前回に引き続き、今回も埼玉のお城訪問回顧録。
今回ご紹介するのは、映画化もされた和田竜さんの小説「のぼうの城」の舞台、忍城です。
訪問日:2019年12月8日
忍城へのアクセス
・秩父鉄道「行田市」駅より徒歩約15分
・JR高崎線「行田」駅から、市内循環バスに乗車。バス停「忍城址・郷土博物館前」下車すぐ
忍城の歴史
忍城は、15世紀に成田氏によって築城されたとされるお城。
1590年に起こった豊臣秀吉と小田原北条氏との戦いの際、2万3000人もの石田三成の軍勢に水攻めにされましたが、小田原開城まで持ちこたえ「浮城」と呼ばれました。
この水攻めの戦いの様子を描いたのが、小説『のぼうの城』
映画では、領主の成田長親(ながちか)役を野村萬斎さんが演じているんですが、正直小説とイメージが違い過ぎて・・・
個人的には、映画よりも小説の方が好きです。
城内の見どころ
行田市郷土博物館&御三階櫓
こちらに続100名城のスタンプが設置されています。
デジカメの調子が悪く、写真ピンボケ・・・
「のぼうの城」のゆかりの地マップがありました。
博物館では、水攻めの戦いに関する資料の他、古代の行田の紹介として埴輪や土器の展示もありました。
埼玉は、古墳が沢山あることでも有名ですよね。さきたま古墳群にも行きたかったのですが、この時は「さいたま国際マラソン」を翌日に控えていたので、お城のみの訪問に留めました。
その他、江戸時代から始まったとされる足袋製造についての展示もありました。
行田の足袋と言えば、こちらは池井戸潤さんの小説でドラマになった『陸王』です。
んが、私このドラマ見てなかったんですよね・・・ランニング趣味のくせに・・・
足袋でランニングと言えば、『陸王』よりも『いだてん』の印象が強いです。(そっちは見てた。)
行田の足袋に関する施設は、日本遺産に登録されています。
足袋にご興味ある方は、ゆかりの地巡りをぜひ。
この資料館と、本丸跡に再建された御三階櫓がつながっているので、そのまま櫓内に入ることができます。(櫓単体の入館は不可でした。)
途中、何か音楽と人の声が聞こえてきたので、音のする方を上から覗いてみたら・・・
武将隊による演武が行われていました。
お客さんと一緒に踊ってました。このお客さんたち、やたらみんな上手に踊れていたのですが、常連さん・・・?
櫓内も展示室になっていたのですが、博物館と違いこちらは暖房が効いてなかったので、寒さのあまり長居できず、サクサク~っと展示品を見て、上の展望スペースへ。
富士山見れるの???
いや、もう曇ってるし、そもそもピント合ってないしで全然分からんわ。
体が完全に冷え切る前に、櫓内から退散。
博物館の外に出て、城内を散策します。
こちらが外から見た櫓。
この手前で、先ほど上から見た武将さんたちが、お客さんと記念撮影タイムしてました。
横目に見ながら、私が見たい櫓の角度はこれじゃねーと引き返す。
そう!これ!
忍城と言えば、紹介されるのはこの姿!
一旦博物館から外に出て、お堀沿いをぐるっと回ったら辿り着きました。
城内もこじんまりしていますし、多く遺構が残されてる訳でもありません。
博物館の資料見て、この外からの眺め写真に収めて、城巡りは終了。
この他、外堀だった大沼跡が水城公園になっていたり、水攻めの遺構の石田堤が一部残っている箇所も離れた場所にありますが、
ま、ええか・・・と。
先ほど紹介した写真の点線部分が推定石田堤。右下の緑線が石田堤現存部。
また今度近いうちに、古墳巡りをしに来よう!と思ってから早5年。いまだ、行田市には再訪できていません・・・
利用案内(行田市郷土博物館)
※忍城跡は終日見学可。
- 入館料:一般200円 大学・高校生100円 中学・小学生50円
- 開館時間:9:00~16:30(入館は16:00まで)
- 休館日:月曜日(ただし、祝日場合は開館)、祝日の翌日(土日の場合は開館)、毎月第4金曜日(企画展中の場合は開館)、年末年始
続100名城のスタンプ帳 公式ガイドブック