えちこの旅ブログ

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熊野古道 中辺路38キロ徒歩の旅 2日目後編 湯川王子~川湯温泉

年末年始休暇最大17連休みたいな話題が出てますが、本日明らかになった年末年始シフト。私は昨年もそうだったのですが、仕事納めが大晦日。仕事始めは1/4です。

毎年1/3が仕事始めですが、来年は日曜日なので休み。ちなみにサービス業ではなく事務職なんですけどね。ただの3連休。もう年末年始が短いのには慣れました。。

 

 

湯川王子から、三越峠の山を登ります。本日最後の山道。またまた滝汗ダラダラかきながら30分弱で登り切りました。

 

登ると舗装道に出ます。

 

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この峠関所のゲートをくぐって、下り坂に入るのですがその前に一旦休憩。

 

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関所の前をスルーして、前方にある休憩所へと向かいます。

思ってたよりめっちゃ立派な休憩所。併設されてるトイレも綺麗。

あのお化けトイレ行かなくてよかったー

 

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(あのお化けトイレ)

 

時間は13時前。川湯温泉行きのバスまで2時間弱です。

ここから発心門王子まで残り4.3キロ。平坦な道なら余裕ですが、このあと苦手な下りがあるので、あまり悠長に休憩もしてられない。

とりあえず、トイレを済ませて、昼ご飯としてプロテインバーをかじって、荷物降ろした状態で体をストレッチしたり何やかんや15分ほどの短い休憩で本日のランチタイム終了!

昨日あんなに余裕たっぷりのんびりしてたのに、何ですかこのあくせくする感じ。

自分が時間設定早めたせいやけど。

 

さきほどのゲートをくぐると早速下り。

 

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階段になってるからまだマシだけど、やはり下りは苦手です。

 

この日は朝からずーっと薄曇りだったのですが、ここにきて晴れ間!

そして道もゆるやかに。

 

 

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木漏れ日気持ちい~

 

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午前中、一瞬の道迷いのとき男性二人組にあったきり、今日も人がいない熊野古道

林道独り占め。ソーシャルディスタンス。

めちゃめちゃ林道の風と日差しと鳥の声を満喫。

 

密だからどーのこーのと神経質になっている人、みんなここに来たらいい。

そして思う存分、自然の空気をマスクなしで吸えばいい。

 

 

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過去の台風の影響か、結構木々が倒れているのを見かけます。

 

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かつてここに道の川という集落があったそうです。

昭和30年代初めには62名の方たちが生活をしていたそうですが、昭和48名に残っていた最後の8世帯が移転。廃集落(?)となりました。

 

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明らかに家の残骸。

 

ここから10分ほど歩くと、また新たなう回路が出てきました。

 

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本来は、音無川沿いの下の茶色の道が熊野古道 中辺路ですが、この先復旧工事中ということで上の青色のう回路へ。

このう回路は、観光センターでもらったマップには反映されてませんでした。

本来の道上にある「猪鼻王子」のスタンプを押すことができないので、それは本宮大社近くにある世界遺産熊野本宮館で押すことができます。

 

う回路は、今まで歩いてきた道をそのまま行きます。

 

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しばらく行くと市道に出ました。あとはこのアスファルト道をひたすら下ります。

 

定期的に、う回路と示された案内表示は見るんですが、発心門王子まで何キロなのかの記載がありません。そして、この道、スマホの電波が入りません。

5Gや何や言うてる時代に、まさかのGoogleマップが使えない。

旅行中はGoogleマップ先生にお世話になりっぱなしの私。これは困った。バス停まであとどれぐらいか全然分からんやないかーい。

 

バスの時刻まであと30分強。元のルートの距離とそう違いはないとは思うので、大丈夫だとは思うけど、ここまで来て乗り遅れたくない。

焦るあまりとっても速歩きで坂をガンガン下っていきます。

最後まで余裕とは無縁の1日。

 

そして、10分ほど歩いて

 

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発心門王子に到着!

 

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ここから熊野本宮大社までの8キロのみ歩く方も多いから?

世界遺産の石標もありました。

 

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格式高い五躰王子の一つ。

発心門すなわち「悟りの心を開く入口」とされる大鳥居があったことに名前の由来があるそうです。

ここが神域の入口と言われています。

良かった。無事発心門王子までたどり着きました!

 

が、バス停はこのすぐ近くにある訳ではありません。

さらに坂を4分ほど下ると

 

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立派な休憩小屋が。

 

ここからさらに数十メートル行った先にバス停があります。

 

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バス絶賛待機中。

 

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バス停の道向かいに自販機があったので、そこで水分調達して、しばらくバス停の石んとこ(写真でリュックがへたりんとなってるとこ)に座ってバス来るの待ちました。

休憩所に行こうかとも思ったんですが、ここで待ってるのアピールしておこうかと思って。だからと言って、別に早めに来てくれるとか多分ないけど。

 

14時48分発のバス逃しても、立派な休憩所あるんでそこで最終のバスを待つことは可能やったなーと思います。が、ここもまだスマホ電波入らないんで。

スマホなしでどうやって時間を潰すかはあなたの工夫次第。(もしかしたら、ソフトバンクが入らなかっただけかもしれませんが。)

 

私一人を乗せて、バス出発。しばらく貸し切り状態ですが、熊野本宮大社前を通るのでそこで沢山人乗って来られました。

 

明日のゴールを一度目にしながら、40分弱で川湯温泉到着!

 

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川湯温泉は、熊野川の支流大塔川の河原を掘ると、お湯が湧き出るという日本でも珍しい温泉。

12~2月の期間限定で、川をせき止めて作られる巨大な「仙人風呂」が有名。

 

そんな川湯温泉山水館 みどりやさんが本日のお宿。

 

 

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もうちょっと離れたとこから全体像撮ろうとしたら、外にいた宿の方に「入口ここですよー」って言われたので(入口迷ってる人と思われた模様)もう写真は撮らず案内に従い中へ。

 

広い部屋に空きがあるということで、お部屋ランクアップしてもらえました。

 

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わーい。荷物広げ放題。

 

このみどりやさんの名物がこちら。

 

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川湯の露天風呂。敷居なし。解放感満点。川から丸見え。部屋からも丸見え。

男女の別もないので、混浴し放題です。

 

ご安心ください。このお風呂に入るようの浴衣が用意されてます。

18キロ汗たっぷりかいて歩いたので、早速温泉だー!

 

この丸見え川湯露天風呂ももちろん入りました。

(人が少なかったので貸し切りで入れた)

目の前の川でおじさんが釣りしてました。おじさんはかたくなにこちらに目線を送らないよう川を一心不乱に見てました。(単に釣りに集中してただけかもしれんが。いや、でもここであえて釣るということは、あわよくば的な気持ちがゼロとは言い切れないんじゃないだろうか、え?どうなんだい?と心の中でおじさんに語り掛けておいた。)

 

大量の発汗でデトックスからの、温泉。

お肌の調子が良くなった。

 

ような気がする。

 

夕飯は、ビュッフェ。

 

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ですが、手前の懐石・お刺身・お鍋は元から用意されてました。

白いプレートに載ってる分と、奥の川魚を取ってきた。

左から二列目の真ん中、両手を広げたような謎の塊は取り過ぎたサーモンです。

こうやって改めてみたら、野菜不足だな。

 

これにデザートも追加。

 

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この時期、ビュッフェはマスク着用必須。薄手袋着用必須。と制限があり少々面倒な点もありましたが、ちょっと久しぶりのビュッフェ楽しかった。

 

残すところ熊野本宮大社まであと8キロ。

(バスで一旦通りすぎて来てるけど)

あっという間すぎて、何かもうちょっと歩きたいな~と正直思ってます。

お遍路で1日40キロ強歩いた経験もあるので、2泊3日で38キロはやっぱりちょっと物足りない。(まぁ、山越えが毎日あって結構しんどいけど・・・)

 

そして今夜も布団で体が痛くなり、何度となく目覚めながら3日目を迎えるのでした。