えちこの旅ブログ

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【ナミビア&南ア ⑫】ヒンバ族の圧に押されるスワコプムント

2017年5月6日

おはようございます。

毎日、大自然に感動し、よく食べよく寝て、すこぶる元気です。

今日はナミビアを経ち、南アフリカヨハネスブルクに移動します。

飛行機は昼過ぎなので、それまではまずスワコプムントの街ブラして、最後の砂漠デューン7」へ。

まずは朝ごはん。

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茶色っ。

ホテルを出発してからすぐに

ペリカン

フラミンゴ(香港でも見たけどね。こっちは完全野生バージョン)

海沿いの家々は、アフリカのイメージとは全然違う。まるで欧米のリゾート地のよう。

って言ってみたけど、欧米のリゾート地なんて行ったことなかったわ。

若干、曇天です。

ウォルビスベイからスワコプムントへ。

スワコプムントは、大西洋側にあるドイツ植民地時代の建築様式が残る街並。

ナミビア随一のリゾート地としても有名な街だそうです。

ここを拠点に、色々ツアーもあるみたい。

街並は非常に綺麗で、区分けされています。

これまでも、そしてこれから先も「買い物」という行為ができそうにない我々のスケジュール。チャンスは今しかありません。

手当たり次第にお土産屋に入って物色です。

スーパーも発見したので、ルイボスティーも買っておきます。

こちらのお店、アンティークショップとなっていましたが、お土産っぽい置物なんかも扱っていて見てまわってたら・・・えらいもん発見しました!!

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African Condom!?

「こ、これって・・・」とニヤニヤする日本人女3名。

そこへこの店のオーナーと勝手に私が思っていた品よさげなおばあ様。

「え?これって・・」(と、股間にかぶせる仕草)

すると、「そうよー」と言ってケラケラ笑うおばあ様。

そして私らも大爆笑。

ポップ(?)な下ネタは万国共通です。

 

土曜日だったからか、主にお土産を扱ったマーケットも開かれてました。

残念ながら、アフリカンアートが似合うような部屋じゃないんでね・・・

そして、今回スケジュール上、この方たちの住んでいるエリアまで行くことができないのでお会いできないと思っていた民族の女性陣が、マーケット出店のため出稼ぎに来ておりました!

ヒンバ族の皆さんです。

これまた『クレイジージャーニー』という番組で知ったナミビア少数民族

特徴は、赤褐色の肌と固められた髪型。

日焼け止めや虫除けとして、赤い泥と牛の脂を混ぜたものを体中に塗っているため、このような肌の色をしておられます。

お風呂には入らないそうですが、近くに行っても全然匂いはしないです。

むしろ、行き帰りの長距離フライトでお風呂に入れなかった時の私の方が臭いです。確実に。

「世界一美しい民族」とも言われていますが、1900年代初めドイツの軍人によるジェノサイドにより、民族の9割もの方たちが殺されたそう。

野生生物の保護や観光客向けに自然保護で生計を立てて生活している

Wikipedia師匠より。)

だそうです。

この【観光客向けに自然保護で生計を立てて生活している】という箇所、実際に村へ行ってないので自然保護の部分はよく分かりませんが、観光客商売で生活しているという風に私は解釈したいと思います。

 

というのも、このヒンバ族さんでのマーケットがなかなかの戦場でした。

近づいて行くと、ものすごい勢いで

「見ていって!!このアクセサリー2個買ったら私たちと写真が撮れる。200ナミビアドル!と目の前に並べられたアクセサリーを勧められます。

たまたま私を接客してくれたヒンバさんは、おとなしめで私が「これ付けたい」と選んだものを腕に付けてくれたんですが、あとの二人は自分たちの意志とは無関係に、複数のヒンバさんにあれやこれや、次から次へとアクセサリーを勝手に腕に付けられ、パッと見たら肘下全部アクセで埋まってました。

・・・肘、曲がらんくなるで。

やいのやいのとやり取りされる中、私も色々付けさせてもらったはいいが、何かもう・・・選び疲れて来た・・・

そもそも数時間後にナミビアを去るので、ナミビアドルは使いきってしまったんですよね。

ナミビアドルは持ってないと伝えるんですが、彼女たちはほとんど英語ができなくて。

近くにいたお兄さんが間に入って通訳してくれました。

じゃあ、15米ドルでもいいよ

ナミビアドルが約8.6円

お姉さんたちは最初に「200ナミビアドル!」言ってたんで、ナミビアドルだとしたら8.6円×200=1720円

米ドルが111~112円ぐらいだったんで、米ドル払いの方が若干安くなりますかね。(50円ぐらいやけど)

この価格でアクセサリー2個とヒンバさんと一緒に写真が撮れる。

ヒンバ族の方たちの日常生活費がいくらぐらいか全く分かりませんが、観光客相手のなかなかいい商売なのではないでしょうか。

ヒンバ族以外にも、ナミビアには複数少数民族の方たちがいますが、直接その方たちの村を訪れるようなツアーに参加しても、写真撮って「はい、チップ5ドル頂戴」みたいな感じだったりするそうです。

まぁ、分からんでもないんです。

彼らにとってはそれが大きな現金収入源な訳ですし。

どこの馬の骨とも分からんやつがやってきて、珍しがって勝手にパシャパシャ写真撮られるのは決していい気はしないでしょう。逆の立場で考えたら

「わー日本人だー写真撮っちゃえー」って珍しがって撮影されたらすげぇ迷惑。

いっそ、そいつらから金もらってしまおう!という考え、普通なのかもしれません。

もうこれは今や一種のキャラクタービジネスのようにもなってしまってるんではなかろうかと。

それにしても、圧がすごい。

元々、そういう気質の民族なのか、観光客相手してるうちにそうなったのか、あるいは、集落の中からぐいぐい系の選ばれし女性陣が選出されて出稼ぎに来てるのか。

だとしたら、私を相手してるお姉さんはもっとガツガツこないと隣の人たちに勝てないよ、ともはや心配に。

色々見せてもらって、最終的に買ったのがこの二つ。

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隣では、まだやんややんやが続いてる・・・激しいな。ここ。

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で、お二人もようやく選び終えて15米ドルを払おうとしたところ、ヒンバさんが「これじゃ少ない!17米ドルだ!!」と異議申し立て。

今度は、15米ドルだと言ったお兄さんと、ヒンバさんでもめだします。


二人も「この子(私)は、あの人(私を接客してくれたヒンバさん)から15米ドルで買った。だから私たちもあなたたちに15米ドルしか払わない」と言い切りますが、全く納得しないヒンバさん。

えーっと・・・

そして、私を接客してくれたヒンバさんも「え?17ドルもらえるはずなの?私15ドルしかもらってないからあと2ドルあいつ(私)から追加でもらおう!」となってもおかしくないのに、素知らぬ顔してもごもご何か食べだしました。

マイペースなんだか、なんなんだか・・・やっぱり私はあなたがこの先、上手に観光客を相手に商売できるか心配よ。

結局、15米ドルで一応話はまとまりましたが、一気に不機嫌になるヒンバの皆さん。

「えーっ。めっちゃみんな不機嫌やん・・・」と言いつつ、二人写真撮ってましたけどね。

(不機嫌になりつつも、なんやかんやでちゃんと写真撮影には応じてくれてました。)

なかなか労力使う買い物でした。

 

そして、ヒンバの女性がグイグイくる中、どこからともなく現れる男性陣。

「僕は○○だ。君の名前は?」とフレンドリーに聞いて、勝手に木の実?のキーホルダーみたいなのに名前を彫りだそうとします。

彫られたら絶対買えと言われるに決まってるので、彫ろうと素振りを見せたら「NO!!!買わないからね!!!」と強くその手を止めさせましょう。

全く、油断も隙もありません。

今まで、観光地ばかりいて出会うのは観光客やサービス業の方ばかり。

なんかようやく、ある意味「あー、海外来てるわー」というのを実感したのでした。

ヒンバ族との買い物抗争に時間を要し、スワコプムント散策終了です。

なかなかに慌しかった・・・


続いては、最後の砂漠「デューン7」へ!