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【公共交通機関で行く坂東三十三ヶ所巡礼】第二十九番 千葉寺(せんようじ)

先日、千葉に坂東三十三所&鉄印&続100名城の旅へ。収集癖があり過ぎて、相変わらず旅の目的が取っ散らかっています。

今回は1泊2日と短い日程だったため、参拝したお寺は宿泊した千葉駅近郊の千葉寺のみです。

第二十九番 千葉寺

千葉寺へのアクセス

京成線千葉寺駅から徒歩10分

駅名は「ちばでら」なのに、寺社名は「せんようじ」という不思議。

千葉寺の歴史

寺伝によると、709年にこの地を訪れた行基が、十一面観音を安置したのが始まり。聖武天皇の勅命により、千葉寺と称するようになったそうです。

奈良時代には金堂を中心とした大伽藍を配置した寺院でしたが、平安時代末期の火災により、堂宇の大半は焼失しました。

千葉氏の居城であった猪鼻城(千葉城)に近いこともあり、千葉氏の祈願所となりました。また、千葉氏は源頼朝の挙兵に協力しており、頼朝が石橋山の合戦に敗れた際にこのお寺で再興を祈願したそうです。

境内案内

仁王門

1828年の建築。門前は車道なので、道路を渡った反対側の歩道から、車が通らない隙を見計らって撮影。

山門には仁王像が安置されていました。門の仁王像は色や大きさなど、意外と各寺で個性があります。

小さい境内の中、本堂よりも目を引く巨木の存在。

イチョウの巨木

行基が開創の時に植えたと伝わるイチョウ。千葉県指定の天然記念物です。

イチョウって「銀杏」だけじゃなく「公孫樹」っていう漢字もあるんですね。初めて知りました。(ちゃんと変換候補にも出てきた)

ニホンゴ、ムズカシイネ。

大師堂

関東にも八十八か所霊場があり、こちらはその第四十七番霊場

本堂

大戦中の空襲により、仁王門以外の堂宇はほぼ焼失。本堂は昭和51年に再建されたものです。

コンクリの柱から、色鮮やかな象?と獅子?が飛び出しています。

こういった像の彫刻、木造の御堂にも多いですが、色がつくと妙に東南アジア感を強く感じるのは私だけでしょうか。

本堂の裏に出羽三山登拝碑がありました。こちらの方角に出羽三山があるっていうことなのかな?そして、そもそも何故ここに・・・?と思って軽くネット検索してみたところ、千葉県は出羽三山信仰盛んな地域とのことでした。へーへー。

御朱印は、夏と冬で時間が異なります。また、お昼休憩をされている時間帯があるので頂きに行く際は要注意です。

おまけ

千葉寺参拝後、近くに何か面白そうな所ないかな~とGoogleマップで探して、見つけたのが千葉県立中央博物館。最近、博物館に行くのがマイブームです。

房総の地質、生物、歴史と幅広く展示がされていました。

千葉と言えばチバニアン地質時代の区分の名前にもなった地層が発見されたことで有名ですが、いかんせん地層って観光名所になるにはちと・・・地味よね・・・

(しかも素人が見に行っても、いまいちよく分からん気がする。)

その他の札所巡り記事はこちら。

iechiko.hatenablog.com