大阪天神祭 後編。
今回は、7月25日本宮の様子をご紹介します。
本宮は陸渡御(りくとぎょ)・船渡御(ふなとぎょ)・奉納花火とお祭りのメインイベント目白押しです。
(タイトルの開始時間は、公式プログラムに記載されていた時間です。)
陸渡御(15:30頃~)
陸渡御は、天満宮から菅原道真公の御神霊を乗せた御鳳輦(ごほうれん)が、この後行われる船渡御の乗り場まで移動する行事。
御鳳輦だけでなく、神輿の巡業や、衣装を着たおよそ2,500人もの人たちが、楽器を演奏したり獅子舞を舞ったりしながら約3キロの道のりを行進します。
前日、鉾流神事を見学した中之島公会堂周辺もルートになっているので、またその辺りで見学しようかと思っていたのですが・・・
あろうことか、家でお昼寝していたら寝過ごしました。
ということで、天満宮周辺に到着したのが16時半。
南天満公園とその前の道路には、出店が並んでお祭り感出ています。
天満宮方面へ歩いて行くと、交差点に人だかり。
ちょうど鳳神輿(おおとりみこし)・玉神輿(たまみこし)の宮出の時間帯だったので、人混みの中スタンバイ。
まずは鳳神輿。



続いて、玉神輿。

威勢のいい掛け声と笛の音と共にお神輿が登場すると、ニッポンの祭り!!って感じがして、自然とテンションが上がります。
ちなみに、天神祭では7月23日に「ギャルみこし」という、その名の通りギャルがみこしをかつぐイベントも毎年行われています。
毎年、オーディションも開催されている人気イベントです。

殿はお馬さんパカパカ。
この後、神輿は陸渡御のルートをまわって船渡御の乗り場へ。
そして船渡御が終わった後、また天満宮へお帰りする「宮入り」という行事が22時頃行われます。
船渡御(18:00頃~)
陸渡御を終えた行列が船乗り場に到着すると、次は大川を船で下る船渡御が始まります。
鉾流神事の際、祭場に船を仕立てて奉迎したのが、現在の船渡御の始まりと言われています。
船渡御のスタート地点は、天神橋のたもと。ここから大川を下り、飛翔橋まで行って折り返し、また天神橋まで戻ってきます。

大川沿いには船渡御&花火の有料鑑賞席が複数箇所設けられています。(一部花火が見えない席もあり。)
私は雰囲気を軽く楽しみたかっただけなので、無料エリアで十分。
天神橋の下、中之島の先っちょ付近で見学することにしました。
(上の写真の左側に見えているのが天神橋)
ちなみに、中之島というのは堂島川(南側)と大川(北側)に挟まれた東西約3キロの中州のことです。
ここの上に、中央公会堂やバラ園、美術館など観光スポットも沢山あります。
船渡御で川を下る船は、菅原道真公の御神霊をのせた「御鳳輦奉安船」、催太鼓船や地車囃子船などをのせた「供奉船」、御神霊をお迎えする風流人形を飾った「御迎船」、協賛団体や企業が出す「奉拝船」があり、それらが順番に出航していきます。
その他、どんどこ船など自由に行き来できる例外船も存在しており、総数約100隻の船が大川を行き交います。


この船渡御の船には一般の方も乗船でき、船渡御を体験しながらお弁当を食べたりお酒を飲んだり、さらに船上から花火も見学できます。
チケットを軽く調べたところ、大体35,000円ぐらいでした。
各船の上にはMCさんが乗船していて、天神祭についての説明などもしてくださいます。
付近に停泊している船からの声が聞こえてくるので、船渡御見学中ずっとそれらを聞いていました。(というか、マイクでずっと話されているので、意図せず勝手に聞こえてくる。)
船上では飲み放題(アルコール含む)らしいです。←一番重要なんそれ?

船上では、太鼓や鐘の音が奏でられ、龍踊りが披露されていたりもしました。
また、船同士がすれ違う際には「大阪締め」と呼ばれるものが交換されます。
(天神祭特有のものではなく、大阪を中心に行われている手締めの1種です。)
「打ちまーしょ」パンパン(2回手拍子)
「もひとつせ」パンパン(2回手拍子)
「祝う(いおう)て三度」パパンパン(3回手拍子)
という掛け声と手拍子からなる所作です。
船渡御を見ていたら、何度も行われます。
川沿いで見ている人は、海外の観光客の人が多くてほぼ誰もやっていませんでしたが、隣のおじさんは一緒にやっていたので、私も混ざってやりました。お祭りに参加している感が出て楽しいです。
そのように船が行きかう時は賑やかになる川上ですが、御鳳輦奉安船が通る時だけは静かに見送ります。
大阪らしい賑やかなノリと、神事としての厳かな雰囲気、静と動が混在しているのが面白いところです。
しばらくすると、先ほど天満宮付近で見送った鳳神輿・玉神輿が掛け声と共に乗り場に到着。
時刻は既に19時前。1時間半近くかけて、3キロの道のりを渡御してきたみたいです。
暑い中、ほんにお疲れ様です。
ずっと目の前に大きなクレーンがあって、あれ何だろうか?と思っていたのですが、神輿を吊り上げて船に乗せるためにスタンバイしていたのでした。

初めてクレーンにぶら下がるお神輿見ました。
確かに、人の手で担いで乗り込むなんて、バランス崩したらえらいこっちゃですもんね。
19時を過ぎて、ようやく橋や船周辺に灯りが灯り始めました。
夜の方が船渡御はより綺麗に見えると思います。
船渡御で運航する船は100隻近いそうですが、それだけの船が一斉に出航するのではなく、1隻出て、しばらくたってまた1隻。とかなりゆっくりです。
船が行きかう時は盛り上がるし、御鳳輦奉安船が出ていく様子も厳かで良かったですが、その合間合間は特に何が起こる訳でもなく、出航を待つ船の上から聞こえる太鼓や鐘の音、MCさんの解説をただぼーっと聞くだけの時間となります。
結構時間は持て余しがちになります。
ただ、大半の人がこの時間帯、次に行われる花火の場所取りに向かっているので、中之島付近で船渡御を見る分には、さほど混雑はなく見られました。

時刻は19時25分。
天神橋もライトアップされました。
船渡御を見ていたのか、それとも花火を見ようと思ってスタンバイしているのか、橋の上は結構な人だかりができていました。
正直、天神橋からは、ほぼ花火見えないと思うんですが・・・
とはいえ、人気の花火観覧スポットを確保するには、今からでは少々遅いです。
という訳で私はこの後、混雑回避で見られる花火の穴場鑑賞スポットを目指します。
奉納花火(19:30~)
天神祭のメインイベントとも言える、奉納花火。
開催されるのは7月25日の本宮の夜、19時30分~21時頃まで。
主に大川に面する川崎公園と桜宮公園の2か所から、約3,000発の花火が打ちあがります。
例年の人出予想は、約130万人ととんでもない人数です。今年はさらに万博効果もあり、140万人の予想が出されていました。
ほぼ滋賀県の人口です。貴教さんもびっくりです。
鑑賞スポットとしては、桜宮公園・川崎公園周辺がメインとなり、その他OAPタワーや藤田邸跡公園周辺からも見れるみたいです。(この辺りから見たことがないので、見え方は不明です・・・)
最寄り駅のJR桜ノ宮駅や大阪天満宮駅、地下鉄南森町駅、京阪・地下鉄天満橋駅は混雑必須。
なんせ滋賀県民全員が押し寄せてきますからね。
鑑賞するための混雑回避には、有料席で見るという手もあります。
会場は複数あり値段も様々ですが、打ち上げ場所の真横で、船渡御も真ん前で見れるという「桜宮会場」はテーブル指定席お弁当付きで55,000円でした。
たっけ!!
(立ち見でなら数千円で見られる席もあります。)
ただ、有料席で優雅に見れても、駅の混雑は避けられません。
今年は、JR大阪駅で一部入場制限も行われていたようです。
(18時過ぎに「ガスの臭いがする」という通報があって、それが関係していたのかもしれませんが。)
私は昔、天神祭花火ではないですが、大阪の淀川花火大会を見に行った帰り、阪急十三駅の大混雑に巻き込まれ、恐怖すら感じた経験がトラウマになっています。
ゆえに、メイン会場には近づかず、離れていてもいいから空いた場所で花火を見ることにしています。
打ち上げ花火、混雑回避の穴場スポット大阪城公園
その穴場スポットが、私がランニングコースとして活用している大阪城公園です。

天守閣、親の顔より見ています。
花火打ち上げスポットから距離があり、また周囲の高い建物に一部遮られて見えにくい部分もありますが、それゆえ人出は少ないです。
公園内に自転車が大量に止めてあるので、大体地元の人が見に来るスポットという感じかと。
とはいえ、毎年警備の方もある程度公園にいらっしゃるので、何かあっても安心。
(今年は、桜ノ宮公園でお祭り後に催涙スプレーがまかれるという事件が起こったようですからね。ほんと物騒な世の中です。)
天神橋から大阪城公園まで移動し、高台となる天守閣方面へ向かっていると、上空に花火ではない明かりが見えました。
ドローンショーやってるー!!!
(おもいっきり文字反転してるけど。)
なんでかチアリーダー。
盆踊り、ヨイヨイ。(天神祭では盆踊りないけどね。)

出ました、我ら(?)が大阪万博のマスコット・ミャクミャク様。
天神祭に合わせて開催された「大阪・関西万博 大阪ウィークPRドローンショー」というものだったそうです。
開催されることは全く知らなかったのですが、偶然にええもの見れました。
ちょっとこれで満足した感ありますが、ここに来た本来の目的は花火です。
大阪城公園の一番高台となるのが天守閣周辺なので、そこからが見やすいかなーと思います。
見え方はどの程度かと言いますと・・・
こんな感じ。
2~3重に人だかりにはなっていますが、その後ろ側は自由に歩くことができるぐらいスペース余りまくっています。
私は花火の途中から来て途中で帰ったこともあり、行きも帰りも混雑?何それ、美味しいの?ぐらいスムーズに移動できました。
さすがに最前列を陣取るなら、早めに場所取りは必要だと思いますが、後方であれば人だかりの中でも、スペース見つけて鑑賞できますす。
天神祭の花火は低い位置で上がるため、ビルの屋根と同じぐらいの高さにちょうど見えます。(ものによってはビルが遮ってほぼ見えない時もある。)

左側は、ビルから発火しているようにしか見えません。ほぼ火事です。
天守閣横以外にも、天守閣から極楽橋へ下りていく道中でも何か所かスポットがあります。(去年、ベスポジ探ししながら夜ランしたのですが、1年経ったので具体的な場所忘れました。でも、見やすい場所には、人が集まっているので行けば分かります。)
このような距離感なので、間近で見る花火の迫力は感じられません。
でも、ちょっと花火も見たいなーでも人が多いのは嫌だなーという方にとっては、大阪城公園穴場でおすすめです。