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【女一人歩き遍路】第1回目2日目 8番 熊谷寺~10番 切幡寺

※この記事は、2015年9月~2019年4月まで3年半かけて歩き遍路をした記録です。情報などは当時のものなので、現在と変わっていることがあるかもしれません。ご了承ください。

 

2015年9月21日

 

記念すべき歩き遍路1日目の夜。

真夜中急に目覚めて、結局二度寝できたのは4時頃。
そこから1時間少々また寝て、起きて迎えた
お遍路、2日目!!寝不足ですけど、おはようございます。

変な寝方して若干ぼやーっとしますが、6時の朝ごはん。
(6時半だっけかな・・・いや、6時だったような・・・曖昧。いかんせん寝不足なもんで。) 

 

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今日も1日沢山歩きます。ぼやーっとしてても、朝からモリモリ食べます。
普段から朝ごはんは欠かせない派です。
小学生の時に「朝ごはん食べた方が頭良くなる」って何かで聞いて、バカ正直に一生懸命食べてました。
頭良くなったかどうかは分かりませんが、起きて5分後に飯が食える頑丈な胃袋は手に入れました。

ちなみに、私はしませんでしたが、ご飯はおかわりできます。
さすがに、そこまでは、ね。(何の、ね)

1晩お世話になったお部屋にお別れし、朝7時、出発!!

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雲は多めですが、今日も雨は大丈夫そうです。
さぁ、頑張るぞー。

 

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15分ほどで7番 十楽寺に到着。
既に昨日参拝済みなので、前を通り過ぎるのみ。
目指すは8番 熊谷寺

 

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今日も頼みます、道案内。約4キロの道のりです。

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赤いステッカーに自然と目が行くようになりました。
朝早いので、ほぼ人がいません。車もそんなに通りません。
見知らぬ街の、朝、独り占め。
気持ちがいいです。

 

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最近は、海外の方も増えて来たようで、英語バージョンも。

 

朝一から、1時間少々歩いて到着。少し小高い丘の上に立派な仁王門。

8番 熊谷(くまだに)寺

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向かって右側、木ぃ、わっさー

高さ13メートルを超すこの仁王門。四国一の高さなんだそうです。

 

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「おはようございます!失礼します!」
とくぐったら、すぐ本殿・・・ではなく

 

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一回、車道に出ました。

ここのお寺、駐車場の辺りから読経が聞こえててなんか朝からやってんのかな、と思ったらスピーカーから流れてました。
夜に聞いたら完全ホラーなやつです。お寺は好きですが、明るいうちに行くのが鉄則。

 

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本日も朝から大師様にお会いできました。

「おはようございます!今日も頑張ります!」挨拶は、人間の基本ですからね。
でも、実際は以前の会社で、私が誰よりも朝テンションが一番低いと言われたことがあります。(そして、誰よりも昼休みうるさい、と。うるさいんじゃないんです。声が通るだけなんです。)

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本堂

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大師堂

(朝から地味にしんどい階段の上バージョン)

 

今日の行程は割と余裕があるので、まだ1個目なのに休憩も取って30分ほど滞在したあと、次へ向かいます。

 

次は9番 法輪寺

 

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こんな感じでまわりは田んぼ。空が広い。
雲の形に秋、感じますね。

 

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遠くに、同じ歩きお遍路さんが見えてますが
その他、人の姿、まるで無し。
静かな休日の朝の風景です。このような道を30分ほど歩いて、到着。

 

9番 法輪寺

 

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こちらは、八十八か所で唯一、涅槃像を本尊とするお寺。
ですが、御開帳は5年に一度だそう・・・・

 

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本堂

大師堂の写真、撮り忘れ。

そして、こちらのお寺、昔歩けなかった方が参拝に来たところ、参道で突如歩けるようになった、という伝説があります。(クララもびっくり)

その伝説にまつわり、本堂には沢山の草鞋が奉納されていて、草履の形をした健脚御守りも売店で売られています。

私も購入しました。明日は山越え。御守りです。
リュックに付けて、ひそかにちりんちりんと小さな鈴鳴らしながら出発!!

と勢いよく山門出たものの、右に行くのか、左に行くのか分からなくなりまして。。
うろうろしてたら、お寺の前にあるお店のおばちゃんが教えてくださいました。
ありがたや。この旅初めての迷子でした。山門出て、1mで迷子。さすが迷子の天才。

時刻は9:50

ですが、次が、もうこの日最後のお寺です。4キロ先の切幡寺へ向けて出発!!

 

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歩きだして早々、男女の自転車お遍路さん2人組がいらっしゃったので、何気なく「こんにちわー」とご挨拶したら

「こんにちわー。あ!よかったら、おまんじゅういりません??」と女性の方から何とも素敵なお言葉。

先ほど、私が道を聞いたお寺の前の茶店で売ってたおまんじゅう。
まるっと一つおすそ分け。

 

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嬉しくて、年甲斐もなく「わーい」とマンガみたいな喜び方してしまいました。

3個入りだったので、余った一つをくださったみたいです。
いや~お遍路さんって地元の方からお菓子や飲み物を頂く「お接待」を受けることがある、とは知っていましたが、初お接待、お遍路仲間さんからでした。
これ、お接待というのかわからんが。(単なるおすそ分け?)
 
素朴で美味しいおまんじゅうと、ありがたいお気持ちでパワーチャージです。

途中遭遇。小豆洗い大師。

 

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妖怪の一種かと思いましたが、(それは「小豆洗い」)


その昔、弘法大師法輪寺を建立した後、十番札所・切幡寺へ向かう途中に日が暮れたため、クスノキの茂る森で一夜を明かすことにした。

十二月の極寒に耐えかねて、小豆がゆを炊こうとしたが付近には水がなかった。
そこで、つえでクスノキの根元を掘ったところ、清水がわいてきたという。
この水でおかゆを炊いて体を温め、翌朝から切幡寺の建立に取りかかり、
一昼夜のうちに本堂を建てた。この本堂の完成を祝って赤飯用の小豆をクスノキの根元の清水で洗ったという。その場所が後に井戸となった。
徳島新聞より)


だそう。

ちなみに、この後も大師と水にまつわる伝説は多数登場します。

 

お遍路さん用休憩所、発見。

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お茶も用意されていました。ちょっと、椅子で一休み。。
(数十分しか歩いてないくせに)
あーリュック、重い・・・

 

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マムシ注意」と言われても、どう注意したらいいのでしょうか。
注意したって、出る時は出るんでしょうし。
世の中の「〇〇注意」の看板の下には、合わせて対策法も記載して頂きたいものです。

マムシ出たら嫌だなーと思いながら歩いていると、お孫さん連れのおじいちゃんに出会いました。

「右側歩かず、左側歩いて。そっち、大きいヘビ、いたから」

・・・え?

マムシじゃないけど、おるんやニョロニョロ。

「こっち歩いて、こっち」と案内されたので、一緒に歩きながら、ちょこっとおしゃべり。

「どこから来たの?」と聞かれたので
「大阪ですー」と答えたら、なんとこのおじいちゃん、昔、布施に住んでたって。

布施て。
東野圭吾原作白夜行でお馴染みの布施ですよ。

え?分からない?

じゃあ、まず本屋に行って、『百夜行』を手に取ってみてください。
文庫本、太っ!ってなります。上下巻にしたら良かったのに、って思います。

実家暮らしの時、近鉄奈良線を愛用(?)していた私にとってとっても馴染み深い駅名です。うん百回と通過して、2~3回降りたことあります。(馴染みうっす)
こんなところで、布施・河内永和トークができるとは。

教えて頂いた通り、右端にでっかいアオダイショウがおりましたがおじいちゃんと、元気なお孫さんと歩けたお陰で楽々、ヘビ道クリア。

そして、1時間弱かけて到着しました。

10番 切幡寺

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が、こちらのお寺、ここからが遠い。

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山門、どこー?

ここから坂になってるんですが、最初の方のお店の方に「まだここから遠いから、大きい荷物置いて行っていいよ!」と言っていただけました。

うどん屋さん・・だったかな。
すいません、曖昧で・・・

荷物置きスペースを店先に作ってくださってて、歩きお遍路さんの荷物預かりしてくださいます。
荷物の重さで肩、腰の疲労が溜まっていたので、ホントに助かりました。
ありがたく荷物預けさせてもらって、身軽になって山門目指します。

坂をどんどん上っていって、ようやく山門到着。

 

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最初の標石から、6分もありました。荷物預かってもらえて良かった。
さらに、このお寺、ここからも大変。

 

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333段の階段
歩きの方、ふもとで荷物預かってもらうことを強くおススメします。

 

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厄年終わったけど、女やくよけ坂 上って汗だくで到着。

 

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本堂

 

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大師堂

 

こちらのお寺の伝説。
弘法大師が綻びた僧衣を繕うために、娘に布を求めると、娘は織りかけの布を切って差し出しました。
「父母を弔いたい」と願う娘のために大師は1日で千手観音を彫り、娘を仏門に導くと
娘は千手観音に変わった とさ。

その娘の姿がこちらのはたきり観音

 

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本日の参拝は、ここで終了。

あとはひたすらホテルまで歩きます。
お寺には行きませんが、割と遠い道のりと思われます。
しかも、お遍路ロードから離れるので、頼りにしている道案内シールもありません。
迷子の天才、不安しかありません。

荷物を預かってもらってたおばちゃんにお礼を言って、再度荷物しょって、ホテルへ向けて出発。2日目は宿坊ではなく、JR鴨島駅近くにあるビジネスホテルがお宿です。

 

とりあえず、しばらくは11番 藤井寺と同じ方面なので、お遍路道しるべを頼りに歩きます。

 

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しばらく行くと休憩所。

先客がいました。
目がいってました。

 

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マネキンのチョイスよ。

 

しばらく歩き、藤井寺方面から外れます。
さぁ、ここからが迷子の天才。
天才ならではのひらめきで、無事辿り着けるのか、腕の見せ所。

 

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誰もいない。

何もない。

 

この道であってんのかもイマイチ分からない。誰かに聞きたくても、誰もいない。
スマホでグーグルマップ表示させてみる。

 

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何も目印ねぇし。
なんとなーくの川の位置だけを頼りに、ほぼ勘で歩いてみる。迷子の天才のくせに、こういうとき勘に頼りがち。

 

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「すみませーん。JR鴨島駅は、この方向であってますかー」

(無視)←そりゃな。 

 

切幡寺を出て、約1時間。
おそらく、あってるだろう という野生の勘を働かせて歩き続けます。

足は全然つらくないんだけど、こんな時、日ごろランニングでそれなりに脚力鍛えている自分をえらい、えらい、って思うんだけど、なにより、耐えがたいのが荷物の重さによる、肩と背中の痛み。

リュックが食い込んで、もう肩が痛いのなんの。
(ホテルに着いた後見たら、真っ赤になってたのさー泣)

手を肩のところに差し込んで、軽く持ち上げながら
 歩いて、歩いて・・・・

 

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お!これは、確実にあってるっぽい。
目標物の一つにしていた大きい川に出ました。吉野川と思われます。

遠くに橋もうっすらと。あの橋を渡ると、駅方面です。

薄曇りでむしろ良かった。日を遮るものが何もないので太陽サンサンは厳しいものがありました。

ひたすらに。ただ、ひたすらに川沿いの道を歩きます。

 

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やった!橋、到着。

 

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川をこんな位置から歩いてみること
あんまりないかも。

橋を渡り終えると、街になり、人も車も通ってる!
わーい。
ミニストップ発見!!!!

コンビニって素敵。日本全国、どこに行っても、同様のクオリティのものがずらっと揃ってる。

またまたこの日も、昼ごはん食べ損ねてたので、ここで休憩がてら、おにぎりでも食べよーっと。

すると、イートインスペースに先客。リュックを持ったアウトドアスタイルの女性が。

「お遍路ですか?」の前置きなく
「今日はどこまで行かれるんですか?」と聞かれました。

二人とも、衣装はお遍路スタイルではありませんがこんなとこをでっかいリュック担いで歩いてたら、それすなわちお遍路さんで間違いないです。

少しお話して、先に出て行かれるアウトドアお遍路さんをお見送り。

お腹が少し満たされて、休憩もできました。

ホテルまではあと少し。さぁ、もうひと頑張り。

切幡寺を出て、2時間20分。


ようやく、今夜のお宿アクセス鴨島に到着です。

ホテルというよりマンションみたいな外観でした。

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チェックインまでまだ時間があったので、フロントででかリュックだけ預けて(もう、肩背中の限界)近くのマクドでポテト食べながら時間つぶし。
おにぎり食べたら、一気に食欲沸いてきちゃってさ。
塩気に対する欲求が止まりませんでした。

で、私は決意します。

よし。いらん荷物は、全部今日大阪へ送ってしまえ。

明日は、3つもの山を6時間もかけて越えなければならない難所を歩きます。

こんな重い荷物担いで、歩ける気がしません。山から転げ落ちてまうわ。

できる限り、荷物は軽量化してのぞもう!!
こちらのホテル、ヤマト運輸の宅配サービスがあったので明日の着替えや、お遍路グッズだけを残し、不要な衣服類は全部袋に詰めて(宅急便用の袋も買えました)
はい、一足先に大阪へ行っちゃいなー
(実際は、翌日出荷だったため、私が家着いた次の日彼らは到着しましたが)


 よーし。これで心おきなく、山登りができるぞ!
さ、リポD飲んで、明日に備えて早めに寝よう。

・・・・ぱち。

昨日に引き続き、またしても夜中、目が覚めてしまいまたまた1時間近く、眠れぬ時を過ごしたのでした。

なんでやねん。