おひとり様限定流氷ツアー3日目。
最終日は、実質半日のツアースケジュール。
短い時間ではありますが、最後まで冬の道東、流氷関連アクティビティを満喫していきます。
監獄味のある網走駅
宿泊していた「ルートイン網走駅前」は、その名の通り網走駅の真ん前にありました。
出発時間より早めにロビーに行き、添乗員さんに一声かけて、網走駅の写真を撮りに行きました。
一際目を引く「網走駅」の文字。
駅名表示は横書きのものが多い中、ここ網走駅では縦書きで書かれています。
単にデザイン的な問題とかそういう事ではありません。
網走と言えば「網走監獄」が有名。
(現在は、刑務所として使用されていた建物は博物館となっており、網走の有名観光スポットの一つとなっています。)
刑期を終えて、ここ網走駅から故郷等へ向かう元受刑者の人たちへ
「この縦書き看板のように、横道にそれることなく、まっすぐに歩んで生きて行って欲しい」という願いが込められ、このように縦書きの駅名標になったんだそうです。
階段を上がっていくと、
受刑者気分を味わえる撮影スポットがありました。
ご丁寧に、収監日まで掲示してくれています。
個人で流氷旅行計画していた時は、網走監獄にも行くつもりだったのですが、ツアーに変更したため、今回は行けず。
でも、次回網走に来た際は、必ず行きたいと思います。
次来る時までに「ゴールデンカムイ」再読しておこう。
流氷をもっと身近に!流氷ミニウォーク体験
本日1つ目のアクティビティ、流氷ミニウォークをするために、ホテルからそのポイントまでバスで向かいます。
知床の方では、専用ドライスーツを着て流氷の上を歩いたり、海の中に入ったりするアクティビティが体験できますが、今回のツアーで行う流氷ウォークは「ミニ」と付いているように、もっと簡易的なもの。
着替えも不要で、そのままの恰好でガイドさん同行のもと、流氷の上を歩くというものでした。
ポイントに到着すると、大半の方が滑り止め(ツアーで購入もできた。)をシューズに装着されました。
「スノーブーツ履いていくし、まぁ、大丈夫でしょう」と購入しなかった私。
結果的に転ぶことなく歩けましたが、足元は滑りやすく、だいぶヨチヨチ歩きにはなりました。
(滑り止めをつけると、どれぐらい楽に歩けるのか試すためにも、買ってみても良かったかもなーとも思います。今後、どれぐらい使う機会あるか分からないけれど・・・)
流氷ウォークの場所は、特に観光スポットとなっている訳でもなく、ガイドさんが特別に許可をもらって、ツアーを開催されている・・・ような事を言っていたように記憶しています。(すいません、記憶曖昧。)
本来、流氷の上に乘るのは危険な行為ではあるのですが、ここでは海岸、すなわち陸に上がった流氷の上を歩くので、流されるような危険もなく、ウォーキングが体験できるという事でした。
ただ、ガイドさんいわく、今年は全然流氷がないのだそう。
例年なら、もっと大きな塊がゴロゴロと漂着しているんだそうです。
確かに、めっちゃ土見えてますしね。歩きやすいから個人的にはありがたいけれど。
ただ雪が積もっているだけのように見えますが、塊になっているのは流氷。
その周囲に雪が積もっています。
流氷と流氷の間の積雪部分は、深い場所もあり、うっかり足を踏み込んだらズボーっとハマります。危険です。
なので、ガイドさんを先頭に、大きく道を逸れないように、前の人の足跡を目安に歩いていきます。
クレバス程ではないにしろ、ずっぽりハマってケガでもしたら一大事。(翌週にフルマラソンも控えてましたし。)←過去、フルマラソンの1週間前にニュージーランドで捻挫した苦い思い出あり。
「こんな景色は逆に珍しいから貴重ですよ」とガイドさん仰っていましたが、本来の姿が分からないし、雪でさえ珍しい大阪市民ゆえ、これでも充分凄い景色に感じます。
この日も天気は良好。海沿いなので、風が強い日もあるようですが、この日はほぼ無風。
滑らないよう注意しながら歩いていたら、段々暑くなってきました。
みんなで「暑いっすね」「汗かいてきましたね」なんて言い合うぐらい。
この北海道旅行、場所が場所なだけに、それなりの覚悟をしてきましたが、寒さで耐えられなくなる瞬間は一度もありませんでした。
水平線に見えている白いものも流氷。
♪雪だるま つくろう♪
(あまりにも太陽がまぶしくて、カメラの液晶がまともに見えていなかったため、ピンボケしています・・・)
ここの雪は、水分を含んでいるのでしっかり固まり、雪だるまも作りやすかったです。
雪合戦の玉は凶器になるレベルなので、やらない方がいいです。
新雪に、足跡つけたくなる衝動にあらがえなかった。
流氷も踏んづけてみた。
昨日は、車窓や岬、船上から見るだけだった流氷。(デッキにあった流氷の欠片は触ったけれど。)
それの上を歩いたり、触ったり、間近で触れ合えるなかなかに面白い体験でした。
今回悩んだ末、ドライスーツを着用しての流氷ウォークを体験できるツアーは選ばなかったのですが、やはりそれもやってみたいなーと思いました。
クリオネ気分、味わいたい。
毎度の事ではありますが、旅行に行けば行くほど、またその場所でやりたい事や見たい物が出てきてしまい、行きたい場所リストが増加する一方です。どうしたもんか。
おまけ
明らかに、人ではないものの足跡を発見しました。
・・・鹿?
・・・オオワシかオジロワシ?