えちこの旅ブログ

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【女一人歩き遍路】第8回目4日目 71番 弥谷寺

※この記事は、2015年9月~2019年4月まで3年半かけて歩き遍路をした記録です。情報などは当時のものなので、現在と変わっていることがあるかもしれません。ご了承ください。

 

本日4つ目のお寺、弥谷寺へ。

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両手の開き具合、まさに絵に描いたような「ようこそ」スタイルで

要潤さんが出迎えてくれました。

 

香川出身なのは知ってましたが、三豊市のご出身でしたか。

って、三豊市を今初めて知ったんですけどね。

 

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10時過ぎ、小腹が空いたので定番のミニストップで小休憩。

私の中で、ミニストップは確実に店内にイートインスペースがあるとされてるので、お遍路中に出会うととっても嬉しいお店です。

野菜がね、足りてないからね。ここ数日。

 

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高松まであと46キロ!っていう数字もさることながら、スタート地点の徳島までの距離も出てきたことに軽く感動。

何か四国をぐるっとした感が出てきました。

 

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・・・あの山、右側えぐれてない?えぐれてるよね?

そういえば、朝はもやもやしていた山の上の方も、すっかり晴れていい天気。

そして気温上昇。暑い・・・

 

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そんな日は、すぐに休憩したくなるのです。

 

先ほどのミニストップから1時間ほどしか歩いてませんが、またまた休憩タイム。

ちなみに、この小屋は国道11号線沿いにあります。

ここの手前に川があり、その川を渡る前で遍路道は一旦11号線を離れるよう案内してますが、小屋で休みたい方はそのまま11号線を進みましょう。このあと、しばらく11号線歩いたあとでも遍路道に合流できますので。

 

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ニューカレドニアあたりに吊るされたぶりぶりざえもん。

いかなる時も顔は凛々しい。


ぶりぶりざえもんってさ、子供が大好きなネーミングですよね。よく考えられてるわ。

「おしり」とか「おなら」とか「う○こ」とか「ぶりぶり」とか。

なんであんなに子供は好きなんでしょう。

 

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休憩所から10分ぐらいで国道11号線とはお別れです。さよーならー。

ここから、住宅と田んぼが並ぶ道をしばらく歩きます。

 

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「あっちーなー。足の裏のマメ、いったいなー」なんて思いながら歩いていたら

お遍路さーん!

と通り過ぎた家の玄関から、おばちゃんに呼び止められました。

どう見てもお遍路は周りに私しかおらず、っていうか歩いてる人私しかおらず、振り返ってみると

これ、良かったら持っていってー!

と玄関から出てきて渡してくださったのが・・・

 

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大きなおはぎ!

 

しかも2個入り!しかも、きな粉と青のりの味違い!!

朝から作ったの。良かったら持って行って!お口に合うか分からないけど

ですって。

 

えー!いいんですか。めっちゃ嬉しいんですけど。おはぎ大好きです!

これですね、ちゃんと紙で包んでくれてて、ちょっとした和菓子屋さんみたいな包装でした。

ご厚意をありがたく頂戴し、とりあえず適当な袋に入れてリュックにギュっ。

今日、結構気温上がってるけど・・・ま、大丈夫よね。

 

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12時半前、ようやく弥谷寺近くまでやってきました。

さー、あとひと頑張り・・・

 

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の前に、一旦休憩。

いや、もうすぐやねんからさっさと行けよ、という感じですが、私がここで一息つきたくなる理由がありまして

 

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弥谷寺はあの山の中にあります。今から本格的な山登りをする訳ではないのですが、本堂までに長い長い階段があるという噂をかねがね聞いております。

 

そんな訳で「あー、今からまだ上るんかー。まだ遠いなー。足のマメ痛いなー」なんて思いながら、先ほどもらったおはぎをそこら中にきな粉ぶちまけながら食べている訳です。

うっま。

おはぎ、結構大きいので一気に一つは多いかなと思ったんですが、適度な甘さで一個ペロリでした。

 

ここでうだうだしてても、どうしようもない。エネルギー&糖分補給も済んだし。

おはぎをくれたおばちゃんのためにも頑張らねば。

 

今までも何度となくご紹介してますが、お遍路をしていると、ちょくちょくお菓子や飲み物をいただくことがあります。これは「お接待」と呼ばれるお遍路文化の一つです。(前にもどっかで書いたかもしれませんが)

 

お接待には、「私はいけませんが、そんな私の分までお願いします」という代参の意味が込められていて、間接的な大師さんへの供養とされています。

(なので、基本的にはお断りすることもNGとも言われています)

ので、私にはこの美味しいおはぎをくださったおばちゃんのためにも頑張る義務があるのです!

よーし!!! と気合いを入れていざ、坂&階段上り。

 

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しかし・・どうでもいいが手の甲、いつの間にか二色になってるやないか。

日焼け防止のために、長袖着てるんですが、ちょうどシャツが手の甲の半分ぐらいにかかっていたため、こんな焼け方になりましたとさ。(2日目と今日の2日間の日差しでこの出来です。)

 

71番 弥谷寺(いやだにじ)

名前の通り、階段が多くて「いやだに~」 覚えやすいや。

 

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まずは竹藪みたいなところ上っていくと、お寺の駐車場に出ました。

 

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地図の下のP付近が現在地。こっからびよ~んって上に続いてます。

ちなみに本堂は、地図の一番上の左側 って書かれてるとこ。

遠いがな。すげー遠いがな。

 

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本堂まで600m弱あります。

どこからが正式なお寺の敷地になるのか分からないのですが・・・ここらで

 

71番 弥谷寺

 

子供の頃、ここの「獅子之岩屋」という岩窟で弘法大師が学問に励んだと言われています。

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まずは仁王門をくぐります。

 

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階段続きます。昨日の雨がまだ全然乾いてない。

大雨の中、山の上にあるお寺をひたすら目指すのもしんどかったけど、寺数を沢山まわるのもそれはそれで大変だったかも。

雨の中の参拝って結構大変なんですよね。線香とかろうそくとか濡れがちやし。

仁王門から5分ほどで現れたのが、でっかい剛拳菩薩像

 

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・・・恥ずかしがり屋さんですか。

どんなお顔かな、と下まで行ってのぞき込んでみた。

 

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うん。(何のうん)

 

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そしてここからさらに108つ 煩悩の数だけ階段を上ります。

しんどいのはしんどいですが、まぁ、山登りに比べたら断然ましか・・・

 

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108には3つの意味があるそうな。

個人的には、一番最後の四苦八苦を落とすっていうのが「へ~~」と興味深かったです。

除夜の鐘の108つにはそういう意味があったんか。

 

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四苦八苦しながら、四苦八苦を落としてようやく階段終了。

仁王門からは10分程度でした。

 

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階段の上の赤丸が現在地。

いや、本堂まではまだまだ階段あるんかい。

完全放置になりますが、重くてつらいので近くのベンチにリュックを置いて本堂へ。

置き引きされても文句言えないぐらい完全に視界から消え去りますが、さすがというか、当たり前というか、荷物が取られることはありません。

 

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ここのお大師さんは、土台がやたらでかい。

本堂までの道のりには、石仏や岩壁に刻まれた石像が沢山あります。

 

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こちらは、弘法大師が刻んだとされる阿弥陀仏三尊像で、「磨崖仏(まがいぶつ)」と呼ばれています。

そしてようやく到着。

 

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本堂

高台にあるこの本堂からの景色

 

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やっぱ結構高いとこまで来たなー

そして、元来た道を戻り大師堂へ。

ここの大師堂は珍しい作り。岩にはめ込まれたような形でお堂が建っていて、靴を脱いで上がります。

このパターンはお初です。多分。

 

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参拝するのはこの中で。

納経所もここにあります。

 

一通り終えて、ベンチに座って小休憩していると、隣にいた歩き遍路のおじさん二人組に話しかけられ、今日はどこまで行くだとか、暑くてしんどいね、だとかをちょっとお話。(はい、出ました。お遍路旅恒例おじさんとの出会い)

 

ちなみに、このあとこのおじさん二人組とはお寺ごとに毎回会うことになります。

最初の二日間は全く人に会わなかったのに、やはりお寺が多いとその都度そこで数十分過ごすことになり、追いついたり、すれ違ったりで、一度会った人と顔を合わせることが増えます。

 

特に会う都度、必ず話しかけてくれたおじさんはこの後も登場するので、「赤リュックさん」と名付けたいと思います。

何のひねりもないです。赤いリュック背負ってたから。

おじさんたちは先に出発し、数分後、私もまた階段を下りてお寺をあとにします。

 

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ここ行きにも通ったんですが、過去、ここのお寺に訪れた方のブログを見ると登場していた俳句茶屋さん。もう閉店してしまったようです。

 

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写した時は気づかなかったけど、すっげーぶれてる。

 

ここに張り紙してあった内容を読むと、店主さんが亡くなられ、老朽化した茶屋を建て直そうとしたところ、建物が不法占拠され修繕できなくなりました・・・

みたいな何だかちょっとややこしそうなことになってるみたいです。

弥谷寺、階段が多くて大変ではありましたが、なかなか見どころもありいいお寺でした。

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次の72番曼荼羅寺73番出釋迦寺はこれまた近い位置にあります。

右の階段を下りれば、駐車場方面へと戻る道。

続く遍路道は、このまま真っ直ぐです。

 

この看板では3.8キロとなっていますが、私のガイドブックでは72番まで5キロとなってます。

どっちやねーん、と突っ込みつつ先へ進みます。

 

私が旅の間愛用していたガイドブックはこちら。

納経帳とほぼ同じサイズで、サブバックに収まります。

地図と各お寺の案内が書かれてるので、一冊あるととても便利。