長崎ランタンフェスティバル、後編。
前編はこちら。
中央公園会場と中島川公園会場をまわり終えたタイミングで、雪がパラついてきたので、一旦屋根のある会場へ移動しました。
浜んまち会場
商店街のアーケード内が会場となっています。
この会場の見所が「月下老人」
中国の縁結びの神様だそうです。
良縁祈願の「ながさき恋ランタン」も発売中。
良縁を祈願し、こちらに結びつけるみたいです。
ランタンの他に、赤い糸を結び付けて祈願する「赤い糸のお守り」というのもあって、こちらは100円でした。
アーケードを出ると、外はすっかり暗くなっていました。
雪は止んだようで、とりあえず良かった。あのまま吹雪に発展したら、くじけて帰るとこでした。
続いて、一番のメイン会場(だと思う。)の新地中華街会場へと向かいます。
新地中華街会場
商店街から中華街までは、徒歩で5分程度。
中華街の北門前を流れる銅座川の上では、ピンク色のランタンが灯されていました。
やっぱり、ランタンは夜に本気を見せてきますね。
こちらは、長崎新地中華街北門。
暗くなったことも相まってか、北門前は今までの会場よりもだいぶ人出が多かったです。
北門前のランタンたち。


北門から南門に向かって、中華街を歩いて行きます。
両側にずらっとお店が並んでいます。
角煮まんとか、ハトシとか手軽に食べられるものも多いので、食べ歩きするにはもってこい。
「もってこい」で思い出したのですが、長崎の有名お祭りの一つ「長崎くんち」の掛け声が「モッテコーイ」です。
「アンコール」という意味だそう。
昨年長崎スタジアムシティで行われた福山雅治さんのライブで、お客さんから「モッテコーイ」と掛け声がかかり、知らなかった私の脳内では「持ってこーい」と変換され「え?何を?どこに?」と疑問に思ったものです。
長崎くんちも行きたいお祭りの一つです。
はい、脱線しました。今はランタンフェスティバル真っ只中でした。話し、戻します。
行列もできているお店もありましたが、寒い中並ぶのは嫌だし、そもそも食べ物の為に並んで待ちたくない性分なのでパス。
でも、誰もいないお店もそれはそれで・・・という事で、たまたま通りがかった適度にお客さんがいるお店でホットクを購入しました。(写真ないけど。)
ホットクって、韓国のお菓子では・・・?と思ったんですが、意味は「中国の餅」
中国から韓国に渡った人が考えたものらしいです。
温かいものを食べて、胃はあったまったのですが、中華街の端っこでじっと立って食べていたので、寒かったです。
結果、体のぬくもりはプラマイゼロでした。
湊公園
中華街の南門を抜けた先にあるのが「湊公園」
ここにも多数のランタンがあり、またステージも設置されていました。
中国にまつわる人物のランタンが並ぶ中、何故か浦島太郎の乙姫さんがいました。




小僧のランタン多め。
公園の両脇に出店が並んでいたのですが、その上にもびっしり並ぶランタン人形たち。
秋元康プロデュースなら、恐らく名前は「オランダ坂48」
公園内を写真撮りながらウロチョロしていたら、ステージでエイサーが始まりました。
見学していたら、またまた雪が降り出しました。
雪国の気温の中、長崎で開催されている中国のお祭り会場で、沖縄のエイサーを見るという、まさに
文化交流のちゃんぽんや~
獅子舞い的なのも出てきた。
最後はお客さんも混ざって、みんなで狂喜乱舞(というほど、激しいものではなかったですが。)
もしも私に、指笛の技術とリズム感があったなら、率先してカチャーシー踊ったのに。
(指笛はおろか、口笛も吹けません。リズム感は、母の胎内に置き忘れてきました。おかげで弟はダンスが特技。)
楽しむ皆さんを遠巻きに見ているだけでしたが、大満足でした。
ただし、30分間見入っていたおかげで、すっかり体は冷えました。
中華街会場から5分ほどの距離に唐人屋敷会場があったので、そちらにも行こうかと一瞬思ったのですが、寒さで断念。
寒波の中のランタンフェスティバル見学は、2時間で活動限界が訪れました。
そして、この判断が正解でした。
中華街からホテルまでは徒歩約10分の距離。
Googleマップ師匠を頼りに歩いていたら、突然雪と風が強くなりだして、プチ猛吹雪。(それは果たして強いのか、弱いのか。)
寒いっっっ!!
溢れ出る心の叫び。
急いでホテルに帰りたい!あれ?この道真っ直ぐ?え?右折?え?ここどこ?
えーーーーーーーーーーん、迷ったーーーー
寒いよーーーーーー!!!
辛すぎて、目の前にあったファミマに一旦避難。
結局、この日も晩御飯はコンビニで購入。それで充分です。
今の最重要事項は、1秒でも早くホテルの部屋で温まること。
徒歩10分の距離、Googleマップを見ているのに何故迷子になれるのか、毎度の事ながら自分の方向音痴度合いに呆れます。
スマホを見るために出している手が冷えて、痛すぎてちぎれるかと思いましたが、何とか無事にホテルにたどり着くことができました。
フロントの方が「おかえりなさいませ」と声を掛けてくださったのですが、顔がこわばってて声が言葉にならず、ふがふがとしか言えませんでした。(モンスターか。)
最後は散々な目に遭いましたが、前日ハウステンボスで見たイルミネーションとはまた違う、ランタンの温かみのある輝きで彩られた長崎の街は、とっても素敵でした。