ここ数年、夏祭りを見学するために8月は東北へ足を運んでいますが(ちなみに今年も行きます。)地元大阪でも7月に夏を代表する有名なお祭りが開催されます。
それが日本三大祭りの一つでもある「天神祭」
天神祭と言えば、25日の夜に打ちあがる奉納花火が有名ですが、日中にも様々な神事が行われています。
実は今まで花火以外の神事をまともに見たことがなかったので、今年は日中の主だった神事も見学しに行きました。(近い所ほど、いつでも行けるからと言って、結局行かない。旅人あるある。)←個人の見解です。
今回は1日目の宵宮の神事「鉾流神事」と、天満宮の様子をご紹介します。
天神祭について
大阪の天神祭は、大阪市北区にある大阪天満宮で開催されるお祭りで「京都の祇園祭」「東京の神田祭」に並ぶ日本三大祭りの一つです。
951年に天満宮の社頭の浜から神鉾を流し、流れ着いた場所に斎場(御旅所)を設けて「禊払い」を行った「神鉾神事」が始まりとされ、1000年以上もの歴史があるお祭りです。
6月下旬から7月25日までの1か月間に渡り、諸行事が行われますが、特に7月24日(宵宮)と25日(本宮)の2日間に渡り、鉾流神事や陸渡御・船渡御、奉納花火と言った神事が行われます。
今年は、これらの主だった行事を2日に渡って見学してきました。
(タイトルに記載した各行事の時間は、2025年度天神祭公式プログラムに記載されていた時間です。)
宵宮(7月24日)鉾流神事(8:50~)
宵宮の朝、天神祭の開幕を告げる「鉾流(ほこながし)神事」が行われます。
場所は堂島川にかかる橋、その名もそのまま「鉾流橋」のたもとです。
鉾流橋は、中之島の中央公会堂横に位置する橋です。
この周辺、ランニングコースの一つで何十回と通っているのに、橋の名前が天神祭由来であることを初めて知りました。
8:30過ぎに橋に到着。平日の朝ということもあり、この時間はまだ人はまばらでした。
太鼓の音を鳴らしながら、航行する御鳥船(おとりぶね)
鉾流神事の際、流れた鉾を広い上げる役割の船です。
船が川に漕ぎだす前の神事が行われる場所。
それほど混雑していないとは言え、橋の上の日陰は既に人が埋まっていて日なたしか空いていなかったので(橋上の歩道なので、そもそもが狭い。)、川沿いの歩道(このテントの奥)に移動することにしました。
旅先と違い土地勘はありますが、初めてなのでどこで見るのが一番ベストなのか分かりません。
とりあえず、勘でポジション決めます。
テントエリアを通ればすぐに歩道に降りれるのですが、この時は関係者以外入れなかったので、一旦外側の車道を歩いてぐるっとまわって、この歩道に入りました。
前に見えているのが、さっきまでいた鉾流橋です。
左側のオレンジの建物が中央公会堂。
視界の半分を占めているのは、頭上を走る阪神高速。
9時前から、テントのあった場所に人たちが集まってきて、鉾流神事の前に行われる夏越祓の神事が始まりました。
祝詞のようなものが聞こえてきたりもしましたが、この場所からは何も見えなくて何が行われているのかはさっぱり分かりませんでした。
巫女さんの姿も隙間からチラッと見えたので、奉納の舞のようなものもされていたのかもしれません。
加えて、私のいる場所からは、歩道の手すりから覗き込まないとたもとに停まっている船の様子も見えませんでした。
ただ、この手すりが蜘蛛の巣だらけで、近づきすぎるとだいぶ危険です。
気にしていないのか、気づいていないのか、普通にもたれている方数名いましたけど。
恐らく、服が蜘蛛の巣まみれになっていたことでしょう・・・
9時40分、ようやく船に人が乗り込み始めました。
何が行われているのか分からない状態で、うっすら音声だけを聞きながら過ごしていたので、この40分間はかなり長く感じました。
日陰だったので何とか耐えられましたが。
橋の上の日なたに場所を取っていたら、神事の様子は見えたかも分かりませんが、暑さが相当堪えたと思います。
橋の上で見学するのであれば、早めに行って阪神高速が屋根になっている場所を確保した方がいいと思います。

堂島川に斎船が漕ぎ出されました。
神事を行う神童は、毎年この地区にある西天満小学校6年生の男子生徒と決まっています。
大役ですね。頑張れ。
厳かにゆっくりと船は川を進みます。
沢山の人が見学していましたが、聞こえてくるのは船上からの笛の音と周囲のセミの声のみ。
人の話し声はほぼ聞こえませんでした。
海外の方も沢山見学に来ていたのですが、この神事の醸し出す雰囲気を受け、皆さん黙って見届けるものだと感じておられたんだと思います。
自分の前を通り過ぎて行ったので、ちょっと船を追いかけながら移動。
しばらく進んだ先で、神童によって水上に鉾が落とされました。
また同時に、神職によって祓物が市民の無病息災と市中平穏の祈願と共に流されています。
元々はこの鉾が流れ着いた先を御旅所と定め、祭礼が行われていましたが、現在は固定されているためその役割は無くなっています。

流されていく鉾はそのままに、斎船は元の位置へと帰っていきます。

御鳥船によって鉾回収。
実際の水上での神事は5分程度と短いものでした。(ただ、最初の神事と合わせるとトータル50分ぐらい。)
川沿いの歩道からだと、最初の神事は全く見えませんでしたが、鉾流神事の様子は近くで見る事ができました。
橋の上からでも充分見える位置ではありますが、この場所の方が目の前を船が通っていきましたし、船の動きに合わせて移動することもできたので、結果的にこちらの場所で見学して正解でした。
天満宮で限定御朱印を頂く
鉾流神事見学後、宵宮当日の天満宮へ参拝しに行きました。
鉾流橋から天満宮までは1キロ弱です。

朝ランしながら、定期的に参拝に来ているのですが、天神祭期間中に来るのは初めて。
いわずもがな、天満宮の御祭神は菅原道真公です。
この日はいつもと違い、境内から軽快な鐘と太鼓の音が聞こえてきます。
境内では「龍踊り」が披露されていました。
地車囃子の鐘と太鼓の音に合わせ、手や体をくねらせて龍が天に昇る様を表した踊りで、宵宮では終日境内で行われているようです。
Youtubeで検索すると、動画が沢山上がっているのでぜひ見てみてください。
納経所で天神祭限定御朱印を購入。
船渡御&花火バージョン。
限定御朱印は、これ以外に複数種類ありました。
少し龍踊りを見学した後、お寺を後に。
天満宮からの帰り際、宮に入る行列に遭遇。
宵宮では午後、神鉾神事で流された鉾が「どんどこ船」で返還される「どんどこ船宮入」や鳳神輿・玉神輿の巡業などが行われますが、一旦家に帰ったら再度外に出る気をなくしたので(何せ暑い。)宵宮の行事見学は午前のみとなりました。
次回は、25日・本宮に行われる陸渡御・船渡御、そして多くの見学者が集まる花火の様子をご紹介します。