第十二番 観音正寺
観音正寺の歴史
奈良時代に、泰澄(たいちょう)大師が寺院建立に適した場所を探している際、このお寺がある岩間山の桂の樹から仏教の呪文である千手陀羅尼が聞こえてきたため、この木に強い霊力を感じ、千手観音を彫り祀ったのがお寺の起源と言われています。
アクセス
JRまたは京阪石山駅から京阪バスで15分。「中千町」下車徒歩約50分。
毎月17日には、駅からお寺まで直通バスが通っています。
時間については、公式HPで確認できます。
私、この直通バスに乗るため17日に行ったのですが、ちょっと寝坊したせいでタイミングがずれて結局駅から歩きました・・・駅から歩くと2時間近くかかります。(約9キロ)山の上にあるので、ずーっと後半上りです。。
毎月17日は「ぼけ封じ祈願会」が行われるぼけ封じのお寺
アクセスのところでも書いたように、毎月17日には駅から直通バスが数本運行されます。
それは、月に一度「ぼけ封じ祈願会」が行われるからです。
ぼけ封じのお寺として有名なこちらのお寺は、西国三十三所十二番札所に加え、「ぼけ封じ近畿十楽観音霊場」四番札所でもあります。
「ぼけ封じ近畿十楽観音霊場」非常に気になります。10か所巡って封じれるんであれば、ぜひまわっておきたい。
本堂
本尊の観音様は人々を救うため、毎日136の地獄を巡るので「汗かき観音」と呼ばれています。
地獄って、136もあるんですね。それを毎晩私たちを救うために巡ってくださるなんて、ありがたいことです。そんな汗かき観音さんは秘仏のため通常拝観することはできません。毎晩地獄巡りされてるんですから。日中は休んでいただきましょう。
霊木 夫婦桂
泰澄がご本尊を刻んだあとの切株から再び芽生えたという、桂の木。
夫婦杉って割とよく見るけど、夫婦桂って珍しいかも。
駅から歩くのは結構タフなので、(バスに乗っても最寄りのバス停から50分歩かなきゃいけないし)17日の直通バスを利用して訪れるのがベストだと思います。
その他の西国三十三所札所はこちらから