2025年5月25日に開催された「山中湖ロードレース」のハーフマラソンの部に出場しました。
今年で45回目を迎える歴史ある大会。
山中湖超しの富士山ビュー見たさにエントリーをしたものの、週末の天気は雨予報・・・
さて、本番の天気はいかに。
大阪から約5時間かけて山中湖へ
今大会の開催地である山梨県の山中湖村までの道のりは、なかなかに遠い。
まずは大会前日、新幹線で新大阪から三島駅。(EXの早得で、こだまのグリーン席を割安で購入。グリーン席、ええわぁ。)
三島駅からJR東海道本線に乗り換えて沼津駅。そこから更に、JR御殿場線に乗り換えて、御殿場駅。
初めて来たけど、アウトレットがあることは知っている。そんな場所、御殿場。
ここはまだ静岡県。
御殿場駅からの富士山ビュー。
ほぼ雲に覆われています。今週末、天気は雲か雨のマークしかありません。
今日の夜から明日の午前中にかけて雨です。嫌です。
御殿場駅からは、河口湖行きの路線バス(富士急バス)に乗車します。
1時間に1~2本程度しか本数がないので、バス停には行列ができていましたが、早めに並んでいたので座ることができました。
ホテルの最寄りバス停「山中湖旭日丘」まで約40分の乗車。
そして、大阪の我が家を出てから5時間半、山中湖村にようやく到着!
甲信越地方は、関西から遠いわ。
今回宿泊したのは旭日丘バス停から徒歩1分の距離にある富士山中湖ホテル
和室のお部屋、荷物広げ放題。ゴロゴロし放題。
マラソン前日の特別サービスで、前日の夜ご飯(カレー)と当日の朝ご飯(卵かけごはん)の無料サービスがありました。
が、私はお腹の調子を考えて、どちらも頂いておりません・・・
カレーも卵かけごはんも大好きなんですけどね。刺激物と生ものは避けようと思いまして・・・残念です。
それに加え、大会当日は昼間も大浴場をオープンしてくださっていて(通常は朝と夕方の営業)レースから帰ってからすぐにお風呂に入ることができました。
こちらはサービスの恩恵をありがたく頂戴しました。
大会前日の過ごし方
マラソン旅、いつもは前入りして色々観光もするのですが、正直山中湖周辺にはそれほど多くの観光スポットはありません。特に車がないと、かなり限られています。
昼過ぎから雨の予報なので、レンタサイクルを借りる気にもならない。
ほんで、寒い。(山中湖周辺の標高は、1,000m程度。富士五湖の中で最も標高が高いです。)
とりあえず、ホテルから湖まで近いので、ほとりを散策してみることにしました。
山中湖はクジラのような形をしています。そして、富士山に最も近い湖でもあります。
4月初旬に行った東北旅を彷彿とさせる曇天の空。
(ちなみに、こっちは富士山と反対側の景色)
山中湖を周遊する遊覧船があり、御船印の参加社でもあるので乗船しようかと思ったのですが、翌日の午後の方が天気は回復しそうな予報だったので、この日は乗らず。
遊覧船を待っているお客さん、見事に外国人の方ばかりでした。
ただ、忍野八海や河口湖に比べて観光客は少ないと思います。(実際に行ったは事ないけれど、その周辺はめっちゃオーバーツーリズムの印象。)
お天気もイマイチだし茶でもしばくか、と思いカフェまでお散歩。
東大の「癒しの森研究所」だそう。何だかメルヘンな響き。
森林浴できるのはいいけれど、歩道がないので少々怖い道でした。
訪れたのは「ダヴィンチ」というカフェ。
外観、めっちゃいい感じ。
内装のアンティークな家具や、雑貨などもとてもオシャレでした。
空いているから広い席使っていいですよ、と一人でソファ席使わせてもらえました。
いつでもどこでも、たとえレース前でも糖分摂取は怠らない。
ちなみにこのお店、タコライスがとても美味しいらしいです。(Googleの口コミ読んで後から知った。)
静かでゆったりできる素敵なお店でした。
チーズケーキも美味しかったです。
帰りにコンビニで夜と朝ごはんの調達をし、夜は早めのお風呂、早めのご飯、早めの就寝で翌日に備えます。
(ちなみに、夜の気温は10度程度で寒くて部屋のヒーター使いました。数日前は、家で短パン&Tシャツで過ごしていたのですが。何ですか、この気温差。)
当日の朝、しっかり雨に降られる
明けて翌日。
雨は深夜のうちが最もひどかったようですが、ウェザーニュースアプリを見ると雨雲は無くなっていました。
が、部屋の外をのぞくと雨降っています。どういうことですか?ウェザーニュースさん。話が違います。
ホテルから大会会場の山中湖中学校までは約2キロ。
着くまでに、シューズも荷物もビチョビチョになりました。
体育館を更衣室として開放してくださっていたのですが、そこに行くまでに運動場を突っ切らねばならず、もうね、そこがどう頑張ってう回路探しても、ぐちょぐちょを回避できませんでした。
ただ、放送で「9時過ぎには雨は上がる予報となっています!」と仰っていて、私自身も絶対雨は上がると信じていました。
何故なら、ランニング歴15年。40回近く大会に出場して、いまだにスタート地点で雨に打たれた経験がないからです。(途中で雨に降られた大会はあるけれど、それも2回ほど。)
今までに何度も雨予報だった日はありますが、全て曇りに変えてきました。
だから大丈夫。きっと大丈夫。
でも、一応雨対策でダイソーでポンチョ買って来たけれど。(ちょっと弱気)
そんな私の根拠のない自信は、見事現実のものとなりました。
はい、会場到着から1時間後。
スタートブロックに整列する頃には、ちゃんと雨あがりました!!
どや!!(お前の力じゃなけどな。)
山中湖ロードレース ハーフの部
今回出場した山中湖ロードレースは、私が出場したハーフマラソンと、山中湖1周(13.6キロ)の2種目があります。
(↑ホテルの受付で頂いた、当日のコース案内図をプリントアウトした用紙)
ハーフは、湖を1周とプラスアルファ走って、折り返してフィニッシュ地点の山中湖中学校に戻ってくるというコース。
私、湖の周回コースだし、フラットで走りやすいんだろうなーと勝手に思っていたのですが、実際は小刻みなアップダウンの続くコースでした。
何で湖の周辺なら平坦だと思ったんでしょうね。そういう変な思い込み、よくします。
スタート地点で、ブロックは分かれていたのですが、大規模大会と違いブロック入場の締め切り時間などはなく、ギリギリでも入れるという緩さ。
ハーフの15分後に、1周の部がスタートするんですが、ハーフのランナーが走っている横を1周のゼッケン付けた人がのんびりスタート地点に向かって歩いていました。
確かに預け荷物がない人は、走る恰好で来てブロックインして、そのままスタートもできる感じでした。
(ただ、どう考えてもスタート時間に間に合わんやろっていう距離から歩いている人もいて、どういうこと?と思っていたのですが、どうやらスタート地点行きのシャトルバスの運行がスムーズに行かず、時間に間に合わないランナーがいたようです。・・・え?それって大会として大問題じゃね?)
スタート前には、山中湖村の村長さんからのご挨拶。
今まで、市長からの挨拶は数々聞いてきましたが、初めて「村長」さんからのお言葉を聞きました。
そして、ゲストの瀬古利彦さんと大会MCのDJケチャップさんの掛け合いも面白く、ランナーを盛り上げてくださりました。
雨も上がって、気温も上昇。個人的に寒さに超弱いので、この気温はありがたい。
いい条件でスタートを切ることができました。
念願の富士山ビューはいかに?
私がこの大会を選んだ一番の理由は、富士山が見れる絶景コースに惹かれたから。
それにつきます。
雨予報を見て諦めていたのですが、上がったならワンチャン見れるかも!
前半は湖との間に木々があって、コースからはあまり湖を見ることはできませんでした。
小さなアップダウンを数回こなし、7キロ地点からはコース一番の坂に突入。
ここが文字通り、一番の山場です。
最高地点は標高1020m。
ちなみに、標高1000mは平地と比べると酸素濃度が89%だそう。
確かにいつもよりも呼吸がしんどかったような気がします。特に後半。単にアップダウンが続いたからなのかもしれませんが。多少は標高の影響あると思う。
そして、待っていた富士山は・・・
おったー!!
(富士山は、10万年前からそこにずっといます。)
半分、いやそれ以上は雲にお隠れになっていますが、お姿を見ることができました。
さすが、最も富士山に近い湖。
過去一、近い距離で富士山を拝むことができました。
今年の3月、静岡マラソンに出場した翌日「日本平夢テラス」から富士山を眺めましたが
こんなにも距離がありました。
それが今回は、山肌の色あいや質感(?)もしっかり分かるほどの距離。
しばらく富士山ビューが続くので、その間中ずーっと横目で見ながら走っていました。欲を言えば、快晴の中、全身むき出しの富士山を見たかったですが。
スタート時点で雨は上がったものの、標高が高い場所のせいか、途中でミストシャワーのような霧雨が降ってきたり、風が強く吹いたりと、変わりやすい山の天気には翻弄されました。
一旦、ゴール地点の中学校を通過し、折り返しまで、そして折り返してからゴールまでも坂が続いて下ったり、上ったり。
最後、ゴール地点である中学校の運動場までが上り坂で、そこがめっちゃめちゃしんどかったんですが、DJさんが「もうひと頑張りだ!!最後は笑ってゴールしようぜ!!」みたいな熱いエールをランナーに対し、ずっと送ってくださっていました。
バックミュージックにはミスチルの「HANABI」がかかっていて、桜井さんの♪もう1回、もう1回♪の声にも励まされ、ハーハー言いながらゴール。
あー、つーかれた。
結果は、ベストタイムには5分近くも届きませんでしたが、1000m地点でのアップダウンコースを、平均1キロ5分44秒ペースで走れたので、プチ高地トレーニングができたと思う事にします。
ちなみに、最後はハーフのランナーも1周の部のランナーも、入り乱れてのゴールでした。
ゴール後の参加賞は、アクエリアス1本。
カットオレンジ&レモン(ただ、私が行った時にはもうレモンしか残ってなかった。)
そして、毎日のようにネットニュースを賑わせている貴重なお米を使ったおむすび。
あとは、富士山型のチョコレート。(私がもらい終わった後からどんどんランナーが来て、チョコを貰う列めっちゃ長蛇になっていました。)
おにぎりは、シンプル塩むすび。
地元のお母さんたちが一つ一つ手渡ししてくれました。
頑張って走った後の塩おむすび。その場でバクバク食べました。めっちゃ美味しかった。日本の米は世界一!!
アフターランの過ごし方
帰りは、着替えるのが面倒になったので、そのまま荷物をピックアップして、また2キロの道のりを歩いてホテルへ。
ホテルまでの道がコースになっているので、走って来るランナーさんに時折エールを送ったりもしました。
ハーフマラソンは、走った直後こそ疲労感があるものの、フルに比べると足の負担もほぼないし、しばらく休息を取れば活動可能。(ホテル戻ってすぐにお風呂に入れたので、体もさっぱり、すっきりできましたし。)
よし!今日こそは遊覧船「白鳥の湖」号に乗るぞー!と乗り場へ向かったら(乗り場までは、ホテルから数分の距離でした。)30分に1本出ている遊覧船が、2隻とも停泊している。
あれ?もしや?と思って乗り場に行ってみると「強風と時折靄が出ている影響で、運休しています」という悲しいお知らせ・・・あう。
御船印は乗った船の記念として購入しているので、買うのもやめて湖のほとりでリアル白鳥さんを愛でることにしました。
遊覧船乗り場には、白鳥さんの餌(だと思っていたけど、鯉の餌を白鳥も食べに来てただけかも)も売っていて、これまた本日も外国人観光客の人たちが餌やりに興じていました。
小ハクチョウ!!めっちゃ可愛い。
子どものハクチョウってあんまり見た記憶ないけど、凄いフワフワで、クチバシは黒っぽいんですね。
人慣れしているので、桟橋のめっちゃ近くを泳いでいます。
左向き。
右向き。左向き。
右向き。
ちなみに鯉もめっちゃ泳いでいました。
立ってたら、餌貰えると思って寄ってきた。
ごめん、何もないです。ただ、突っ立ってるだけです。去ります。
そして、今日も今日とてカフェにお茶をしばきに行きます。
21キロ走ったからね。スイーツ食べてもリアルにプラマイゼロカロリーです。
本日は「カントリータウンMt.Fuji, REAF Cafe」というお店へ。
広い敷地に、雑貨屋さんなどもあり、これまた海外風のこじゃれたお店でした。
そして、本日もチーズケーキ。
最近、ハマってまして。
こちらのカフェでも、静かにゆったり過ごせました。
お天気にはイマイチ恵まれなかったものの、壮大な富士山ビューを見る事はできたし、いい旅ランでした。
ちなみに、私が唯一未踏だった都道府県。
それが今回訪れた山梨県。
これにて、ようやく47都道府県全制覇することができました!
ちなみに、47都道府県のマラソン大会に出場する、という目標も掲げており、そちらは26県制覇。マラソン制覇はまだまだ遠い。