流氷見るなら、計画はお早めに
以前から一度は見たいと思っていた冬の景色の一つが、北海道のオホーツク海沿いで見られる流氷。
エリアとしては、道東の紋別・網走・知床・羅臼辺りが流氷鑑賞スポットとなります。
その中で、今回の目的地の一番の候補に挙がったのが、網走。
そこで運航されている流氷観光砕氷船「おーろら号」に乗船したい!
調べたところ、流氷が観測されるのは例年、1月下旬から3月中旬。ベストシーズンは2月上旬から中旬。
ただ、年明けの予定が曖昧で、網走のホテルや船を本格的にリサーチし始めたのは、12月に入ってからでした。
したらば、何ということでしょう。
ベストシーズン、ホテルも船も、全然空きがねぇ!!
リサーチかけるのが遅すぎたようです。流氷、侮っていました。
おーろら号は、1日に何便も出ているし、1度に400人近くも乗船できるのですが、公式サイトもベルトラも「×」印の連続。
船に空きがあっても、その日のホテルに空室がない・・・逆もまた然り。
昨今、北海道(だけじゃないですが)はインバウンド観光客が猛烈に増加しており、流氷観測も大人気。
国内でも旅行会社による流氷ツアーが催行されており、国内外の団体ツアーに押さえられているのか、個人が入る隙間がありませんでした。
本来団体行動が苦手な私。
国内は、多種多様な個人趣味を混ぜ込んだオリジナルツアーを自分で作って、気ままに旅をしているのですが、今回ばかりは団体ツアーしか選択肢がないようだ。
と、次はツアーを探し始めると、これがまた色々と出て来てしまって、それはそれで色々悩む。
日程・行程等々検討した結果、今回はクラブツーリズムさんの「おひとり様」限定流氷ツアーに参加することにしました。
昨年のエジプトに続き、2度目のお一人様限定ツアーです。
今回、このツアーに参加する決め手となったのが以下の6点。
・2泊3日のコンパクトな日程で、1日目はほぼ自由行動。
・流氷船「おーろら号」に乗船できる。
・冬限定の2つの列車に乗車できる。
・流氷ウォーク体験ができる。
・バスの座席が1人2席確約。(これ、結構重要。)
レンタカー無しの個人旅行では、今回の行程を2泊3日で網羅することは不可能だと思うので、結果的にツアーに参加して正解でした。
真冬の道東、寒さ覚悟で降り立ちましたが、お天気に恵まれすぎて、むしろ体感は前回の長崎旅行の方がよっぽど寒かった・・・
大阪から羽田経由で帯広へ
ツアー1日目。
この時期、大阪から道東方面への直行便は出ていないので、東京もしくは新千歳空港で乗り換えが必要となります。
今回のツアーでは、行きは羽田経由で帯広空港へ。
大阪ー羽田間の機体がでかくて、ちょっと感動。
(普段はLCCか、地方路線の小型機がメインなもので。)
今回のツアーは添乗員さん付なのですが、帯広空港での合流なので、そこまでは個人で移動です。
国内線で乗り換えなんてほぼ初めての経験ですが、まぁ国内なので何の問題もありません。
機内で、一緒のツアーと思しき方たちが周囲にいましたが、面識ないのでこの時点では赤の他人。会話交わすこともなく、帯広空港到着。
帯広と言えば、十勝平野。
♪めーいじ とかちっ スライスチーズ♪の十勝です。
ここで添乗員さん含め、ツアーの皆さんと合流。
全員で16名。男女の割合は女性9名、男性7名でした。(確か。)
帯広空港からは、空港リムジンバスで帯広駅まで移動。
1泊目は、帯広駅前にある「ルートイン帯広駅前」に宿泊します。
チェックインまでまだ時間があるということで、一度荷物だけ置いて解散。
チェックイン時間の15時まで時間を潰すことになりました。
一応、お昼ご飯タイムではあったのですが、空港でプロテインバーとか食べてお腹空いてなかったので、駅周辺をぶらついて暇つぶし。
JR帯広駅。
周囲に積もる雪を見ると「北海道に来た!」って感じがしますが、地元の方からすると、今年は暖かくて雪も少ないそうです。
駅に隣接している商業施設内の観光案内所で、十勝の牛さんに遭遇。
これで十勝平野を観光したことにしよう。
駅構内には数軒飲食店やお土産屋さんがありましたが、規模も小さく、完全に時間を持て余してしまいました。
ホテルに戻って鍵をもらってからは、翌朝の集合時間まで自由時間。
徒歩圏内で行けるスポットを、ぶらりと散策してみました。
六花亭 帯広本店
北海道を代表する製菓メーカーの一つ、六花亭。
こちら、帯広発祥の会社だそうです。知らなかった。
ということで、駅から徒歩5分ほどの所に帯広本店があります。
1階はショップ、2階が喫茶室になっています。
喫茶室は、平日の15時過ぎに行ったら待ち時間一切なく、すんなり入れました。
クッションの柄が、六花亭のあれ。(どれ。)
スイーツだけでなく、フードのメニューもありました。
プレミアム25とカフェラテを注文。
本日、朝から糖質しか取っていません。1週間後にフルマラソン走る人間の食生活とは思えん。(今週末、マラソン旅にまた出ます。)
帯広本店限定の「サクサクパイ」も喫茶で食べれたらしいのですが、メニューに載ってなくてその存在をすっかり忘れていました。(1階のショップで売っていたので、そこで買って喫茶で食べる、みたいなことができたのかも。)
まぁ、いいです。甘い物食べられたらそれで。(スイーツ好きだけど、そこまでのこだわりはない人。)
カフェタイム終了後、1階でお土産を物色。お菓子はバラ売りもされていたので、ちょっとずつ色んな物が買えました。
帯廣神社で、シマエナガ御朱印ゲット
お腹を糖分で満たした後は、それをエネルギー源にお散歩開始。
六花亭の店舗から20分ほどの場所にある、帯廣神社へ。
Googleの口コミによると、境内でリスやシマエナガが見られることもあるらしい。
見たい!リス!シマエナガ!帯広では、サラブレッドの2倍近い大きさの「ばん馬」という馬による「ばんえい競馬」が開催されています。
重りを乗せた鉄ソリを曳いて、力とスピードを競う世界唯一のレースだそう。地面の凍結を心配していましたが、歩道の大半はこのように雪かきされていて、歩くのに問題なし。(所々、歩きにくい場所もありましたが。)
帯広駅周辺は、そこまで観光地という訳ではないのか、人も少なくのんびりお散歩できて快適です。
神社、到着。
神社近くの信号待ちで出会った地元の小学生、めっちゃ薄着やったわ。道産子、恐るべし。
御祭神と由緒は、ご覧の通り。参道、凍結していて歩くの怖かったです。
元々、すり足歩行の私。リスいないかなーなんて周囲の木々見上げて、よそ見しながら歩いていたら、すぐ滑りそうになります。雪道は、歩くのに集中力が必要。
でも、地元の方は、平気でスタスタ歩いていました。さすがです。
これは・・・ばん馬ではないかな。
明治43年に、現在の北海道神宮より分霊をお祀りしたのが始まり。
社殿は昭和54年創建ということで、新しい建物でした。めっちゃ可愛いシマエナガの御朱印頂きました。
御朱印買ったら、雪の結晶がデザインされたファイルに入れてくれました。
その上、ステッカーもプレゼントでもらえました。3種類の中から選べて、私はエゾリスをチョイス。
参拝後、行きに通った参道の隣にある、より森森したエリアを通って帰りましたが、リスもシマエナガも見つかりませんでした。ざーんねん。
帯広川。
昼間到着した時は、予想していたよりだいぶ暖かい!と思いましたが、やはり日が暮れてくると、一気に冷えてきた。
足元に気をつけてヨチヨチペンギン歩きで、一旦ホテルへ帰宅。
夕飯は、北海道名物スープカレー
1日目は、食事が一切ついていないので夕食も自由。
帯広では「豚丼」が名物ですが、ガッツリ肉!って気分でもなかったので、ホテルから近い場所にあったスープカレーのお店へ。
その名も「夜のスープカレー屋さん」
1階はカウンターのみのお席で、一人でも入りやすいお店でした。(2階にもお席がありました。)
スープはオリジナルとトマトがあり、辛さは10段階から選べました。
十勝のたっぷりベジタブル オリジナルスープ、辛さ3(中辛)ハーフサイズを注文。
スープカレーって、文字通りスープなので、普通のカレーよりお腹いっぱいになるんですよね。以前食べた時に、食べきれなかった経験があるので、ハーフサイズにしました。
辛さは、お腹の調子を考えて控えめにしましたが、もう少し辛くてもいけたかな。
お野菜もたっぷりで、非常に美味しかったです。
1日目は、帯広空港から団体で移動はしたものの、ほぼ一人行動だったので普段のソロ旅と何ら変わらずでした。
2日目は、以前から乗りたかった冬季限定のSLで鉄道旅、そしてメインの流氷船に乗船です。