過去のお城訪問回顧録。
今回は、兵庫県にある続100名城・出石(いずし)城をご紹介します。
訪問日:2019年8月
出石城へのアクセス
JR山陰本線「豊岡」駅から全但バス出石行き乗車約30分 「出石」下車徒歩約5分
出石は、お城だけでなく城下町の風景が残る観光地です。


出石のシンボルとも言える辰鼓楼(しんころう)
明治4年に時を知らせる太鼓を叩く櫓として建設され、そののち明治14年に大時計が寄贈されました。現代の時計は3代目。

城下町、鯉泳ぎがち。
出石城の歴史
出石城は、1604年小出吉英(よしひで)によって築城されました。
元々、この背後にある有子山に山名氏によって有子山城が築かれていましたが、1580年豊臣秀吉によって落城。
その後、有子山城に入った小出氏が、山上の有子山城を廃し、麓にあった居館と曲輪のみを出石城として改修しました。
なので、続100名城のNo.162は、出石城・有子山城とセットになっています。
有子山城はしっかり山城なので、真夏に登るのむーりーってな訳で、今回訪問したのは出石城のみ。
今回とか言うてますが、次回とかあるんかな。(6年経った今も行ってないです。)
城内の見どころ
登城橋


城に登る橋。その名もそのまま登城橋。

川には風鈴が沢山釣られていました。
風鈴の音って癒されますよね。

二の丸の石垣と、本丸の西隅櫓。
二の丸跡

本丸跡


本丸にあった「出石皿そばの由来」の碑。
『「出石皿そば」の品質向上と発展を期し、碑文を刻み由来を記した』そうなのでぜひご一読ください。

こちらの感応殿は「戦国史上最も返り咲いた男」と謳い文句がついた仙石権兵衛秀久公が祀られています。
豊臣秀吉に仕え、大名に出世するも九州攻めの失敗で改易に。
しかし、再び小田原攻めで奮戦し、信州小諸城主として返り咲きました。
その後、出石藩に転封となった久秀と共に、信濃国からそば職人たちが出石の地にやってきたことが、現在の出石の名物「出石皿そば」の誕生に繋がっているそうです。
ちなみに、秀久さんはあの大泥棒・石川五右衛門を捕らえた人でもあるそうです。
何か色々大活躍した人なんで、出世でも願ってみてはいかがでしょうか。(出世のご利益があるかどうかは知らんけど)
稲荷曲輪(石垣)

本丸のもう一段上にある稲荷曲輪の高石垣。
高さ13.5mで但馬地方で最大規模の石垣です。

お城坂と呼ばれるこちらの道は、有子山稲荷社への参道でもあり、稲荷曲輪への道でもあります。
鳥居を抜けると、有子山城への登山口もあります。
いっぱいアピールしてくるけど、行かないよ。

城内最上段にある有子山稲荷社。

出石城下町が一望できます。
有子山城へ登城しようと思ったら労力が必要ですが、出石城自体は散策が楽なお城でした。
城下町散策
出石では、お城と合わせて城下町散策も楽しめます。

こちらは出石家老屋敷。
出石城下内に残る唯一の江戸時代の武家屋敷です。

こちらの建物、見た目平屋に見えますが、実は二階建て。
拝観料200円で見学することができます。

御家老が、何やら明後日の方を眺めていました。

私も一緒に同じ景色を眺めてみました。

隠し二階へ上がることもできます。


「ここに座って見てください」と言われたので、座ってみた。(とっても素直。)

座ったままでも、この丸窓から人の出入りが分かるような工夫がされてるそうです。
見えないモノを見ようとして、望遠鏡を覗き込まなくても、目線を変えるだけで見える景色もあることを、隠し2階が教えてくれました。

いまでも出石では、江戸時代の大名行列槍振りが伝承されていて、市の民俗無形文化財に指定されています。

こちらは地元の小中学生で行われるという子ども大名行列の道具。

お蕎麦屋さんの横にひっそりと桂小五郎潜居跡がありました。
桂小五郎は禁門の変に敗れたのち、出石の町人の助けにより出石各所にかくまわれていたそうです。
アニメ「銀魂」ファンとしては、どうしてもあのロン毛キャラがちらつく。
出石城と合わせて、約3時間の城下町散策。(ランチ時間込み)
公共交通機関を使うと、頻繁にバスのアクセスがない分少々不便な出石ですが、城崎温泉が近いので、温泉宿に宿泊し、二ヶ所をセットで訪れてみるのもいいかもしれません。
利用案内
・城内見学自由
おまけ
ランチに仙石秀久さんのおかげで生まれた名物「出石皿そば」を食しました。

着いた時にはちょうどお昼時だったので、どのお店も結構混んでいました。
私がこの時訪れたのは、「たくみや」さんというお店。
しばらく並んで待って

おばちゃんグループと相席のようなかたちになりました。
出石皿そばは、ご覧のように白い小皿に盛られたおそば。通常5皿で1人前です。
小皿に分かれているので、薬味を変えるなど一皿ずつ味変して楽しめます。
出石では、巾着に古銭が3枚入った「出石皿そば巡り巾着セット」(税別2,000円)というものも売られています。
古銭1枚で、一人前(3皿)ずつ3店舗でおそばを食べることができます。
たださ、そばってそんなに食べれます・・・?
私はそもそも食べ歩きというものが苦手なので、1店舗で十分でしたが、好きな方にとっては、複数のお店のお蕎麦を食べ比べができるのでいいサービスだと思います。
続100名城のスタンプ帳 公式ガイドブック