えちこの旅ブログ

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【世界遺産】ヘイデンバレーで動物ウォッチング!&イエローストーン由来の場所へ

アメリカの世界遺産イエローストーン国立公園」ツアー。

前回の記事はこちら。

iechiko.hatenablog.com

 

この日のルートは、公園内を走る8の字ループの道の、下側ロウアーループを左サイドから左回りでまわっています。

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①~④までが今までまわったところ。

次に向かったのが、キャニオンカントリーヘイデンバレー

 

ここで、そういや書いてなかったイエローストーンにまつわる話。

イエローストーンの地域全体が、かつて一つの巨大な火山の一部でした。

その場にいて実感することはないですが、私たちがこの日ずっとまわっているロウアーループよりも外側に、カルデラ境界線があります。

すなわち、私たちがいたのは、ずーっとカルデラの中。

ちなみに、カルデラとは、火山の噴火などで中央のマグマ部分が空洞化し、陥落してできた「くぼ地」のこと。

あ、確かそんなん昔習ったなーっていうぐらい、普段の生活しててカルデラ意識することないですよね。

イエローストーン周辺では200万年前120万年前60万年前に大規模な噴火が発生。

今なお、そのエネルギーは地下にあり、周期的なことを考えると、実はそう遠くない未来に大噴火が起こるかも?!なんてことも言われています。

そしてその噴火の威力は驚異的で、アメリカの大部分が火山灰に埋まり、また火山灰によって太陽光は遮られ、急激に地球の温度が下がり、数か月で地球上の1/3の人口が死に絶える・・・とかうんぬんかんぬん。

要するに、世界遺産にも登録され、観光地として今は人気の場所ですが、人類(ほぼ)滅亡レベルの災害を引き起こす可能性を持つ場所でもあるんです。そして、その噴火は明日かもしれないし、1000年後かもしれない。そんな人類の行方を握っている場所、それがイエローストーン国立公園。

 

はい。ヘイデンバレー到着です。(気持ち切り替わらんわ)

間欠泉や温泉が沢山あった場所とは景色が一転。一面草原です。

公園内の色んなところで、動物たちに遭遇することはあるのですが、この場所は特に動物を見られる可能性の高い場所。

はい、早速いました。

バッファロー。またの名をアメリカバイソン。

オレンジ色は子供。時期的に、子供のバイソンも沢山いました。

車にも慣れてるんで、普通に道路脇とか、何なら道路横断したりします。

バイソン横断中は、車は動けないのでバイソン渋滞が起きることも。

あと、道路脇にバイソンやら動物が現れると、みんな速度落としたり、一時停止して写真撮るんでこれまた渋滞の原因にもなります。

「バイソン見れたらいいなー」と思ってて、公園着いた瞬間に見れたんですが、まさかこんな近い距離で見れるとは!顔まで分かる。

以前は全米の草原にいたバイソンですが、乱獲によりその数わずか25頭のみに。

その後、人工繁殖が行われ現在は約5万頭にまで数が増えてるそうです。

ちなみに、バイソンのお肉は美味しいらしい。

私ら食べるタイミングなかったんですが、公園内のレストランや、私たちが宿泊していたウエスイエローストーンのレストランでもバイソンバーガーが食べれるところがあります。

これがなかなか貴重なTrumpeter Swan(ナキハクチョウ)

その名の通り、トランペットの音のような鳴き声だそうです。

動物たちってもっとなかなか会えないものかと思ってたので、初日からこんなにいっぱいバイソン見れて大満足。と思って、次の目的地へ向かっている途中

あ!なんかいる!!

大きな耳が特徴のミュールジカ。

お尻が白くて先端だけ黒いのも特徴。

あ、こっち見た。

じー・・・・

じー・・・

すっげぇガン見してくれました。日本人、初めて見たんかな。

あるいは、私奈良生まれで鹿には割と慣れ親しんできたんで、仲間的な何かを感じ取ってくれたのかもしれない。

初日最後に訪れたのはイエローストーン大峡谷の南側にあるアーティストポイント

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8の字、右側のくびれ部分辺りにあります。

すっごい分かりにくいのですが、川の下側、ちょうど真ん中らへんに白抜きの赤文字が小さく見えますでしょうか。そこです。

ガイドのマイクさんが教えてくれました。

地図には、一番大事なことが書かれています。それは何?

答えは、「You Are Here」

イエローストーンという名前の由来は、このイエローストーン大峡谷の色に由来しています。確かに黄色い!!!

長さ32キロ、深さは240~360m、幅は狭いところでも450m

鉄の化合物を含んだ流紋岩が熱水と蒸気によって黄色く変色。そして、川の浸食によって1万年かけて作り上げられた峡谷。

流れている滝は、ロウアー滝

イエローストーンレイクから流れ出たイエローストンリバーが、先ほどのヘイデンバレーを下り、まずはこの上にあるアッパー滝となって落ち、さらに落差94mのロウアー滝となります。

このアーティストポイント以外にも、このキャニオンを眺めるポイントはいくつかあります。

滝と反対側を振り返ると、石の色がピンクに。

岩の鉄分が酸化して、自然に変色したものだそうです。

露出変えると、さらに濃いー感じになりました。

イエローストーンが国立公園として指定される前、国有化計画のための調査に入ったヘイデン博士は、二人の隊員をつれていました。

それが、写真家のウィリアム・ヘンリー・ジャクソンと、画家のトーマス・モランです。

当時まだカラー写真がなかったため、写真では表せない色彩をモランが絵で現し、実際の姿をジャクソンが写真に記録。

実際に彼らの写真や絵を見て、議員たちも「こんな素晴らしい景色は国が守らなければ!」となり世界初の国立公園制定に至ったのです。

それまで、イエローストーンの大景観については「そんな色とりどりの温泉がある訳ないじゃないか!」などと信じてもらえずホラ話扱いされていたそう。

そんなトーマス・モランさんがこの場所から描いた絵が上の案内図にあるもの。

私にも絵心があれば、ここで絵を描きたい!と思うことでしょう。

 

これにて、イエローストーン1日目は終了です。

外すげー明るいですけど、もう20時前です。

ここから、1時間ほどかけてホテルのあるウェストイエローストーンまで戻り、今日と明日泊まるホテルWestwood Motelへ。

で、夜遅くなりましたがお腹空いたので近くのレストランへ。

ピザ頼んだら、案の定でっかいの来た。

これ、夜の10時過ぎに食べるボリュームじゃないし。

Sサイズじゃなくて、確かMサイズを頼んだんですよ。このトッピング、そのサイズしかなくてね。

案の定食べきれず、一部テイクアウトして翌日の朝ごはんになりました。

量多いけど、食べきれない分は当たり前に持って帰れる文化はいいなーと思います。

っていうか、もはや持ち帰り見越しての量なのか、と思う。

明日も1日イエローストーン公園巡り。

昨日の夜、時差ボケのせいであまり寝れなかったし、さぁ!今夜はしっかり寝るぞーと思ったのに夜中1時ぐらいに目覚めてそっからしばらくまた寝れませんでした・・・

普段、どこでもいつでも寝れるのが長所なのに、どうも時差ボケが治らない。。