えちこの旅ブログ

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小笠原諸島 父島の旅⑪ 盛大なお見送りを受けて、再び24時間の船旅へ

小笠原諸島父島への旅。

前回の記事はこちら。

iechiko.hatenablog.com

 

別れの挨拶は「いってらっしゃい」父島お見送りセレモニー

小笠原の父島 二見港を定刻15時に出港。

出港時のセレモニーは、ガイドブックにも載るほど名物となっています。

凄いのは、港に来ている沢山の人だけではありません。

沢山のボートが、おがまると並走。

皆さんの口から出る別れの挨拶は

「さようなら」ではなく「いってらっしゃい!」

またこの父島に帰ってくることを前提に、お見送りをしてくれます。

長いボートだと10分近くも並走してくれます。そして、最後には海へみんなダイブ!

ダイブが起こる度に、船内からもどよめきと拍手が沸き上がります。

最後にも見せ場を作ってくれる小笠原。再び「ただいま!」と言って訪れたい!と思わせてくれます。

Youtubeの動画しかブログには貼れないようなので、動画でお伝えすることができず残念ですが(Youtubeには動画アップロードしたくないので・・・)ネットで検索すれば出てくると思うので気になる方はぜひ。

穏やかな海で夕日&星空観賞

まるで有名人や権力者にでもなったかのような盛大なお見送りを体験し、静かになった海を見ながら行きと同様、出港後しばらくはランチ食べたり、お菓子食べたり、喋ったりしながらデッキで過ごします。

15時に乗船したため、2時間ちょっと経つと夕暮れ。

往路に比べると、お天気も良好。

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夜は混み合うかもしれん、と早めにシャワーを浴びて、寝床もさっさと整えて、船内を徘徊したり、ベッドスペースでまったりしながら時間を過ごしたあと、夜になったら遮るものが何もない最上階のデッキで星空観賞。

往路は18時頃に荒天のため、デッキ閉鎖となりおがまるからの星空観賞できなかったからね。

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復路は多少雲がありつつも、割としっかり星見えました。

星空の撮影は、ミラーレスよりもiPhoneの方がまだうまく撮れます。

ただ、船の揺れでぶれるのでしっかり踏ん張らないと難しい。あと、風強いから煽られる。

夕飯を食べるほどお腹空いていなかったので、展望ラウンジHaha-jimaでスイーツを。

(普段家にいるときは、大してお腹空いていなくても3食食べる癖に、旅行に行くとその辺気分で食べたり食べなかったりしがち。)

アップルパイ&ソフトクリーム。

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結果的にカロリーとしては結構取ってると思うんよね。栄養は確実に糖分過多ですが。

21時以降、レストランChichi-jimaが開放されるため、同乗者と話しをしたい個室以外の人や、読書や仕事をしたい人など自由に使えます。

レストランとしていまだ利用したことないので、どんな感じのところか見て見たくて行ってみました。

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凄いカラフル。

もっと沢山の利用者いるのかと思ったけど、数人程度でした。

みんな早々に寝ちゃってるのかな?

なんやかんやでダラダラとお喋りをして、23時頃就寝(多分。忘れたわ、何時に寝たかなんて)

しかし、激しく揺れない夜のフェリー、何て快適なんだ。

帰ってきました!6日ぶりの本州

2022年10月2日

目覚ましをかけずとも、「〇〇時に起きる!」と思って寝たら案外ちゃんとその時間に起きられる体質です。(むしろそれよりも早く起きる。というか、年のせいか最近毎日中途覚醒します。ここ半年、朝まで一回も起きなかったことが数えるほどしかない・・・)

早朝、朝日を見るべくまだ消灯中の部屋を抜け出し、デッキへ。

揺れはそこまで酷いと感じないのですが、風が強くデッキは後方部の限られた場所しか出られないようになっていました。

お天気悪くはないのですが、ちょうど水平線にびっちりと雲が広がっている・・・

・・・明るくなってきた。

しばらくねばってみましたが、太陽は見えず。でも空は次第に明るくなるばかり。

これは、あれだな。もう日の出済みだな。(こちらは西側の風景。)

再びベッドに戻って横になって1時間ほど過ごし、朝7時。

朝食スタートの放送がかかり、船内も明るくなったので起き出して初めてChichi-jimaを利用。

モーニングは、和食と洋食の2種類。そして、それぞれに500円と1000円(だったかな、800円だったかな、忘れました・・・)のコースがあります。

私は洋食500円を注文。入口で食券を買ってカウンターで受け取ります。

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黄身、既につぶし後。パンとサラダ、目玉焼きにフルーツ。

メニュー見た感じ、500円コースの方がコスパいい気がしました。

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目の前の窓からは、オーシャンビュー。っていうか24時間ずっとオーシャンビュー。

割と波立ってます。が、揺れにも慣れたのかたいして気にならず。ご飯も普通に食べる事ができています。ただし、念のため酔い止めは服用済み。

ちなみに、Mちゃんとは帰りはベッド上下になったんですが、お互い割と個別行動してる時間も多く、朝ごはんも一人で食べに来ました。

その後も、暇を持て余し、船内を徘徊したり、ベッドスペースでタブレットで本を読んだりして時間を過ごす。揺れないと酔いやすい私でも、文字を平気で読めます。

天気のコンディションで、船旅の快適さは大きく分かれるな、と改めて実感。

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10時20分の船の位置。残り153キロ。

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その1時間後、房総半島まであと少しのところまで来ました。

スマホの電波も入ります。

この日、何故かやたらにお腹が空いたので、

荷物、少しでも軽くしよう

を言い訳に、持ってきていたお菓子をほぼ全て食べ尽くす。

そして、Mちゃんと合流したのち、ランチです。まだ食うんかい。

今度は展望テラスHaha-jima。チキンカレーをいただきました。

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14時15分。工場地帯が見えてきた。海の色が完全にコーラです。あのボニンブルーの海と繋がっているとは思えん。

そして、15時定刻通りにおがまるは東京竹芝に到着。約1週間ぶりの本州。同じ東京だけど、こちらは高層ビルが立ち並ぶ大都会。

私にとっては、こちらの街並みの方が断然馴染み深い。でもまだ私の旅路はもう少し続く。コロコロ引っ張りJR浜松町駅へ。

往路ほど揺れは酷くなかったのですが、やはり24時間も乗り続けると丘酔いはするもので。何だか脳みそクラクラするので、品川駅で小1時間ほどコーヒーブレイクしたのち、新幹線で大阪へ帰ってきました。

船旅24時間のハードルが高く、今まで踏み出せなかった小笠原旅行ですが、今回本当に行って良かったと思いました。

見たことがないほどの青い海が見れたこと。

子供の頃からの夢だったドルフィンスイムができたこと。

苦手だと思っていた船旅が思っていた以上に快適だったこと。(ただし、アネロンの服用は必須)

新しい発見と経験の連続の旅となりました。

以上で小笠原旅行記事は終了です。

次回、最後にこの旅でお世話になったお宿「ウエストANNEX」さんのご紹介をしたいと思います。

今日のおまけ

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岡山駅にて。でも、桃太郎伝説って日本中に結構いっぱいあるよね。