えちこの旅ブログ

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瀬戸内国際芸術祭2025 女木島編

瀬戸内国際芸術祭 2日目。

午前中に男木島のアート鑑賞をした後、女木島へ移動。

男木島同様、女木島も3年前の芸術祭でも訪れた場所。

女木島には、桃太郎に登場する鬼ヶ島とされる洞窟があり、そこも芸術祭の会場となっています。

が、港からバスで10分ほどかかるし前回訪問済みのため、今回はパス。

iechiko.hatenablog.com

港から徒歩圏内の会場のみをまわりました。

女木島へのアクセス

高松港及び男木島からフェリーで約20分。

女木島は、男木島と高松港のちょうど真ん中あたりにあるので、両方の港から20分の距離。

男木島から、再び雌雄島海運の「めおん」号に乗船し女木島へ。

早めに並んでいたので、座席確保できました。

女木島の作品

『カモメの駐車場』

木村崇人

女木島のシンボル的存在。

港に着くと、沢山のカモメたちが出迎えてくれます。

全部で300羽ほどいるそうです。

風の向きによって、カモメの向きも変わるそうですが、ほぼ無風だったので向きが変わるところは見れませんでした。

『20世紀の回想』

禿鷹墳上

青銅製のグランドピアノと4本の帆柱。

ピアノから流れる音楽が海の波の音と呼応する。

と説明書きにあるんですが、音楽流れてたかな・・・?

女木島の作品会場である「女木島名店街」「女木小学校」内には、複数の新作が展示されているので、まずはこれらの会場を巡ります。

女木島名店街

かつて民宿だった建物で「小さなお店」プロジェクトが開催されています。

『いのちの詩・あまのおと』(新作)

柴田あゆみ

紙が織り成す影絵の世界。

繊細で美しい光と陰の作品でした。

『ヨガ教室 -瞑想するブランコ 転がる景色-』(新作)

中里繪魯洲

窓から見える島は屋島。

部屋にある大きなブランコ、実際に漕ぐことができます。

私以外にも数人部屋にいらっしゃったのですが、皆さん遠慮して(?)ブランコには乗られなかったので、率先して漕いでみました。

自転車をこぐと、動きに連動して上部にあるベルなどの音が奏でられます。

屋島に向かって漕ぐブランコ、楽しかったです。

『SUNSET TAILOR 思い出オーダーメイド』(新作)

原游

思い出の洋服を、注文を受けて描いてくれるという作品。

ラックにかかっている洋服を、本物の洋服屋さんにいるかのように1着1着見ていくことができます。

タグには、思い出のお洋服に関するコメントが書かれています。

実際にオーダーすることもできるようです。

自分にとって、描いてもらいたい思い出の洋服あるかな?と考えてみたんですが、正直パッと思い浮かぶものはありませんでした・・・

ここ数年ガンガン処分して、執着心もないしな・・・

『ピンポン・シー NEW!』(新展開)

原倫太郎+原游

2019年から展開されている実際に遊べる卓球台。

を上から撮った写真。

複数人で遊ぶと凄く楽しそう。

まぁ、私は球技音痴を極めているので、卓球経験は温泉旅館で1度だけ。

ラケットに一度も球を当てることができませんでした。

だって、ラケットも球もちっちゃすぎるんですけど。あんなん当てるの、絶対無理。

みんなお手軽に卓球楽しんでるけど、どこで習うん?

『ランドリー』

レアンドロ・エルリッヒ

本物の洗濯機と乾燥機の対面に、洗濯物が回っている映像が流れています。

洗濯機ずっと眺めていられるんだよなーという方にうってつけの作品です。

あと、実際に利用することもできるそうなんですが、ここでホンマに洗濯する人いるんだろうか?

『ガラス漁具店』(新展開)

柳健太郎

前回も展示されていて、凄く気に入った作品の一つ。

漁師さんでもある作家さんによる、ガラス細工の作品。

展示されている作品には値段が書かれていて、実際に購入することも可能です。

『休校書店 メコチャン』(新作)

ザ・キャビンカンパニー

テーマは「女木島唯一の小学生」と「休校中の女木小学校」

でっかい小学生(おそらく)メコチャンが、寂し気に一人書店内で体育座り。

女木島では2023年、13年ぶりに赤ちゃんが生まれたというニュースがネットに出ていました。

恐らくその子が数年後、島で唯一の小学生になる・・のかな?

書店内では、自由に本も読めます。

色の褪せ具合が歴史を感じる児童書たち。

「ルドルフとイッパイアッテナ」懐かしい!!

私は小学生低学年の頃、偉人の伝記シリーズを図書館で借りて読みまくっていました。

何であんなにハマっていたのか、いまだに謎。

小学生なのに、背中に哀愁感じるメコチャン。

建物の外から見たメコチャン。

これ、何も知らずに夜中見たら相当怖いかもね・・・

女木小学校

現在休校中の女木小学校。

ちなみに、先ほどの女木島名店街とこちらの小学校は、複数の展示があることから共通チケットとして入場料1,500円です。(鑑賞チケットがあれば、追加料金は不要。)

『色彩の解釈と構造』(新作)

ヤコブ・ダルグレン

地域で不要になった本やタイルを使い、プールの中にカラフルな街を制作。

街の材料の中に、懐かしいもの発見。

フロッピー!!

15年ぐらい前まで、仕事で普通に使ってました。

VHSテープ!!

ネット動画なんて無かった子供時代。

テレビで録画した「となりのトトロ」と「仮面ライダーBLACK/BLACK RX」を鬼リピートして弟と見てたなぁ。

ビート板!!

スイミングスクールで大変お世話になりました。

選手コースに上がったら、使うビート板が小さくなって、ランクアップした気分になったもんです。

『石は憶えている、そして私は耳を傾ける』(新作)

サラ・ハドソン

作家さんの祖先が住んでいたニュージーランドのモウトホラ島と女木島に共通する「石垣」から着想を得た作品。

映像作品もあったのですが、二人ぐらいしか入れない小さな部屋で流れており、既に鑑賞者の方がいたので、そちらは見ずに次へ。

『磁場』(新作)

クリスティアン・バスティアンス+ローズマライン・パラント

「移民」をテーマにした作品。

銅線で編まれた像が、連なりながら教室を行進しています。

隣り合う教室の壁には、後ろと前に分かれた像。

壁をも突き抜ける様は、前へひたすら進む強靭な意思が感じられます。

『女根/めこん』

大竹伸朗

前回も鑑賞し、独特の世界観が癖になる作品。

校舎全体がカラフルな色どりに。

建物って利用する人がいなくなると、どんどん廃れていくもの。

こうして芸術祭の会場として利用されることで、休校中の間も活気づいて、建物も寂れず、維持されていくことは重要だろうなと感じました。

あくまでも「休校」の小学校。今後「廃校」になることなく、また再校されるといいですね。

その他の個別作品

この後は、個々の作品を新作中心に3点鑑賞。

『こんぼうや』(新展開)

小谷元彦

公式HPに

2022年にあらわれた「こんぼうや」

と説明があるので、3年前にもあったようです。

ただ、前回時間の都合ですべての作品を見てまわることができていなかったので「こんぼうや」さんには初訪問。

中には沢山のこん棒作品。

・・・こっわ。

こん棒は、敵や闇を追い払い島を守ってきた存在なんだそう。

鬼瓦。

お札が妙にリアルです。

今回新たに、建物の左側に参拝の対象となった立像を出現させた、とのこと。

まずは建物内から後ろ姿を拝見。

後ろ姿でも十分な迫力があります。

そして、一回外に出て正面へ。

像の顔面は、銅を磨き上げた魔鏡。

鏡から紫の光とか出しそう。

存在感半端なかったです。

『女木島人口増加大計画 ~あなぐまち入居者募集中~』(新作)

つん

こちら、世界観が凄く気に入った作品。

作家さんが子供の時に生み出した「あなぐまち」は、物や自然も人間と同じように命を持ち、生活を営む理想郷。

そんな「あなぐまち」の団地が建設されており、

各部屋には、様々な住人さんが居住しています。

(空き室や引っ越し準備中の部屋もあり。)

各お部屋には、このような住民名簿が入っていて実際に読むことができます。

こちらは納屋の神様の住民名簿。

イラストがめっちゃ可愛い。

今の部屋に越して4年目。そろそろ引っ越しを考えている最中でして、ヤツデさんのお隣の空室、内覧できないかしら。

下に防火水槽さんが暮らしているから、万が一火災が起きた時も安心だし。

定職ついてないけど、審査通るかな・・・(これ、マジでどうなるか身を持って経験したいと思います。)

住民名簿が面白くて、しばらく色んな住人さんのお部屋から拝借して読みふけっていました。

ずっとおれるわ、ここ。

新しい団地も絶賛建設中。

どんな住民さんが越してくるか、楽しみです。

『不在の存在』

レアンドロ・エルリッヒ

最後に、前回訪れて仕掛けが面白かった作品を再度訪問。

こちらには2つの作品があります。

写真じゃ全然伝わらないのですが、空き家の中庭に突然足跡が訪れる≪Invisible(見えないもの)≫

鏡と現実の世界が混在する≪Double Tea(二重の茶室)≫

これは左右で異なる仕掛けがされている茶室。

実際に体験してみると面白いです。

女木島に到着して約1時間20分。時刻は14時40分。

16時高松駅発の高速バスを予約していたため、15時20分女木島発のフェリー乗船が必然でした。

まだ40分はあるので、あと数か所作品鑑賞したいところではありましたが、1週間前、女木島発の最終フェリーに全員乗船することができず、急遽臨時便が運航されたという記事を事前に読んでいた私。

積み残されたら困る!!バス、乗れんくなる!!

と思い、30分前に港に戻っておくことにしました。

前週は3連休だったことと、最終便だったことが要因で、このような事態になったんだろうとは思うんですが。

余裕を持って行動しておかないと、気が済まない質なもんで。

できれば新作は全て見たかったのですが、港周辺から少し距離が離れていたものについては時間が足りずに鑑賞できませんでした。

芸術祭の作品ではないけれど、壁に描かれた可愛いイラストを見ながら港へ。

堤防沿いでカニを愛でた後、フェリー乗船の列に並んで難なく乗船できました。

(乗船前にはかなりの列にはなっていましたが、並んでいた人は全員乗れていたと思います。)

3年ぶりの芸術祭、2日間しか行くことができませんでしたが、久しぶりに瀬戸内の島々を巡りながら、今回も面白い作品を沢山鑑賞できました。

まだコロナ禍だった2022年。

明けてインバウンド大爆発の2025年。

果たして次回、2028年の芸術祭が開催される頃、世間はどう変わっているのか。

私の生活も何か変化が起こっているのか。

多分、3年なんて体感1年ぐらいでやってくるんだろうな。

それでは、次回会う日まで

またね、カモメさん!

setouchi-artfest.jp