福島と宮城の桜名所を巡った3泊4日の旅。
最終日は仙台駅周辺のホテルに宿泊し、明けて翌日。
飛行機なら仙台空港から関空まで1時間40分、新幹線なら仙台駅から新大阪駅まで約4時間で帰ることができます。
ですが、今回はあえて1日以上かけて仙台から大阪まで帰りたいと思います。
わざわざ通常じゃないルートを選択する旅行系Youtuberさんみたいなこと、やってみたかったんですよねー。
ということで選択した帰宅方法は、仙台港から「太平洋フェリー」に乗船し、名古屋港まで約22時間の船旅。
その後は、名古屋から大阪まで電車に乗って帰ります。(ここはさすがに通常ルート。)
- 苫小牧ー仙台ー名古屋を結ぶ「太平洋フェリー」
- 太平洋フェリーの乗り場「仙台港」
- 「いしかり」の客室
- 共有スペース
- 屋外デッキに出てみるも・・・
- 出航後のフェリーでの過ごし方
- 船の上から見る愛知の景色
- おまけ
苫小牧ー仙台ー名古屋を結ぶ「太平洋フェリー」
太平洋フェリーは、苫小牧ー仙台、仙台ー名古屋、苫小牧ー名古屋(仙台経由)の3航路を「きそ」「いしかり」「きたかみ」の3船で運航しています。
今回私が乗船するのは「仙台ー名古屋」の区間。航海距離は約770キロ。
この航路は隔日運航されており、仙台港を12:50に出航し、翌日の10:30に名古屋港に到着します。(苫小牧ー仙台間は毎日運航)
ちなみに、苫小牧から名古屋までの乗船時間(仙台経由)は約40時間です。
小笠原諸島が近場に思えます。(竹芝桟橋から24時間で行けるからね。)
太平洋フェリーの乗り場「仙台港」
公共交通機関で仙台港へ行く場合、最寄り駅はJR仙石線の「中野栄」駅、または「多賀城」駅となります。
私は、JR中野栄駅からバスで港まで向かいました。
仙台駅から中野栄駅までは20分弱。
中野栄駅は、私も以前行った「仙台うみの杜水族館」の最寄り駅でもあります。
「サイボーグ009」のラッピング列車でした。
徒歩乗船の場合、出航60分前までに乗船手続きが必要ということなので、11:25中野栄駅発のバス(この日は日曜日)で港に向かいます。乗車時間は約10分。
駅の横にコンビニがあったので、そこでお昼ご飯を調達しておきました。

仙台港フェリー埠頭に到着。
昨日、一瞬だけ青空を拝めましたが、本日はまたまた白い空。
しかも、雨降っています。
こちらが今から乗船するフェリー「いしかり」
2011年3月に就航した船です。
苫小牧―仙台―名古屋の区間は「きそ」も運航されていますが、こちらは就航が2005年1月とのことなので、いしかりの方が新しいです。
少々雨に濡れながら、今から20時間以上お世話になる「いしかり」さんにご挨拶。

乗船券は、ネットで購入済。
ネットで購入した場合、モバイルQRコードが当日発行されます。
このコードが乗船時はもちろん、個室の場合部屋の鍵代わりにもなるのでスクリーンショットを取っておくのをお忘れなく。(電波届きにくくなるので。)
そして重要なのが「船内はクレジットカードがご利用できません」
昨今、電子マネーかクレカ決済ばかりで、ほぼ現金を持たなくなっていますが、船では現金しか使用できません。万博とは真逆です。
ちゃんとコンビニでお金も下ろしてきましたからね。これで22時間ひもじい思いをしなくて済みます。
2階の待合スペース。通常の乗船率は分からないのですが、共有スペースにも常に空きがあったし、空いている方だったんじゃないかなーと思います。
グループや家族連れの方よりも、ソロ旅の方が多い印象で、船内も静かでした。
お土産屋さんもありました。

時間になったので、乗船口へ。
ボーディングブリッジを歩いているとき、わくわくしますよねー。

いざ、いしかりさんに乗船!
今から22時間、ここが私の住まいです。
「いしかり」の客室
船内客室のラインナップがこちら。

スイートからお手頃な客室まで多様な品揃え。

その中で、今回私はインサイドの1等室客室を選びました。
乗船時間長いんでね。個室でゆっくりしたいと思いまして。
ツインルームですが、お一人様でも利用可能。
インターネット割引が利いて、お値段は12,700円。
移動費+宿泊費と考えたら、とってもリーズナブルだと思います。


1等洋室は、6デッキと7デッキにあります。(水色の部分。)

今まで何度かフェリーで夜を明かしたことはありますが、毎回2段ベットタイプのお部屋だったので、完全個室は初めて。
気になるお部屋は・・・

ベット(1台寝る用。もう1台荷物置き用)

入口入ったすぐにミニデスク。

タオルと寝巻もあります。

一瞬「何で鹿の角?」と思ったオブジェ。(角やなくてサンゴですね、海だから。)

多数のゲ〇袋。(お世話にならずに済みました。)
お茶セットもありました。これはありがたい。


お手洗いとシャワーも付いています。
大浴場を利用したのでシャワーは使わなかったですが、トイレと洗面台を利用するのに、いちいち外に出なくていいのはとても楽でした。

洗面所の鏡も大きいし、ドライヤーもありました。
完全に動くビジネスホテルです。
共有スペース
続いて共有スペースを探索。
まずは6デッキ。

船内の諸々インフォメーション。

船内中心にある各フロアへの階段。
6デッキのロビー空間には、自由に利用できるソファや椅子、テーブルが多数ありました。






レストラン「サントリーニ」

昼・夕・朝の3回営業されています。
(私は夜だけ利用しました。)

軽食を提供するスタンド「ヨットクラブ」

そして、今まで乗ったフェリーにはなかった施設がここ。
ラウンジ「ミコノス」

映画の上映が行われていました。
私は部屋でタブレットにダウンロードしてきた「ミニオンズ」シリーズ見て過ごしていたので、ここでは何も見てないんですけどね。

そして、夜にはラウンジショーも開催されます。

ちなみに、夜は「帰ってきたあぶない刑事」の上映でした。これ、ちょっと見たかったな。(すっかり忘れてた。)
1フロア下がって5デッキへ。

自販機コーナーも結構充実しています。

いろはす160円。コーラ190円。
そもそも、今自販機で水買ったらいくらなんだっけ?


お酒やアイスの自販機もあります。

給湯室ではお湯やレンジも利用可能。

船内売店。お土産やフェリーグッズ、お菓子等が販売されていました。
営業時間が決まっているのでそこは注意。

売店では御船印も購入できます。「いしかり」ゲット。
太平洋フェリーの御船印は、各フェリーごとに3種類あるみたいです。

夜と翌日朝、2回入った展望大浴場。太平洋を見ながら入るお風呂は気持ち良かったです。
あと、お風呂がリアル波のプールと化し、ザブザブなるのが楽しい。

船内でお洗濯もできます。長旅でもこれで安心。


結構色んな船にあるけれど、遊んでいる人を見たことがないゲームコーナー。
屋外デッキに出てみるも・・・
私にとって、船旅の一番の楽しみは、デッキから見る外の景色!!
まずは船から見る港の様子はどんな感じかなーと、出航前に外部デッキに出てみました。
・・・雨でデッキの床びちゃびちゃ。転倒注意。


天気悪くて誰もいないので、デッキ独り占めはできました。

が、長時間いることもできず、この旅一番の曇天を眺めて屋内へ退散。
ということで、船内でランチタイムです。
左のおにぎりは、仙台駅の「ダテカフェオーダー」というお店で購入しました。
出航時、懲りずに再び船外デッキへ。

さようなら仙台港。

さようなら陸地。

仙台の海、綺麗ではないね・・・
出航後のフェリーでの過ごし方
お天気が良ければ、屋外デッキで海を見ながら過ごしたいところですが、生憎すぎる天気ゆえ、出港後はのんびり部屋で過ごす事に。
せっかく個室取ったしね。
なお、ネット環境ですが個室内は圏外でした。
ただ、先に紹介したロビーの海側のスペースでは、結構繋がることが多かったです。
友達とLINEのやり取りしてて「今から22時間ネット使えんくなるから、返事遅くなるかもー」とかイキって秘境感出したけど、割と船内からでも普通にやり取りできたっていうね。

部屋のテレビで操舵室からの映像が見れたので、これずっとつけていました。

船内にあった「いま、どこ?」マップ。
太平洋フェリーは、陸地から10~20キロの距離を航海するので、本州の太平洋沿岸部の岬が見えるようです。(天候次第だと思いますが。)
日中はそれほど揺れもなく、穏やかな航海でした。
タブレットで映画観たり、お昼寝したり、本読んだり、ゴ~ロゴロ。
16時過ぎ、お散歩がてら屋外デッキに行ってみました。
相変わらずの曇天。

そしてデッキは独り占め。
この日は大して動いてもいないのにやたらお腹が空くので、部屋でひたすらお菓子をむさぼっていたくせに、夜もしっかりお腹が空きました。
ということで、一度ぐらいはレストランも利用してみようと夕食バイキングへ。

メニューと料金はご覧の通り。
これだとまだ足りなかったんで、追加でナポリタンとつみれ鍋。
このナポリタン、やたらモチモチして、パスタというか中華麺みたい。と思ってたんですけど、今見たら「もっちり麺」って書いてたわ。
まだお寿司食べれるな、と思ったんですがさすがに糖質過多なので終了。
デザートは別腹。
レストランを利用している人は少ない印象でした。
この品数とクオリティで2,300円というのは、ちょっと高い?とも思ったんですが、船内のレストランだし、まぁこんなもんなのかな。
20時前、夜の海を見るためまたまた船外デッキへ。
安定の独り占め。

本州の明かりが見えました。
多分、時間的に茨城県辺りかなー。
20時からは、ラウンジショーを見に行きました。

この日は、河合徹さんという方のエレクトーン演奏。
船旅でショーを見るという、優雅な時間を過ごさせて頂きました。
その後、大浴場に入り、部屋でまったりした後就寝。
日中はほとんど気にならなかった波の揺れですが、夜になると波高が上がったのか、夜中に何度か目覚めるほど揺れを感じました。
あと、時折「ゴゴゴゴゴゴゴ」「がごーん」みたいな音も結構響いてました。
まぁ、私が音や揺れに敏感なタイプだからかもしれませんが。(そのせいで、船や飛行機ではいつも熟睡できず、毎回寝不足になります。長距離旅行に全く向いていません。それでも出かけるのは、ただ好奇心ゆえ。)
少々寝不足状態ですが、明けて翌日。名古屋港まで残すところ、あと数時間となりました。
船の上から見る愛知の景色
朝風呂でさっぱりした後、朝日を浴びに屋外デッキへ。
昨日は、どんよりしっぱなしの空でしたが・・・
今日は快晴です。海も青い。

朝日がまぶしいぜー。
船はちょうど渥美半島付近を航海中。

これが渥美半島だったかなぁ・・・?

船内で、海を見ながら朝食タイムです。

仙台駅で買ったずんだどら焼きとお茶(フリーサービス)


時間的に多分、伊良湖岬。(もうね、1か月以上前なんで忘れました・・・)
撮った写真に、その場でメモ書きとかできたらいいんですけどね。
その後、船は三河湾へ。湾に入ると、波の揺れはほぼ感じないしホント快適。
入港まであと1時間。船旅最後の時間はデッキで過ごします。

中部国際空港から飛び立つ飛行機。


海から眺める中部工業地帯。

まぁ、もちろん海の色は綺麗じゃないよね、うん。


オレンジ色の屋根のちょっとメルヘンな建物は、多分レゴランドだと思う。

伊勢湾岸道路の、東海ICから飛鳥ICの間にある3つの斜張橋・通称「名港トリトン」
そのうちの一つ、名港西大橋が見えてきました。

船はこの下を通過していきます。

真下から見る橋の景色。
船からの景色でトップ3に入るぐらい好き。普段見る事ができないから、特別感があります。迫力も満点。

真ん中辺りに見えるビル群が、名古屋駅周辺かな。

こちらも名港トリトンの一つ、名港中央大橋。
「名港トリトン」って、昭和時代のアニメにありそうやな名前やなーっていつも思います。
「あらいぐまラスカル」みたいな。(全然ちゃうやろ。)
そして、仙台港を出航してから22時間。
名古屋港に到着しました。
音と揺れで夜中目覚めることはあれど、非常に快適な海の旅でした。
22時間の船旅、長く感じるどころかあっという間。暇を持て余すこともなかったです。
港からは市営バスで野跡駅まで行き、そこからあおなみ線に乗って名古屋駅へ。
名古屋駅に到着したのがお昼前だったので、せっかくなので名古屋グルメでも食べてから帰るか~と思ってお店を巡るも、どこもかしこも大混雑。
平日の昼間なのに、やたら若い女子が多い。
こりゃ何かあるな・・・と思って調べたら、案の定、バンテリンドームでSixTONESのライブの開催日でした。
結局、並んでまでご飯を食べたくない私は、名古屋駅で駅弁を買って、ガラガラの近鉄アーバンライナーに乗って大阪へと帰ったのでした。
おまけ
その10日後、私は再び名古屋へ。
目的は、サザンオールスターズのライブ!
ダメ元で応募した、バンテリンドーム直前注釈付チケットに見事当選したのです!!
仕事終わり(先月まで、短期&短時間&自由シフトという好条件のお仕事に就いておりました。)に新幹線で名古屋へGO!

初サザンライブ、めっちゃ楽しかったー
「そうね!だいたいねー!!!」

そして、名古屋名物ぴよりんも始めて食べました。
この子、プリンだったんですね。