えちこの旅ブログ

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能取岬で、初めての流氷観測|おひとり様限定 北海道流氷ツアー③

おひとり様限定流氷ツアー2日目。

SL冬の湿原号を標茶駅で下車した後、ツアーバスに乗り換えて網走方面へ移動します。

iechiko.hatenablog.com

バスからの車窓は、一面の雪景色

標茶駅を出ると、私たちが乗るバスは既に待機していました。

ツアーなので当たり前なんですが、交通機関の乗り換え時間が発生しないことに、小さな喜びを感じます。いつも待ち時間があって当たり前の旅行しているんで。

ツアーのスケジュールでは、ここから網走に向かって、流氷船に乗るという流れになっていましたが、時間に余裕があるということで、港に行く前に能取(のとろ)岬という場所に立ち寄ることになりました。

標茶駅から能取岬までは約2時間20分。

途中、道の駅でトイレ休憩&お買い物タイムを挟んでからはひたすらバス時間。

車窓から、タンチョウヅル発見!

めっちゃ小さいですが、電柱を挟んで左右に見える点、タンチョウヅルです。

ひたすら広がる雪原。(多分、何かの畑?)

雪国育ちの人からしたら、見慣れた光景かもしれませんが、ただひたすら真っ白の世界が目新しくて、ずっと車窓を見て過ごしていました。

子供の頃は、私の地元(奈良市)でも年に1回ぐらいはがっつり雪が積もったものですが、最近はそこまで積もることはなくなりました。

確か中三の冬だったと思います。めっちゃ雪が積もった日があって、受験勉強の合間に近所の公園で、誰の足跡もついていないエリアに、ひたすらエガちゃんみたいにダイブするっていう遊びをしたことを覚えています。しかも、一人で。

ストレス、溜まってたんでしょうね。

いまだに、まっさらな雪原を見ると、ダイブしたくなる性は治っていませんが、さすがに大人の理性が働いてやりませんでしたけどね。

雪に覆われた涛沸(とうふつ)湖。

JR釧網本線の鱒浦駅。

添乗員さんに「物凄く小さい駅が見えますよー」と言われたので、カメラかまえたら、本当に小さい駅でした。

ちゃんと今も列車が停車する現役の駅。

調べたら、網走方面・釧路方面共に、1日6本停車するみたいです。

釧網本線と並んで走る国道244号線からは、オホーツク海の景色も見えており、流氷も遠くに見えていました。

おーろら号のサイトによると、この日は朝から流氷船は予定通り運航しており、流氷も見えているとのこと。

りゅうっひょう!りゅうっひょう!

この旅のメインに胸が高まりますが、流氷船の乗船はもうしばらく先。

バスは一旦、流氷船乗り場を通過して、その先にある能取岬へ。

能取岬から見る人生初流氷

能取岬は、網走市街の北に位置するオホーツク海に突き出た岬。

「のとろ」とは、アイヌ語の「ノッ・オロ」(岬のところ)に由来するそう。

訳すと「岬のところの岬」って事ですね。

ここで20分ほど自由散策の時間があったので、行ける所まで行ってみよう!と岬を散策。

意外と全然雪積もってなかったです。

また、日によってはかなり風が強い場所でもあるみたいですが、この日は風もあまりなく、それほど寒くありませんでした。

能取岬の全体図。

道も、建造物も少なくてシンプル。

こちらの灯台、鉄筋コンクリート造りとしては北海道で一番古いものなんだそう。

灯台を仰ぎ見つつ、岬の海側に近づくと・・・

流氷だっ!!

人生初流氷とご対面です。

まぁ実際には、さっき既にバスの中から見たんですけどね。

でも、遠目やったし。車窓なんで過ぎ去っていく感じやったし。

眼下一面に広がる・・・ほどではありませんでしたが、それでも感動の景色です。

能取岬は流氷が見られるスポットとして有名みたいなんですが、そもそも、ここはツアースケジュールに入っていなかった場所だった事もあり、その名前すら知りませんでした。

個人で旅していたら、恐らく来ていなかった場所。

こんな風に地表から流氷を見下ろす経験ができると思っていなかったので、ツアーで来て良かったと思えた瞬間でした。

なんか、歩けそうな気がします。

でも、ぜーーーーったいに流氷の上に勝手に乗ってはいけません。かなりの危険行為です。

最近、禁止されているにも関わらず、上に乘って写真撮ったりしている人増えてるみたいですが。

そういうルールを守れない不届き者は、痛い目あっても自業自得ですよ。

あまり時間がなかったのですが、遠くに見えるオホーツクの塔とやらが気になって、端っこまで行ってみました。

こちらがオホーツクの塔。

・・・誰?

見た感じ、アイヌの人っぽくもないし。頭上に魚、浮いてるし。

何だかよく分からない塔でしたが、とりあえず、端っこまで来た!よし、戻れ!

横目で流氷を見ながら、速足で駐車場に戻ります。

岬からの景色に別れを告げ、再びバスに乗り込み、流氷船が出航する道の駅へと向かいます。

次回、流氷船「おーろら号」の乗船記をお届けします。