鹿児島旅を書き始めたところではありますが、「鉄とマラソン大会は熱いうちに打て」ということで(聞いたことないけど)6月2日に出場した『果樹王国さくらんぼマラソン大会』(ハーフの部)出走レポを書きたいと思います。
ちなみに、今回山形県に初上陸。これで、あと未踏の県は山梨県のみとなりました。
山形駅から新幹線つばさに乗って、会場へ
大会のスタート&ゴール地点は「陸上自衛隊 神町駐屯地」
最寄り駅は「さくらんぼ東根」駅。
付近のさくらんぼ東根温泉や、天童温泉に宿泊する公認ツアーもあったのですが、温泉宿は2名1室のプランしかなく、マラソン前後の観光の事も考えて、今回は山形駅近くのホテルに宿泊しました。
前日入りして、いつものように城巡り。(その模様は、また後日)
当日、5時過ぎ起床で準備を整え、山形駅へ。
山形駅からさくらんぼ東根駅まで、普通列車でも30分程度なのですが、ちょっとリッチに行きは新幹線を利用しました。
(結構、ランナーさん乗ってた。)
山形駅7:01発 つばさ171号
7:06発の普通列車でも、さくらんぼ東根駅には7:37に到着するので、それでも十分間に合うのですが、レース前に混雑する列車に乗るよりも、ゆっくり座りたかったというのが一点。
あと単純に、山形新幹線に乗ってみたかったっていう理由が大きい。何せ初山形なもんで。
山形新幹線は自由席がないので、乗車時間たった15分ですが指定席料金をお支払い。
(えきねっとで1,510円(乗車券込み)でした。)
反対ホームには、今年の3月にデビューしたE8系が停車。
嬉し気にホームで写真撮ってるの、私だけでした・・・
あれ、みんな興味ないんかな・・・(ま、地元の人が多かったのかもしれない。私もわざわざ新大阪駅で、東海道新幹線の写真とか撮らないし。)
7:15 さくらんぼ東根駅到着。快適な新幹線の時間、あっという間に終了。
駅構内では、大きな垂れ幕でランナーをお出迎え。
大会の名前にも「さくらんぼ」
駅の名前にも「さくらんぼ」
もちろん、名物は「さくらんぼ」
新幹線も停車する駅なので、駅舎は割と立派ですが、駅周辺が栄えている感じは正直なし・・・
帰りに撮った写真なので、上の写真ではランナーさんが駅に向かってますが、行きはこの駅前から会場までの無料バスを待つランナーでいっぱいでした。
次から次へとバスは来たので、長時間待つことはなかったですが。
駅前に普通にさくらんぼの木が生えている。
さすが「さくらんぼ東根」駅。
この実、誰かが収穫するんでしょうか。勝手に食べる人とかいないのかな・・・
駅から会場の陸上自衛隊 神町駐屯地までは、バスで約10分。
今まで30近い大会に出てきましたが、自衛隊駐屯地が会場の大会は初めてです。
普段、なかなか入る機会なんてないので、貴重な体験に大会とは違ったわくわく。
災害派遣用の車両がずらり。
女子更衣室は、とても年季の入った講堂でした。歴史、感じます。
車両展示コーナーがあり、スタート前にちょっと寄り道。
自衛官の方が、記念撮影もしてくれました。
バイクだけ撮影できれば良かったんですが、「せっかくなので、ぜひ乗ってみてください」と言われたので、乗ってみました。
ブイン、ブイーン。
レース前に貴重な体験させて頂き、ありがとうございます。
災害時などに活躍する野外入浴セット。
いつか、これらのお世話になる時は来るかもしれない。自然災害や有事は、個人の意志でどうかなるもんじゃないからね。
とりあえず、いざという時の為に体力を備えるようにしています。
さくらんぼと応援がいっぱいの21.0975キロ
天気予報では、10時頃から雨予報。
8時40分スタートなので、ゴール前に降り出すかもしれない。。。(私のタイムは2時間前後)
ただ、前日も雨予報だったのに晴れてたし、私、晴れ女なのでレース中は大丈夫だろう、と謎の自信に満ち溢れていました。
ゲストの瀬古利彦さんからも「雨降るから、頑張って早く帰ってきて!!」と、謎のエールをもらう。
スタートしてからしばらくは駐屯地の中を走り、その後市街地へ。
沿道から、地元の子供たちの元気な声援があり、また給水ボランティアも中学生や高校生ぐらいの学生さんがやってくれていました。
貴重な休日を、見ず知らずのおじさん、おばさんの為に使ってくれてホンマおおきにやで。(ランナーの年齢層は4~50代が圧倒的に多い)
5キロ過ぎから、ゆるやかな坂道が続くこと5キロ。
それほど急坂でもなかったので、ペースを落とさず走れました。
そして、上ったらくだる。
10キロ過ぎから今度は下りがメイン。
中盤は、ずーっと両側さくらんぼ畑ビューの景色。
「さくらんぼマラソン」というぐらいなので、エイドで何度もさくらんぼが出て来ると思いきや、さくらんぼが食べられるエイドは1か所のみ。
他は水とポカリ(アクエリやったかな?)の水分のみです。
ただ、途中2か所で、地元農家さんが私設エイドでさくらんぼを提供してくれていました。
もちろん、もらいに行きましたよ。さくらんぼ食べる目的で走ってますから、今回。
さくらんぼ、美味しいけどなかなかにお高くて、普段自分で買うことないですからねー
1房だけかと思いきや、3~4房ぐらいまとめて手に乗せてくれたので、2~3個食べてあとはショーツのポケットに一旦収納。
ポケット付きのショーツ、履いてきておいて良かった。
種、どうしたらいいのか分からなかったんですが、足元にいっぱい落ちてたので、私もならって走りながら飛ばしました。14年ぐらいランニングやってますが、さくらんぼの種飛ばしながら走ったの、初めて。
そして、15キロ過ぎの公式のエイドで、3度目のさくらんぼ補給。
シュークリームもあったのですが、気分的に甘い物よりもしょっぱい系を欲していたら、中学生ぐらいの女の子が「お漬物ありますよー」と声掛けをしてくれていたので
らっきょう、ゲット。
このらっきょう、めっちゃ美味しかったです。
ただ、思ったよりでかかったけど。これを最後、リンゴジュースで流し込みました。(食べ合わせとか無視です。レース中なので。)
ベストタイムペースでずっと走っていたのですが、ここでむしゃむしゃした分、タイムロス。
そして、ラスト3キロ地点の上り坂で、沿道の子供たちと調子乗ってハイタッチしながら走っていたら、急にエネルギーが切れました・・・
ラスト2キロ、駐屯地に入ってからがめっちゃ長く感じた。しかも所々が砂利道で、走りにくいったらありゃしない。
ハーフマラソンって、当たり前ですがフルマラソンの半分で、割と軽い気持ちで出るんですが、その分後半に「あっれー思ってる以上にしんどいんですけどー」って毎回なりがち。
今回も最後、結構きつかったのですが、2時間切りでゴールできました。
あと数十秒で、ベストタイム更新の好タイム。
さくらんぼをむしゃってなければ、ベストタイム出たと思いますが、そもそも、さくらんぼ食べながら、のんびり走ろうと思っていたので、このタイムは予想外に上出来。
結局雨も降らず、天候も曇り、湿度は高いながらも気温が19度弱と、割と走りやすい天候だったのも良かったみたいです。
(私は猛烈な寒がりなので、20度前後で力が発揮できます。正味、真冬がシーズンのマラソンに全く向いてない。)
参加賞もさくらんぼ尽くし
ゴール後に待っているのは、美味しい参加賞の品々。
冷凍フルーツ、盛り合わせ。
山形の名産は、さくらんぼだけではありません。
走って熱くなった体に、冷たいフルーツ。美味しくない訳がない。ただ、一気に体冷えたけど・・・
参加賞は他にも、Tシャツ(もちろんさくらんぼ柄)、さくらんぼパック、山形の美味しいお米(つや姫)のおにぎり。
あと、お水も1本もらえました。豪華や。
Tシャツの上に乘っているバラのさくらんぼは、レース中に忍ばせたやつ。
色んなブースが出ていたのですが、今にも雨が降り出しそうな雰囲気だったので、着替えたらさっさと会場を退却。
会場から駅までのバスを待っている間に、雨は本格的に降り始めました。やっぱり私、晴れ女。(晴れてはないけどな。)
帰りは新幹線には間に合わなかったので、普通列車で山形駅へ。
この大会のデメリットを上げるとすれば、列車の本数が非常に少ないことです。(新幹線を含めて、1時間に1本程度)
帰りの列車を待つランナーで、ホーム満杯になってました。ただ、幸運にも座れたのでウトウトしながら山形駅へ。(前日、何度も夜中に目が覚めて、あんまり寝れてなかったのです・・・)
昼から本降りになったので、ホテルでもらったおにぎりや、さくらんぼを美味しく頂きながらのんびり過ごしました。
普段は見られないさくらんぼ畑の景色や、地元の方の応援、会場は自衛隊駐屯地、最後には山形の美味しい味覚をゲット。
旅ランとして出場するのに、とっても最高の大会でした。