小笠原諸島父島への旅。
前回の記事はこちら。
ドルフィンウォッチングの興奮冷めやらぬまま、次は南島へ上陸します。
南島とは
南島は、父島の南西に浮かぶ島。隆起石灰岩からなる島で、国の天然記念物にも指定されています。
自然ガイドさんの同行がないと上陸することができず、入島制限は最大で1日100人。
最大利用時間は2時間。また、毎年11月から2月中旬頃までは入島制限が設けられています。
父島と母島の集落エリアは世界遺産登録範囲から外れていますが、この南島およびその周辺海域はまるっと世界遺産登録範囲に入っています。
泳いで南島へ上陸
島には桟橋がないので、この辺りから泳いで入島します。
多少波はありますが、普通にバタ足していれば浜にたどり着けます。
(そもそも波が高いなど上陸条件が悪ければ、ガイドさんの判断で上陸しないとなると思います。)
お魚さん見ながら島へ上陸。
綺麗な砂浜。そして今まで見てきた海とはまた違って、ここは浜に近い部分はエメラルドグリーン。
この先、南島で沢山写真を撮ったんですけど、残念なことに防水カメラのレンズ部分に水滴がついたままでした。
天気良すぎて液晶も反射してまともに確認できず、よってずーっとがっつり水滴ついたままの写真をお届けします。あしからずです。
ちなみに、宿に戻って写真を確認した私の顔遍歴。
(;´・ω・)「え?何これ、水滴ついたままやん」→( ;∀;)「え?全部についたままのやつ、もしや?」→( 一一)「・・・・・」
南島の上から見る景色
上陸したあとは、ちょっと小高い山を上って上から景色を眺めます。
全然大したことない高さなんですが、足場が途中悪いのとウェット着たままなので少々動きにくい・・・
鮫池と呼ばれる入江。こちらから入島することも可能です。ここからなら、泳ぐことなく船の舳先から島に降り立てるようです。私たちがこっちから入らなかった理由は。。。何だったっけかな。すいません、忘れました・・・
個人的には、船からより泳いで上陸っていうのが秘境感あって良かったです。
茶色の部分が父島で有名な通称「ハートロック」
正式名称は千尋岩ですが、海側から見ると❤に見えることからこの名がついています。
陸系のアクティビティでは「ハートロックハイキング」が人気ですが、実際はハートロックが見えるのは海からなので、ハイキングではその頂きを目指すというもの。
南島から見る父島。2枚目の水滴はもはや未確認飛行物体レベル。
こちらが私たちが泳いで入島してきた扇池。
南島の写真は大体ここからのショットが使われています。よく海外旅行を一緒に行っていた以前の会社(今回辞めた会社のさらに前の会社)の後輩にこの写真送ったら
ここはもしや、小笠原ですか?!
って返ってきました。さすが旅行好き。
奥に見える陰陽池は、淡水と海水が混ざった汽水湖。
南島は石灰岩が浸食や風化してできた「カルスト地形」
そしてラピエと呼ばれる尖った岩やドリーネと呼ばれるすり鉢状のくぼ地(扇池、鮫池など)が顕著に見られることが特徴です。
恐らくこの辺りの岩もラピエ。名前は可愛いけど、転んだら鋭さで足ざっくりいきそうなので、全然実態は可愛くありません。
半化石 ヒロベソカタマイマイ
扇池周辺まで下山し、次に訪れたのがヒロベソカタマイマイという小笠原固有種のカタツムリの化石があるエリア。
扇池近くの浜に普通に落ちています。
ヒロベソカタマイマイは、数百年前に絶滅してしまったと言われています。
ですが、このように今も綺麗に半化石が残っています。
帰りも行きと同様、扇池から泳いで船へ。戻る前に
ミナミバンドウイルカがいるという情報が入ったので、急いで戻って向かいます!
とガイドさんから情報が。
ついに小笠原でドルフィンスイムの時間がやってきました!子供の頃から夢見たイルカと並走(泳)は叶うのか!?