えちこの旅ブログ

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笠間稲荷神社で日本一の歴史を誇る「笠間の菊まつり」を鑑賞

水戸黄門漫遊マラソン出場前日に、茨城県の笠間を観光。

マラソンメインの旅行なので、それに日程を合わせた訳ではないのですが、たまたまこの日(10月26日)から「笠間の菊まつり」が開催されていました。

笠間稲荷神社をメイン会場に、数スポットで多種多様な菊の花を鑑賞できます。

なお、ブログの進みが遅く、気づけば12月。菊まつりは11月24日で終わっています。あしからず。

笠間稲荷神社へのアクセス

・JR笠間駅から「かさま観光周遊バス」に乗車 「笠間稲荷神社前」バス停下車

・JR笠間駅から徒歩約20分

※JR笠間駅前にレンタサイクルもあり。

前回のブログで書いた通り、私は駅前の観光案内所で愛車のレンタサイクルをゲットしたので、自転車こぎこぎして神社までやってきました。

駅から神社までは約1.5キロ。自転車だと10分程度で行けます。

菊まつりが開催されていなくても、元々笠間稲荷神社には必ず行こうと思っていました。だって、笠間を代表する神社ですから。ご挨拶しないと。(誰に?)←神様に。

笠間稲荷神社について

創建は651年、孝徳天皇の時代。

前回ご紹介した坂東三十三所巡礼の札所「正福寺」も同年の創建で、孝徳天皇の勅願所となっていました。

そんな古くから、笠間と奈良に繋がりがあったんですね。

御祭神は稲荷神社なので、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)

日本三大稲荷の一つとして、信仰されています。

こう聞くと、後の2つを調べずにはいられません。

が、「三大稲荷」には諸説あり、京都の伏見稲荷大社は稲荷大社の総本宮なので必ずその一つに挙げられるのですが、その他はこちらの笠間稲荷神社、愛知県の豊川稲荷、佐賀県の祐徳稲荷神社、岡山の最上稲荷など、多数候補があるようです。

ほな、もう「三大稲荷」とか特別枠作らずに「全部素晴らしい稲荷神社どすえ~」って仲良く肩並べといたらええがな。

100年以上の歴史を誇る「笠間の菊まつり」

今回笠間に行くにあたり、ネットで調べていて初めてこの菊まつりの存在を知ったのですが、今年でなんと第117回!非常に歴史のあるまつりでした。

日本で最も古い菊の祭典で、明治41年(1908年)、笠間稲荷神社の宮司を務めていた塙嘉一郎さんが、日露戦争によって荒廃した人々の心を慰めるため、神社内に農園を開園したのが始まりだそうです。

関西住まいの私にとって、菊まつりと言えば「ひらかた大菊人形」が最も印象に残っています。

ひらパー兄さんでお馴染みの「ひらかたパーク」で、昔菊人形展をやっていて、幼少期の私は、その人形が怖くて怖くて、まともに見ることができませんでした。

遠き過去、昭和時代の思い出です。

笠間稲荷神社境内のフォトスポット

大鳥居

笠間稲荷神社の入口となる大鳥居。

2016年10月竣工とのことで、新しい鳥居です。

鳥居前は門前通り商店街となっており、様々な飲食店が並んで賑わっていました。

アンブレラスカイ

大鳥居をくぐると、こちらのアンブレラスカイ通り。

両サイドには、小鉢に植えられた小さい菊の花が飾られています。

菊の花は、大きい花より小さい花が好き。

いつからでしょう。人が「映え」スポットを作るため、上空に傘を吊るすようになったのは。

菊花手水

花手水で有名な神社には、美術センスに優れた方がお勤めなのでしょうか。

だってどのような花を、どれぐらい浮かべるか、ちゃんと考えないとこんなに綺麗に美しいデザインにならないと思うんですよね。

絵心を母親のお腹の中に放置して誕生してきた私にはできない芸当です。

稲荷神社なので、もちろんお稲荷さんがいます。

菊人形

私にとってトラウマ的存在の菊人形。

今年の大河ドラマに合わせて、紫式部と藤原道長。

・・・いや、やっぱり大人になっても怖いんですけど。何でなんでしょう。人形が菊を纏うと凄く不気味に感じるんですけど。

菊を着て、菊造りをする人。

楼門

楼門前の両脇には菊で造った「菊」「まつり」の文字。

小さい菊、可愛らしいと思うのですが、あまり近づくとぞわっとします。集合体恐怖症なもんで。(・・・あれ。今更だけど私、菊の花、結構苦手なのかもしれない・・・)

楼門前に駐輪スペースがありました。

ここまで自転車で入っていいと知らず、神社近くの駐車場の隅に100円で停めて来ました。

拝殿

昭和35年の竣工。両脇の「菊まつり」の提灯の文字、渋いです。

拝殿周辺にも菊の花が展示されていました。

ただ陳列するのではなく、デザイン性を持たせて並べているので写真撮影するのも楽しいです。ただ、やはりちょっとゾワゾワします。(この何とも言えない気持ち、集合体恐怖症じゃない人には全く伝わらないんでしょうね・・・)

拝殿の両脇にいたおキツネさん。

恐らく、これも菊で出来ているんだと思いますが、まだ開花していなかったので、ただ顔がジムキャリーばりに真みどりなだけでした。

その他、境内を彩る菊の花々

矢印も菊。でも、ちょっとまだ咲いてない。

綺麗に咲いていたものをご紹介してきましたが、実際には、まだまだこんな感じで未開花の花も多かったです。

10月末でもまだまだ暑かったですからね。そのせいで、翌日のマラソン絶不調でした。

ただ、その分、長きに渡って菊まつりは楽しめたのではないでしょうか。知らんけど。

期間限定「栗」御朱印

せっかく菊まつりに来たのだから、菊まつりの御朱印にしようかと思ったのですが、結局デザイン性に惹かれて購入したのはこちら。

9月1日から限定で販売されていた栗の御朱印。初穂料1,000円。

笠間は栗が有名。観光案内所には栗のスイーツマップも置いてあったぐらい、モンブランなど栗スイーツのお店も沢山あります。

何を隠そう、私、ケーキの中でモンブランが一番好きです。あ、いやタルトも好き。チョコも好き。結局甘い物なら何でも好き。

どこかでモンブラン食べようかなーと思ったんですが、翌日にマラソンレースを控えていたこともあり、我慢しました。

でも、結果的に全くいい結果が出なかったので、だったらもう、モンブランでも栗饅頭でも、何でもかんでも食っておけば良かったと後悔しています。

www.kasama.or.jp

「かさま歴史交流館 井筒屋」で続100名城のスタンプゲット

こちらも菊装飾スポットの一つですが、ご覧の通り見事に咲いていませんでした。

ただ、ここには菊を愛でに来た訳ではありません。

お目当ては、こちら。

続100名城の一つ「笠間城」のスタンプを押しにきました。

坂東三十三所巡礼と、菊まつりと、城スタンプ押印が1か所でできてしまいました。素晴らしい所です、笠間。

ちなみに、笠間城は山城のため、翌日の大会に向けて体力を温存するべく、今回お城には行きませんでした。

ただ、こちらの井筒屋の2階が無料で入れる歴史展示室になっており、笠間城についての展示もあったので、そちらでお勉強だけしておきました。

続100名城はこれで62か所目。(今回は登城していないけど)

100名城と合わせると、まだ54か所残っています。

全制覇できるのは、いつになることやら。

www.kasamaidutsuya.com

おまけ

前回ご紹介した正福寺の御朱印所で会えるにゃんこ。

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可愛いから、今回も登場させてみた。