えちこの旅ブログ

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長崎ランタンフェスティバル 昼の部「唐人屋敷会場」|長崎で異国とキラキラを満喫する旅⑦

長崎旅3日目にして、最終日。

長崎は今日も雪だった パート2

朝起きて窓を開けたら、外は今日もうっすら雪景色。

恐らく、昨夜私を苦しめた吹雪野郎が、夜の間も勢いを弱めたり、強めたりしながら降り続いていたんでしょう。

ちなみに、幼少期から冷え性とお友達。

基本的にずっと体が冷えているので、体の冷えが原因で風邪を引くということはありません。

昨夜寒空の中、2時間ウロチョロして最後には冷えで指もちぎれかけましたが(体感ね。)、今日も元気モリモリです。

行きは飛行機で来ましたが、帰りは陸路で移動します。

列車の出発が15時前なので、それまでは市内を観光することに。

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「出島和蘭商館跡」がすっかり雪化粧。

以前行った事があるので、今回は行かずにスルー。
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午前中は、長崎県美術館で絵画鑑賞。

天候に左右されない博物館や美術館は、こういう時に訪れるのにピッタリの場所です。

しかも、コレクション展「須磨コレクション2 スペインへの憧憬」は420円というお安さで鑑賞できました。

スペイン絵画をゆっくり鑑賞した後、まだまだ時間があったので、再びランタン会場に足を運んでみました。

昼間の湊公園会場 

まず訪れたのは、昨夜も来た湊公園。

明るい中のランタンは、色彩がはっきり分かるので、これはこれで鑑賞するのもありです。

小僧の表情もよく分かります。

結構リアルな犬。

パグと、手前の犬種は・・・何でしょう。

余談ですが、私は犬が大好きで、その中でもパグとかフレンチブルとかの鼻ぺちゃ犬が好きです。

一度でいいから、パグ犬にまみれたい。

公園内にお堂があって、参拝できるようになっていました。

昨夜来た時は、列ができていたのでスルーしたのですが、昼間は空いていたので参拝してから公園を後に。

唐人屋敷会場でロウソク祈願四堂巡り

昨夜あまりの寒さに耐えかねて、行くことを断念した唐人屋敷会場

中華街から徒歩5分程度と近いので、長崎ランタンフェスティバルの締めくくりとして訪問することにしました。

1689年、市中に滞在していた中国(当時は唐)人を管理するため、江戸幕府は1か所に集めて居住させました。

その居住場所が唐人屋敷です。

広さは約9400坪。出島の約2倍の面積で2,000人もの収容能力があったそうです。

現在は、通常の住宅が並ぶ中に、中国洋式のお堂が4つ建立されています。

そんな唐人屋敷跡で、ランタンフェスティバルの期間中に体験できるイベントが「ロウソク祈願四堂巡り」

4つのお堂をロウソクを灯してまわると、お願い事が叶うそう。

ランタンフェスティバル期間中のみの特別イベントということなので、こちらを体験しながら4つのお堂を巡ることにしました。

参加費は500円。

ロウソク(紙で包まれている中に、真っ赤でぶっといロウソクが4本入っています。)と合わせて、今年の干支である巳のストラップがもらえました。

こちらが、各お堂にお供えするロウソク。

バースデーケーキにぶっさしたら、ケーキ穴だらけになるサイズ感です。

四堂巡りのルートは、ロウソクが包んであった紙の裏に地図が載っていますし、道中にも案内が出ているので、迷子の天才の私でも迷わずに行くことができました。

土神堂(どじんどう)

1つ目。土神堂

土神様は、中国では家や土地を守る神様で、豊作や金運のご利益があるとされています。

元々のお堂は1691年に建立。その後、大火や原爆の被害に遭い、現在のお堂は昭和52年に再建されたものです。

ホテルを出てからは止んでいたのですが、またまた雪が降ってきました・・・

降ったり止んだり、長崎の雪雲はとても気まぐれ。気まぐれロマンティック。(言いたかっただけ。)

天后堂(てんこうどう)

土神堂から、2つ目の天后堂へと向かう道。

両脇の建物は近代のものですが、道幅とかは当時のままなのではないかなー

航海安全の海の女神・媽祖が祀られているお堂。

ランタンフェスティバルでは「媽祖行列」というイベントが行われています。

今年は2月2日(日)と9日(日)に開催。

週末に行くと各会場は混雑しているかもしれませんが、このようなイベントが見られる点ではいいと思います。週末にしか開催されないイベントも複数あるので。

(1日と8日の土曜日は「皇帝パレード」が開催予定でしたが、1日のパレードは天候不良で中止となっていました。なお、昨年この皇帝パレードの皇帝役が、我が推し福山雅治さんでした。観覧は抽選制だったのですが、見事落選しました・・・)

1736年の創建。明治39年(1906年)に改築されたものが現在のお堂。

列車で帰るので海は関係ないですが、帰路の安全を祈願しておきました。

観音堂

1737年頃の建立。

現在の建物は、大正6年(1917年)に改築されたもの。

堂内には、千手観音像や関帝が祀られていました。

元々は三国志でお馴染みの武将ですが、神様となった今のご利益は商売繫盛だそうです。

福建会館天后堂

最後のお堂。

1868年、貿易商の会所として建設されました。

本館は原爆の被害により倒壊しましたが、正門と天后堂は現存しています。

こちらにも媽祖が祀られていました。

これにて、祈願四堂巡り終了。

それぞれのお堂は近いので、所要時間は20分程度でした。

夜に巡ると、ロウソクの明かりがより幻想的で綺麗だったのかもしれませんが、昨夜の吹雪の中だと修行みたいになってたと思います。

日を改めて良かった。

今度、ランタンフェスティバルに来る機会があれば、媽祖行列や皇帝パレードを見てみたいものです。

中華街の東門前を通り、

昼間の桃色ランタンを最後に見納めて、ランタンフェスティバル会場を後にしました。

でかい荷物はホテルに預けていたので、それをピックアップしてから駅方面へ。

体が冷え切ったので、温かいちゃんぽんでも食べようかと思ったのですが、そこまでお腹が空いていなかったので、駅に向かう途中でカフェに入り、列車の時間までまったり、のんびり時間潰し。

これから帰路につくのですが、長崎駅からはとある観光列車に乗車します。

次回は、その列車の模様をご紹介します。