今回は、京都にある石清水(いわしみず)八幡宮をご紹介します。
「やわたのはちまんさん」と親しまれるこちらの神社は、古来より厄除け開運のご利益があるとされ、毎年多くの参拝客が訪れます。
20年以上前、初詣で訪れて以来久々の参拝。
その時、おみくじで人生で初めて「平」というものを引いて、一緒に行っていた友人らに「何それ?」と総ツッコミされたのを鮮明に覚えています。
むしろ、それが印象強すぎて、境内の雰囲気とか全く記憶に残ってませんでした。
ということで、今回ほぼ初訪問の気持ちで境内を散策してきました。
石清水八幡宮へのアクセス
境内があるのは、木津川・宇治川・桂川の3点が合流する地点の南にそびえる男山。

標高約120m程度の山で、徒歩で上ることもできますが、もっと手軽にアクセス可能。

京阪本線「石清水八幡宮」駅からすぐ、「ケーブル八幡宮口」駅があります。
こちらから石清水八幡宮参道ケーブルに乗車すれば、楽に山上まで行くことができます。
歩いて登っても30分程度なので、普段なら徒歩を選択するところですが、いかんせん寒くてね。寒さは私の一番の敵です。しもやけが今年も痒い。

運行しているケーブル車両は「こがね」と「あかね」の2両。
金色の車両、何だかおめでたい。金運あがりそう。
乗車時間は約3分。あっという間に山上の駅に到着です。動力、万歳。
石清水八幡宮の歴史
859年、南都大安寺の僧・行教が大分の宇佐八幡宮で祈願中に信託を受け、その神霊を男山の峯に奉安したのが始まりです。
860年に清和天皇により八幡造の社殿が建立され、正式に創建となりました。
939年に起こった平純友の乱の際には、朝廷よりご請願があり、その乱平定後には国家鎮護の神としてより皇室の崇敬が深まりました。
それゆえ平安時代以降、天皇行幸は240回以上にも及び、伊勢神宮と共に「二所宗廟」と称されるほどでした。
また清和天皇の嫡流である源氏一門からは、氏神として信仰されるなど、古くから皇室・貴族・武家から厚い信仰を集めた格式高い神社です。
境内案内
境内図がこちら。

・・・ひっろ。
麓のケーブル駅(右下)や、地上からの参道を含む広域の絵図となっています。
実際に参拝するのは、中央よりやや上にある社殿が描かれている場所です。

ケーブルの駅から社殿までは少し山の中を歩きます。

男山には様々な野鳥も暮らしているみたいです。

山上駅から7分ほど歩いて、南総門に到着。
御本社

石清水八幡宮の現在の社殿は、1634年徳川三代将軍・家光によって造替されました。
本殿・幣殿・舞殿など十棟が連結され、まるで一つの大きな建物のように構成されています。中心となる本殿は「八幡造」という独特の建築様式で、現存する八幡造の中では最古かつ最大規模を誇ります。

これら十棟からなる社殿および棟札三枚は、平成28年に国宝に指定されています。

公式HPでの写真ではこのような矢は刺さっていなかったので、新年だけの特別バージョン・・・?
石清水八幡宮の御祭神は、中御前が応神天皇、西御前が比咩(ひめ)大神(タギリヒメノミコト、イチキシマヒメノミコト、タギツヒメノミコト)、東御前が神功皇后です。
応神天皇と神功皇后は、先に行った藤森神社の御祭神でもあったので、本日2度目ましての参拝です。
また、お前かと思われてるかもしれません。

国宝社殿の欄間彫刻も見ごたえあります。
龍と虎に目が行きがちですが、その下の金色の鳥、鳩にもご注目ください。
宇佐八幡宮から石清水八幡宮へ勧請した際、鳩が道案内をしたという伝説が残っており、以来八幡宮では鳩が神の使いとして大切にされてきたそうです。
そうか!だから鶴岡八幡宮がある鎌倉の名物がハトサブレなのか!!
(え?今更?これ、もしや常識・・・?)

こういう象の彫像、神社で割と見かけますがカラーバリエーションって結構珍しいかも。
楠正成のクス

1334年、楠木正成が必勝祈願し、奉納したと伝わるご神木のクスノキ。
樹齢は約700年。
やはり正成は、自分の名前にちなんでこの木を植えたのかな。
信長塀

本殿をぐるっと囲むように土塀が続いているのですが、こちらは織田信長が1580年に寄進したと伝わっており、瓦と土を何重にも重ねることにより、耐火性、耐久力に優れているそうです。
校倉

住吉社(重要文化財)・一童社

社殿の後方には、複数の摂社があります。
北総門(重要文化財)

江戸前期に創建された北総門。
若宮社・若宮殿社(共に重要文化財)

手前が男性の守護神・若宮社。

奥が女性の守護神・若宮殿社。
「殿」って付いている方が女性なんや。
こちらの両社の歴史は古く、平安時代前期には創建されていたとされます。
御本殿でのご祈祷後「清め衣」に願いを書き、男性は若宮社に、女性は若宮殿社に奉納するんだそうです。
上の写真にある、黄色と白の襷のようなものが、その清め衣だと思います。
鬼門封じ

牛の角を持ち、虎の毛皮をまとった鬼が来ると言われる丑寅(東北)を封じるために、石垣を切り取った造りになっているそうです。
何で石垣を切り取ったら、鬼が封じれるのかは不明・・・
角がない場所には来れないのか・・・?
おがたまの木

古くから霊力が宿る木と言われている木。
看板に「おがたまの木」と書かれていたので、「オガタマ」が名前かと思いきや「オガタマノキ」が正式名称のようです。
「クスノキ」みたいなもんか。
1円玉硬貨に描かれている木は、このオガタマノキをモデルにしているそう。
ぐるっと社殿周りをまわって、再び正面に戻ってきました。

最後に御朱印を頂き、ケーブルカー乗り場へ戻ります。
展望台

境内への道は、ケーブルカー乗り場を起点に、境内を囲むように1周の道が作られています。
その道をぐるっと反時計回りに歩くような形となるため、行きと帰りでは道が異なります。
帰りの道の途中、裏参道へと続く徒歩の道の分かれ道がありました。
左側のルートを行けば、石清水井・石清水社もあります。
冬には凍らず、夏には枯れない霊泉「石清水」が、石清水八幡宮の名前の由来にもなったと言われる場所ですが、私は悩む間もなく、左のケーブル乗り場を選択。
だって、寒いもん。(この日は曇りで日光が当たらない分、より寒く感じました。活動限界、近し。)
ただ、その前にちょっとだけ寄り道。
看板で、ケーブルのりばよりも目立っている展望台に行ってみます。

こちらが展望台からの景色。

比叡山が見えるそう。

恐らく、位置と形的に、頭に雪をかぶった真ん中の山が比叡山、その左隣が蓬莱山のはず。
展望台からの景色をしばし眺めた後、ケーブルカー乗り場へ戻り、楽々下山。
元旦は遊行寺で厄除け祈願、そしてこの日、馬の神社・藤森神社で「うまくいく」祈願をし、石清水八幡宮で再び厄払い。
これで2026年の私、最強です。
(おそらく、この後も年間通して様々な神社・仏閣に参拝するので、年間通じてご利益まみれになることでしょう。ただ、毎年あちこち参拝しているため、正直、もはやどこの何が効いているのか分からない状態で日々を過ごしています。)