えちこの旅ブログ

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マウントジョン頂上は暴風に要注意

※この記事は、2020年1月ニュージーランド旅行ブログです。

iechiko.hatenablog.com

テカポ湖で過ごす1日。

ホテルにチェックインして、時刻は15時過ぎ。

夜の星空ツアーまでまっだまだ時間あります。しかも、湖周辺でいわゆる観光スポット的なとこは先ほど行った教会ぐらい。

このままボーっとするには時間がもったいなさすぎるので、テカポ湖を見下ろせるマウントジョンへトレッキングしに行くことに。

ホテルから、30分ほど歩いた先にあるTekapoSpringsをまず目指します。

温水プール?みたいな施設があって、その横がトレッキングルートの入口になっています。

登山口にカフェの案内板。

マウントジョンの標高は1,031m。

でも、ここが既に標高720mぐらい。

トレッキングルートはきちんと整備されてるので歩きやすい。

前半は木々が生い茂る道でしたが、頂上付近になると一気に視界が開けます。

曇ってるんで、基本的に景色は薄暗い。こちら進行方向。

こちらが登ってきた方向。

左下の角に、まっくろくろすけがいる。(単なる指の影でしょう)

頂上へのルートが途中で二方向に分かれていました。

ぐるっと繋がってるので、どちらからでも行けるんですが、出会ったお姉さんに

こっちのルートの方がナイスビューよ!

と教えてもらった方向へ。

(最初、逆方向から行こうとしてた)

鬱蒼と生い茂る木々、みたいなのがないために視界が広いです。

方角的に見えているのは、明日行くマウントクック国立公園の山々・・・かと。

帰り、元々登ろうとしていた方向から帰ったんですが、確かにお姉さんがアドバイスしてくれた方がナイスビューでした。

二手に分かれるところで、左側ルートを取るとこちらの景色を見ながら頂上へ行けます。

そして、頂上到着!上から見たテカポ湖。

曇ってても、近くから見るよりミルキーブルー度が高い!!(と思う)

登山口からちょっと休憩挟みつつ、50分ほどでした。

こうやって見ると、テカポ湖は長細い形をしてることが分かります。

うん、ナイスビューじゃないか。しかもぜーぜー言うぐらい激しい山道なんかじゃ全然なかったし。

ただこの頂上付近、風を遮るものは何もなく超暴風。

どれぐらいかというと、これだけ髪の毛が踊り狂うぐらいです。

ちょっと座ってボーっとテカポ湖をのんびり見下ろす・・・っていうことはできそうもありません。

そして、登山口に案内があったカフェは超満員。

テカポ見下ろしながらお茶するのは諦めて、とりあえず暴風に耐えながら撮影タイム。

よろけないようバランス取ったら、完全に「すしざんまい」ポーズ。残念過ぎる。

『女子力』とかインスタ映えという言葉は無縁です。

一通り写真撮影して、頂上からの眺めに満足したのち下山。

帰っている途中、日が差して水の色が一気に明るくなりました。

空模様によって、湖の色はころころ変わる。

ほんと、絵具入れたみたいな色の湖。

宿で着替えたのち、夜ご飯へ。

DARK SKY PROJECTという今夜の星空ツアーの集合場所の建物の中に、カフェレストランが併設されているので今夜の夕飯はこちらで。

窓からテカポ湖が眺められるレストランなので、混んでるかと思いきや予約もなしですんなり入れました。

手前、サラダ。

奥、チキン。

NZのご飯は、分量も味付けも日本人好み。

野菜も肉も魚(サーモンばっかりやけど)も、割とバランスよく食べれていると思う。

そして夜はお待ちかね!!星空ツアー。

テカポは、世界で初めて星空を世界遺産にしようと申請しています。

世界遺産の分類には「自然遺産」の分類がありますが、それは山とか湖などのいわゆる『不動産』が対象なので、星空を世界遺産というのは前例なし。

でも、その前例を打ち破る自信があるほど、テカポの星空は素晴らしい!ということです。

地元の方は街灯に傘をかぶせたり、光を軽減するランプを採用するなどして、美しい星空が見られる環境を守っているそうです。

もうそんな条件の星空、期待しちゃいます。

ただ、ただですね、今までの写真で分かる通り、本日一時的に晴れ間が出ることはあっても、ずーっと薄曇りだったわけです。

風は結構あるので、雲流れてるんですけど、次から次に別の雲が流れてくる・・・

とりあえず、DARK SKY PROJECTへ行って日本人のガイドさんと合流。

(星空ツアーの受付デスクもこの建物内にあります。)

私ら以外にあと女の子2人組も一緒で、曇ってはいるものの風の流れもあるし、晴れ間がでるかもしれない。

とりあえず、いってみよう。もし、行ってしばらくして星空がいっこうに見えないようであればツアーが出なかったということにして、返金しますとということに。

先ほど登ったマウントジョンに天文台があるので、そこに行くのだと思ってましたが、違う場所でした。

行きの車の中からライトを消して目を暗闇に慣らします。

ヘッドライトも消してガイドさんは山道運転していきます。まじか。

慣れてるんで大丈夫ですよー

まじか。

観察ポイントについたら

おや、星、割と見えてる?

という感じ。

ちなみに、マウントジョン並みの暴風を覚悟してたので、私のこの日のスタイルは長袖Tシャツ+フリース+薄手ダウン+ゴアテックスジャケット

さらにその上からツアーで貸し出してもらった南極探検隊ばりのコートを着込み、ニットキャップ装着。

完全防備とはまさにこのこと。

しばらくガイドさんのお話を聞いてるうちに、徐々に雲の切れ間が増えてきた!

ということで、このまま星空ツアー続行。

結果、南十字星天の川もばっちり見えました。

時々ゆーっくり星の間を動いてるものがあって、何やろかと思えば人工衛星とのこと。

初めて肉眼で人工衛星見た。

あと、日本では法律上使えないそうですが、ガイドさん使用のポインター、何と星の位置まで光が届く。

マジですごいです。すーげー強力なライトセーバーみたい。

解説もすごく分かりやすく、天体望遠鏡も見せてもらえて、大満足。

満天、とまではいきませんでしたが最終的には7~8割ぐらいは雲がなくなって見れるようになりました。

ホント、良かったよー

星空を撮影するようにカメラの設定とか調べていったのですが、カメラの液晶を一度見てしまうとせっかく暗闇に慣れた目が台無しに。

また暗闇になれるまで時間を要するということだったので、撮影は一切していません。

私のカメラ技術じゃそもそも綺麗に撮れるか分からないし、それならば目にしかと焼き付ける方がよほど価値ある。

ということで、ぜひこの星空は現地で肉眼で見て欲しい。

1時間以上ジーっとしてるので、防寒対策はぬかりなく。(私は、先述のもこもこ装備でちょうどいいぐらいでした)