おひとり様限定流氷ツアー2日目。
この旅のメインイベント!
「おーろら」に乗船し、船上から流氷を鑑賞します。
網走流氷観光砕氷船「おーろら」
北海道の流氷観測スポットの一つ、網走で運航されている流氷砕氷船「おーろら」
砕氷船とは、氷海中で航路を確保するために使用される船舶の事。
ちなみに「砕氷」ってこの船に乗るまで読み方分からなかったんですが「さいひょう」って読むんだそうです。この年になっても、読めない単語がまだまだある。
ニホンゴ、ムズカシイネ。
観光遊覧を目的として造られた砕氷船は、おーろらが初めてなんだそう。
おーろらは、船の重みを利用して砕氷していきます。
一方、紋別で運航されている流氷観光船「ガリンコ号Ⅱ」は、船体の前にあるドリル状のスクリューを回転させながら砕氷していくのだそう。
なお、船は「大型船おーろら」と「小型船おーろら3」があります。
上記の写真は大型船の方。小型船は3月に運航予定の船のようで、この時は見かけませんでした。
運航期間と時刻
2025年の運行期間は、1月20日から3月31日まで。
時刻は1日3~7便。月によって変動します。
私たちは、2月のみに運航されている不定期便16:45の回に乗船しました。
大型船の乗船時間は約60分です。
料金
大型船おーろら号の乗船料(大人)は、1・3月が4,500円。2月が5,000円。
特別席という座席もあって、そちらは追加500円。
小型おーろら3号はまた料金が異なります。
運航時間、料金等の詳細は、公式HPでご確認ください。
時刻表上、1日複数便の運航が予定はされていますが、天候によって欠航や乗船時間の短縮もあり得ます。
また流氷は自然現象なので、シーズン中に乗船したからと言って必ず見られるとも限りません。
全ては、己の運次第。日頃の行い次第。
実際、今年流氷シーズンになってから、毎週のように流氷ツアーをアテンドしている添乗員さんが「今年は欠航や乗船時間の短縮ばかりで、私もまだ流氷ちゃんと見れていないです。返金処理や、代替案でビジターセンターのご案内ばっかりしていました・・・」とおっしゃっていました。
今年は、網走で流氷が初観測されたのが2月15日。
なんと1946年の統計開始以来、最も遅かったそうです。
正直、ツアーを申し込んだとき
2月下旬じゃ、ピーク過ぎて見られない可能性もあるよな~。でも、スケジュールの都合上、仕方ないか~。
と思っていました。
ところがどっこい。むしろ遅くて正解。2月初旬~中旬に行っていたら、見れていませんでした。
あの日、2月下旬のツアーを申し込んだ私、ナイス判断。
アクセス
乗船場所は「道の駅流氷街道網走」に併設されています。
JR網走駅からだと、バスで10分程度の距離です。
船内の様子
おーろらの出航場所となっている道の駅に到着したのは、出航の約40分前。
乗船手続きは添乗員さんがしてくださるので、チケットをもらった後は乗船時間になるまで自由時間だったのですが、既に乗船口に長蛇の列。
船内は自由席。船内から見るもよし。屋外デッキから見るもよし。
そんなに早くから並ぶ必要あるのかしら・・・と思い、道の駅内にあるお土産屋さんとかブラブラ見ていたのですが、列がどんどん長くなって、ついに道の駅の外にまではみ出す様子を見て、さすがに並ぶ事にしました。
まぁ、チケット貰えてる時点で、定員オーバーなので乗れませーん。なんてことにはならないんですけど。
噂にたがわず、インバウンド観光客が多かったです。
確か出航20分前ぐらいに乗船開始となりました。
大型おーろらの定員は450名。
ですが、私たちが乗船したのは最終の不定期便だったこともあってか、定員よりもだいぶ少ない印象でした。
おかげで、それほど混雑もなく快適に過ごせました。
1階客室(自由席)
1階客室は自由席。
後方は、窓側を向いたソファ席。
異国のマダムたちがいっぱい。
前方の座席はこんな感じ。
ここは常に空席があって空いていました。
船に乗ったら、基本デッキで過ごす派なので、定期的に暖を取るために船内に入りはしましたが、椅子に座って過ごすことはありませんでした。
2階客室は、特別客室の指定席となっていたので入っていません。
2階には売店もありました。
その売店で、御船印ゲット。
下調べが甘く、おーろらが御船印参加社の船だと知らなかったので、売店で見かけた瞬間テンション上がりました。
展望デッキ
各階に展望デッキがあります。
それぞれ流氷の見え方が違うので、乗船中あちこちうろちょろ徘徊していました。
デッキにあった流氷。とりあえず触っておいた。
最上階の展望デッキが一番人気で人も多かったですが、後半になるにつれ人は減っていきました。
ずーっと居続けるには、寒い場所ですからね。
側面側デッキは結構混んでいたので、どこかに空いている場所はないかと探していたら・・・
後方デッキ、ガラガラでした。
一所に留まることなく、徘徊してはいたんですが、うろついた後、落ち着く場所はいつもこの後方デッキでした。
屋外デッキで長時間過ごす場合、寒さ対策は必須。
私は、ボア付きのアウターの中に、薄手の中綿アウターを着込んでいました。(前回の長崎や2年前の札幌雪祭りの時も同様のスタイル。)
更にデニムの下には、ミズノで購入したあったかスパッツ着用。
ただ、アウターはこの船に乗る時に重ね着したのでいいのですが、ボトムは朝からずっとこの恰好。列車内では相当暑かったです。
風もほぼなく、非常に穏やかな気候だったため、寒さに耐えきれず船内に逃げ込む、ということにはなりませんでした。
(ただ、定期的に体を温めるために船内に入りはしましたが。)
冷え性を極めた私が大丈夫だったので、恐らく大半の方は耐えられる気候だったのではないかと。
穏やかな気候ゆえ、波揺れも全く気になりませんでした。
恐らく、かなり好コンディションの船に乗れたのだと思います。
「おーろら」から見る流氷
お待たせしました。
ようやくおーろらから見る景色のご紹介です。
出航時の海には、全く流氷は見られません。
出航は、ちょうど日暮れ時。
めちゃくちゃ綺麗じゃないかー
流氷、まだ見れていないけれど、既にだいぶ感動。
この光景だけでも、サンセットクルーズとして成り立ちそうです。
出航から約10分。ついに流氷が見えてきました。
ここから先、文字通り「流氷砕氷船」として、流氷を砕きながら船は進んで行きます。
1階デッキからは、至近距離で流氷鑑賞できます。
想像していたよりも、流氷でかい。
雪の塊に見えるけど、流氷なんだよなー。
乗っちゃいけないけど、乗ってみたいなー。
みたいなことを、同じツアーの方とお話しして過ごしたりもしました。
感動をリアルタイムで共有できるっていいですね。
でも、やっぱり一人の気軽さが勝るので、今後も基本的にはソロ旅中心ですが。
最上階デッキに上がったら、人に慣れ過ぎたカモメが一緒にクルーズを楽しんでいました。
めっちゃカメラ目線くれた。
夕日と、流氷のコラボレーション。
この景色を見せるために、あえて夕方の便を予約してくださったのですか?
クラツーさん、やりますね。
気が付けば、いつの間にか流氷の数が少なくなっている。
船は港に戻っていたようです。えー、もう終わっちゃうのー。
日も沈み、船の電飾も点灯。
港に戻ってきました。
乗船時間は50分弱。流氷に夢中であっという間でした。
ありがとう、おーろら。
天候不良で欠航になることもなく、穏やかな海上で最高の景色を見ることができました。
今年の運を既に使い果たした感があるので、残り10か月は惰性で過ごします。
嘘です。
運をチャージするために、神社仏閣巡りにまい進します。(神様、仏様頼みなやつ。)
夜ご飯はホタテの釜めし
おーろら号下船後、お土産屋さんを見る時間を少しもらい、その後夕食場所である「炉ばた燈Akari」さんへ移動。
道の駅から近い場所ですが、バス移動。
ツアーだと、少しの距離でもバスに乗せてくれるので、普段の旅行に比べて歩く量がだいぶ少ないです。(普段は逆に、歩き過ぎとも言える。)
ホタテの釜めし。
あとお刺身3種。(確か真ん中がクジラだったような・・・)
ホタテ、肉厚で美味しかったです。
2日目の宿は、前日同様ルートイン。
大浴場に行ったら、ツアーご一緒と思われる方がいたのですが、確信がなく、またお互い当たり前ですが全裸なので、絶妙に気まずかったです。
コンタクト外していたので、ほぼ見えていません、気づいていません、という体で(実際そうなんだけど)ずっと浴槽で明後日の方向向いて過ごていました。
本日の教訓:見ず知らずの人、および友人と全裸で出会うのは抵抗ないけれど、数時間だけ過ごした程度の距離間の人との全裸再会は、気まずさ極まる。