は無料で公園内に入れます。
道の駅に近い入口から公園に近づくと、
おぉ!結構咲いている!!
と思ったのもつかの間。
園内のチューリップたちは、まだ覆いをかけられ絶賛開花準備中でした。
頑張って綺麗な花を咲かすんだよ~
さすがにまだ2週間前では、ほとんどの花が開花前でした。
ま、「咲いているチューリップあればいいな」程度の軽い気持ちで来たので、残念というよりは、絶賛開花に向けて成長している段階のチューリップたちに、エールを送りたい気持ちでいっぱい。(謎の親心)
チューリップフェアが開催されたら、恐らく写真を撮る人が溢れるであろうモニュメント前も、今なら写真撮り放題。
公園内にはチューリップタワーもありました。今上って見下ろしたところで、沢山の黒い覆いが見えるだけだろうと上ることはせず。しかも曇天過ぎて景色もいまいち。タワーも映えん。
(ただ、この日元々雨予報ではあったんですが、終始このような薄曇りではあったものの雨に降られることはありませんでした。雨なら自転車で増山城まで行くこともできなかったので、降らなかっただけ良しとします。)
ですが、公園内をぶらぶらしていると、早くも花を咲かせているチューリップの花々も。
300万本には到底及びませんが、少し気が早いチューリップを見る事ができました。
逆に、今咲いている子たちはフェア期間中には枯れてしまっているんじゃないだろうか・・・本番まで余力で頑張れ。
300万本ものチューリップが咲き誇る光景も一度は見てみたいな。
砺波チューリップ公園利用案内
・アクセス:JR城端線「砺波」駅から徒歩15分
・入場時間:チューリップフェア開催期間外は自由
・入場料:チューリップフェア開催期間外は無料
チューリップフェア開催期間の入場時間や入場料等については、下記を参照ください。
あさひ舟川『春の四重奏』
砺波で早咲きのチューリップを見た翌日、富山の花の名所にもう1か所訪れました。
それがあさひ舟川『春の四重奏』
チューリップに加え、残雪の旭岳・白馬岳、桜並木、菜の花のコラボレーションは、まさに春が奏でる『四重奏』
1日目の宿泊地だった高岡駅から、あいの風とやま鉄道で約1時間10分。会場最寄り駅の泊駅へ。
会場は駅から3キロほど離れているため、4/5~4/16の期間中は駅⇔会場の無料送迎バスが出ています。(平日は15分、土日は10分間隔)
また土日のみ臨時駐車場が設けられ、その駐車場と会場までの送迎バスも運行されます。
詳しくはこちら「春の四重奏チラシ」
私が訪れた時は、同じ電車で来た人全員一度にバスに乗車することができましたが、それでも補助席を利用してギリギリでした。なので土日は駅を出てすぐにバス停に並ばないと、最初に来たバスには乗れないかもしれません。
10分ほどバスに乗って、春の四重奏会場に到着。
会場にあった案内図。
春の四重奏HPによると、1957年舟川の河川改修の際に、堤防両岸1.2キロの範囲に約280本の桜が植えられました。そして、現在は1軒だけになってしまったチューリップ球根農家さんが、桜に合わせて極早生のチューリップの品種を選び、また菜種油を採るための菜の花を植えたところ、残雪の旭岳・桜並木・チューリップ・菜の花という四重奏が見られるようになったということです。
てっきり町が主体のイベントかと思いきや、1軒の農家さんの畑によるものだったなんて。素敵な景色を届けてくださりありがとうございます。
2023年春。恐らく自分の人生で一番チューリップ見に来ています。そしてこの年になって初めて、チューリップに沢山の品種があることを知りました。
晴れているときの景色。
曇っている時の景色。
桜はちょうど満開でしたが、前日の砺波と同様、チューリップはまだ半分ぐらいが開花前。
が、これ長い期間楽しめるように、わざと時期がずれて開花するよう異なる品種を植えているのかも・・・?
ここは今から咲くチューリップゾーン。花が咲いているエリアは、写真を撮る人で混雑していますが、咲いていないと一気に見向きされなくなって周りに人がいなくなります。いや、この子たちも頑張っているんだから注目してあげて。(誰目線)
チューリップ・菜の花・桜・立山連峰の四重奏が揃いました!!
曇天なのが残念ですが、この翌日から雨&暴風で桜が一気に散ってしまったので、桜がここまで綺麗に見える景色はほぼ最後だったのではないかと思っています。知らんけど。
チューリップのいない三重奏バージョン。
チューリップだけのソリストバージョン。
田んぼに映りこむ桜並木と立山連峰がとても綺麗でした。
iPhoneで「ビビッド」モード使って撮ったバージョン。私の技術とセンスの「映え」の限界。
堤防に上がって、桜並木を歩いてみます。
帰りは約40分かけて泊駅まで歩いて帰ることに。
先述した通り、日本海側は翌日以降雨と強風。元々、新潟の高田城の桜を見に行くことを第一の目的としてこの旅の計画を練ったのですが、結果的にこちらの『春の四重奏』で見た桜並木が桜の見納めとなりました。(そして、この強風のせいで、私のこの後の計画がことごとく破綻する羽目に・・・)
そんなことを知る由もない私は、立山連峰を横目に泊駅までの40分、お散歩気分でのん気に歩いて戻ったのでした。
あさひ舟川『春の四重奏』は今週末まで開催しています。既に桜は散ってしまっているかと思いますが、葉桜と立山連峰とチューリップや菜の花のコラボが楽しめるのではないでしょうか。
おまけ
私、5年前にも富山マラソン出場のために富山に来たんですが、その時も終始お天気曇りがちでした。
「ドンマイ」
(高岡市美術館内の藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーより)
※ドラえもんの生みの親、藤子・F・不二雄先生は富山県高岡市出身